不登校復活の道(ブログ)
60 詰まらない 詰まらない
60 詰まらない、詰まらない、
2021.10.19
長男が学校へ行かない理由を言いました。
長男:
「次男がいない時しかDVDが見れないから学校休む」
まだ学校いかなきゃ、ていう意識はあるのか?
長男:
「でもお母さんが一日中教室に居たらいく」
私:
「分かった居るよっ」
長男:
「・・・」
私:
「お母さん一緒に居るから行こうか」
長男:
「行かない」
「・・・」
「本当に嫌だ」と泣き出しました。
「自由な学校に行きたい」
休みたい理由はもう言いません。
長男:
「学校休む」
「学校休む」
「行きたくない」
「学校休む」
私:
「嫌なんだね」
長男:
「ずっと嫌」
学校自体が嫌いなんだ、この子。
理由はきっと無い。
詰まらないだけだ。
上の姉:
「ワガママで嫌なら泣かないと思う。泣くのは、レイジーな嫌ではなくないか?無理させない方がいい気がするよ」
「詰まらないって言うの?」
私:
「うん」
上の姉:
「詰まらないって言ってるけど、まだ心が学校に行く一歩を踏み出せる状態じゃないんじゃない」
私:
「ずっと嫌だった、詰まらないって言ってる」
「授業も前は楽しかった。英語も先生変わって詰まらないって」
下の姉「何か決定的な嫌なことがあった訳ではない?詰まらない、を理由にしてる?」
上の姉「学校に関する嫌なイメージが複数重なってない?」
下の姉「授業や先生が楽しければ行けそうな気もしない?」
私 「結局嫌なことあったら行かなくならない?」
「社会出られないよね・・・」
私 「学校行ってないのに元気に走り回って次男も幼稚園行かないって言うし耐えられない」
上の姉:
「今は長男君は、心が正常じゃないと思う。正常な思考じゃないよね?今の詰まらないとか。正常になれば、元の姿に戻ると思うよ」
私:
「退屈に耐えられなくて異常になったんじゃないの?」
「家庭でのストレスがきっと根っこだよね。治るのか?」
上の姉:
「おそらくまずは薬じゃない?小学生だから飲ませたくないけどかなり変わるみたいよ」
下の姉:
「病院で何が最善かアドバイスくれるはずだよ」
私:
「どうしよう、小3で人生終わるか」
上の姉:
「何か見つかるわ」
私:
「凄い不安になってきた」
「本格的に行かない」
「全く行かなくなっちゃった」
「どこか別に行く学校決まってれば気持ちが楽になる」
「探さなきゃ!」
59 祖父母との旅行(奈良)
59 祖父母との旅行(奈良)
2021.10.17.18
今日から1泊2日で親族で奈良へ旅行予定です。
朝、バタバタ支度をしていると長男が
「漫画14冊持って行く」
と言い出しました。
私:
「は!!!」
「新幹線だよ」
長男:
「持って行く!」
私:
「重いよ!」
長男:
「いいよ」
私:
「絶対お母さんに持ってって言わないでよ!」
「ありえない」
{もー、と言う目で息子を見る}
あー、出かける前からいちいち面倒臭い子!
長男:
「布団も持って行く!」
私:
「何言ってるの!それは本当に無理!やめて!」
そんなやり取りを何度かくりかえし、なんとか出発出来ました。
私は朝から訳の分からない事ばかり言う長男にイライラしていました。
新幹線駅で姉達と合流すると気も紛れ、子供達も可愛がって貰えるのでご機嫌でした。
長男は至って元気で荒れ狂う事もなく昔の子供らしい姿でした。
次男とも喧嘩をしません。
祖父には不登校の事を伝えていませんでしたが気が付かない程元気でした。
わがままも言わず、何一つ困る事もなく1泊2日を終えました。
帰りの新幹線駅で長男が祖父と話していました。
長男:
「おじいちゃん、僕もっと旅行したい!」
「もう1日泊まりたい」
祖父:
「そっかー、楽しかったな。でも長男君明日学校だからな、また来ようね」
数メートル先からでも分る程長男の表情が曇りました。
あ・・・、明日も行かないんだな。
もう行かなくていい。
そう思う時が増えていました。
明るく元気な姿を見ると
不登校なんて気のせいで、学校に行くのではないか?
と期待してしまいます。
2つの気持ちが私の中で行ったり来たりしていました。
今私はこの子にどんな対応をするのが正解なのだろう。
明日は起こすべき?
どの位の熱量で「学校だよ!」と言うべきなのだろう。
行かない。を受け入れた先に何があるのだろう。
また明日から相談所巡り、学校(居場所)探しだ。
一気に気持ちが暗くなりました。
楽しい時間を過ごしていても胃の辺りにいつも鉛がある様な嫌な感じが取れません。
旅行2日目の朝、食事をしている時母親が話しかけてきました。
母親(祖母):
「何があったの?」
「絶対何かあったんじゃないの?」
「あんた、なんか傷付く事言ったの?」
私:
「うん・・・分からないけど」
「私が何か言ったんだろうね」
「私のせいなんだと思うよ」
母親:
「絶対そうだと思うよ」
私:
「・・・うん」
私はその後1人で部屋に戻りました。
何とも言えない孤独さと苦しさでしばらく涙が止まりませんでした。
58 総合医療センターの予約
58 総合医療センターの予約
朝、朝食を食べている主人に話掛けました。
私:
「総合医療センター予約取れたよ」
主人:
「何の話?」
私:
「え・・・」
「月曜の2時から予約開始で、最後の砦だからって言ったよね?」
主人:
「電話する事なんて頭の片隅にもなかった」
私:
「関係ない人にまでお願いしてるのに?」
主人が私を見てムッとしました。
私は、ありえない。親族がこんなに協力してくれているのに、何でこの人だけ蚊帳の外なの?
必死さが無さ過ぎる。
最悪な気分でした。
私は何も言わず、冷めた目で主人を見ました。
2021.10.18(月)
この日は祖父母、3人の子供達、私、私の2人の姉と奈良へ行きました。
以前から約束しており長男の様子から当日まで行けるか分かりませんでしたが
長男は張り切って出発しました。
月曜の14時。
総合医療センターの予約開始時間です。
旅行中ですが絶対に電話して予約を取らなくては!
姉2人、姉の旦那さんも協力してくれて皆で電話しました。
上の姉 121回掛けて全て話し中。
下の姉 89回掛けて全て話し中。
姉の旦那さん 13:55分に掛けて「5分前なので受け付けられません」と言われる。
その後14時から何十回掛けても繋がらない。
私 79回目に繋がり予約が取れました。
2週間後の11月1日に予約が取れました。
主人にも頼んでいました。
電話をかける事すら頭に無かった事に言葉では言い表せない様な失望感がありました。
病院の名前すら知らなかった・・・
なんで・・・。
なんでそんなに必死じゃないの?
57 育て難い息子達
57 育て難い息子達
久々に幼稚園時代のママに会うと、こんな事を言われました。
ママ:
「長男君、女子の間で可愛い可愛いって人気だよ」
「給食食べるのが遅くて可愛いーーー♡って」
3年生になってすぐでした。
私:
「えー、そうなんだ。あの子給食あまり食べないらしいね」
そう言えば担任の先生も
「かわいいので頭ヨシヨシしておきました」
と行き渋りの時に言っていたな。
長男は可愛がられるのはバカにされていると捉えるタイプだ。
絶対に喜ばない。
それも病気?
プライドが高すぎるの?
連日の休みで顔つきは良いけれど、学校嫌いは相変わらずでした。
とにかく自由になりたい。
女子が嫌。
授業つまらん。
そればっかり。
今までは我慢をしていたのだろうか?
ストレスを抱えきれなくなってしまったのだろうか?
学校嫌いになる大きな出来事があったのだろうか?
何だろう?
「休みたい」と言えた事は良い事なのだろうか?
主人は忙しく家にいない。
いても自分の事をしているのであまり会話をしない。
よく姉に気持ちを話していました。
私:
「正直ほんと疲れるよ」
姉:
「常に不快が無ければ穏やかだけど、それでは困るよね」
私:
「困る」
「ストレス無しで生きていけない!」
「人のせいにばかりして逃げていたら生きていけない!」
姉:
「社会に出たら、ストレスまみれだもんね」
「長男君は、わがままではなく病気がそうさせてると思うよ」
「療育すれば適応出来る様になっていくんじゃないかな」
昔からからずっと育て難い。
2歳半からだ。
次男が生まれて数か月後からとにかく大変な子でした。
家族が振り回される。
神経を使う。
とにかく譲れない。
あの子は特性が強い。
私は長男との相性が悪すぎる。
寮に入れて価値観を変えさせないとやばい!
漫画を読むページ数まで次男より多くなければ許せませんでした。
あーー、面倒臭い。
フリースクールも行かなかったら地獄。
総合医療センターは何を指導してくれるのだろうか?
どんな対応が良いのか教えてくれるのだろうか?
穏やかな子になるの?
あの子はカウンセリングをきっと受けない!
受けるはずがない!
受けない子をどう指導するの?
相談した全ての箇所で、前例無し、難しい。
解決策が分からない。
それしか言われない!
次男も特性がありそうだしな・・・
主人か私、どちらかの遺伝子なのだろう。
嫌すぎる!
息子達は2人共プライドが高すぎる!
長男は病的だ。
負けず嫌いの一言では済まされない。
次男も困り事がどんどん増えていました。
・人目を気にしすぎる
・コミュニケーショ能力が低い
・遊戯をやらない
・究極の人見知り
・幼稚園の廊下で寝っ転がっている
髪を切るのですら「笑われる」「嫌だ」と一苦労でした。
爪も切った後の感触がいやだ!と切らせてくれません。
次男が長男を真似してなのか、食事を出しても
次男:
「これは食べたくない」
「こんな物要らない」
「嫌がらせかよ」
「ふざけるな」
と言い出しました。
私は、これ、作り直していいの?
思いやりのない子にならないの?
長男の真似なの?
私はどう対応したらいいの?
もう、どう対応していいのか分からず途方に暮れる日々でした。
次男は半年後に1年生です。
万が一登校出来なかったら、どうしよう。
56 運動会
56 運動会
「運動会は行く!」
何度も何度も聞いた言葉です。
2021.10.16
当日は意地でも布団から出ません。
私:
「運動会、行くんじゃなかったの?いいの?」
長男:
「あー、腕が動かない」
「体が動かない」
起きてから
長男:
「あれ、運動会は?行きたかったのにー」
私:
「まだ、かけっこには間に合うよ」
長男:
「・・・」
私:
「行くなら付いて行くよ」
長男:
「・・・」
私:
「一緒にいく?」
長男:
「・・・」
自分は悪くない。起こさなかった私が悪いのだと主張しています。
かけっこで一番早い子達のチームだけど、少しの差で負けたらしい。
「あーでこーだったから負けたけど、俺のが早い!」
負けず嫌いだから、負ける位なら走りたくないのかな。
負けず嫌いが病的だな、、、
プライドが高すぎるのだろうか?
人生疲れそう・・・
最近学校行ってないから周りの目を気にしてるの?
行くかもしれないと運動会用のお弁当を作ってありました。
悲しくて虚しいなー。
55 線引きの難しさ
55 線引きの難しさ
最近の長男の雰囲気を見ていて、私は、
もう、サッカーへは行かないのだろうな・・・
学校と繋がっている事は全部無理なんだろうな・・・
別の学校のサッカーならいけるのかな・・・
と思考を巡らせていました。
私は以前よりも長男の心に寄り添う感じで話しかけるよう心掛けていました。
私が長男に、
「学校もサッカーも行きたくないなら無理して行かなくていいんだよ」
と言うと長男から笑顔が消えました。
そんな長男の姿を見て私は、
よほど嫌なんだな・・・
今までよく行ってたな・・・
女子を異常に嫌がっていた・・・
とにかくうるさい!!!!と言っていたな・・・
と不登校の原因を無意識に探っていました。
学校をお休みしていても長男は思い通りにならないと不機嫌になりました。
そんな長男を見て、私はこんな感情を抱いていました。
・もともとが難しい性格なんだろうな
・わがままな子なのだ
・わがままにならない様に!わがままにならない様に!!そこを1番気を付けて育ててきたのに
・持って生まれた物なのだろうか
それでも長男は、学校に行っている時よりはとても落ち着いていました。
前よりはマシだから。
黙って耐えていよう。
朝から夫婦で協力して良い雰囲気で過ごすよう心掛けていたけれど、
私はいったいこの子にどんな対応をしたら良いのだろう。
そんな事を考えていると、長男と次男が突然喧嘩を始めました。
長男が、次男に向かって、
「ソファーどけっ」
と怒っています。
長男はDVDを見ていました。
機嫌の悪い長男が次男を思い切り蹴飛ばしました。
次男が大泣きし、主人が次男を別室へ連れて行きました。
長男は別室でDVDを見ている次男に対して、
「ずるい!ずるい!俺にも見せろ!!!」
と叫んでいます。
次男は長男に怯えながら泣いていました。
主人は長男に、
「長男はDVD見てるんでしょ?」
と言いましたが、長男は、
「そんな事関係ない!ずるい!ずるい!次男だけずるい!」
とわがままを言っています。
私は毎日毎日繰り広げられるこのDVD争いにうんざりしていました。
私は長男に、
「皆んなで見れないDVDなら今後は絶対買わないで」
「この部屋は家族の場所だから」
「あなただけの部屋じゃない!!!」
と怒りました。
私のその言葉に長男はますますヒートアップしました。
長男が、
「うるさい!」
「どけって言ったらどけ!」
と言い次男を更に蹴りました。
私は、黙っていました。
すると長男が私に向かってきて、私が突き指するほど大暴れしました。
私はもう言葉がでず、無気力で、黙っていました。
長男は黙っている私に向かって。
「黙ってんじゃねーよ」
「何か言えよ」
「テメー!!!」
と叫んでいます。私はそれでもただただ黙っていました。
長男のこのわがまま行動に対し、
「いくら何でもわがまますぎる!!!!」
「お前がどけよ!」
と普段温厚な主人が激しく怒りました。
長男は、
「うぅぅぅ」
と歯を食いしばって泣いていました。
長男は泣きながら私をクッションで何度も何度も殴り、蹴り続けました。
彼は収まらない怒りをどこにぶつけたら良いのか分からず荒れ狂っている感じでした。
主人が、
「今回のはただのわがままだよね。学校へ行く行かないとは関係ない」
「このまま今の態度を許したら、あの子は人間じゃなくなる」
「おかしいだろ!あんなの!なんなんだよ」
と呟いていました。
それでも私からすると暴れ方は以前よりもマシになっていました。
学校は行かなくてもよいけれど、ダメな事はやはり注意しなければいけない気がする・・・。
しばらくすると、主人が気持ちを切り替え長男をテニスに誘いました。
主人が長男に明るく、
「長男!テニス行こーよ」
と誘うと、長男は、
「急に普通に話しかけてんじゃねーよ」
「自分勝手だな」
「いらつく」
と答えていました。
私は
この子はわがままだなー。
わがままだから学校で色々耐えられないんだろうな。
外では言いたい事言わないから疲れるんだろうな。
ストレス感じると暴力的になる脳の造りなんだろうな。
私は常に、長男の行動に対し、どこまで許してよいのか分かりませんでした。
「線引き難しい・・・」
54 続く学校(居場所)探し
続く学校(居場所)探し
2021.10.15
長男が学校へ行っていた時、我が家は戦場のようでした。
その時と比べると、今はとても平和でした。
私には行き渋りで暴れた時の長男と、今の落ち着いている長男が同じ子とは思えませんでした 。
子供の人格が変わる程の場所に行かせ、学力をつける事に何にいみがあるのだろう。
学力が付いたとしても子供の精神が崩壊してしまうのではないか?
精神科に通えばはストレスに耐えられるよう様に療育してくれるのだろうか?
薬を飲ませたら治るのかな?
学校へ行った日と、休んだ日で顔が全然違うな。
と私は長男を観察していました。
頑張って公立通わす事は正解なのか私にはよく分かりませんでした。
振り返ってみると、小1、小2、小3、と全ての学年で身体が動かなくなる程長男はメンタルを壊していました。
その日は祖母が来ていた事もあり、長男の機嫌はとても良かったです。
私は公立小学校は諦めよう、と思い学校(居場所)を探していました。
長男が毎日何もせず家にいるなど、到底受け入れる事ができませんでした。
40キロほど離れた姉の家の近くに、オルタナティブスクールがありました。
私はその学校に興味を持ち、姉に、
「お姉ちゃんちの近くのオルタナティブスクールいいね!」
と連絡していました。
長男の不登校を心配していた姉は、
「オルタナティブスクールのブログ読んだ?考え方が凄く良いよ」
と教えてくれました。
私は、
「この(別の)学校も滅茶苦茶いい!距離が300キロ先だから無理だけどここなら絶対あの子行く!」
「引っ越そうかな」
「多分倍率高い 」
「とにかく行き先決めたい」
「私が公立の教育方針に疑問が湧いてきちゃった。もう行かなくていいわ」
「人間極限になると慣れるね」
「行き先見つかったら不登校になって良かったと思える日が来るかも」
「この学校はあの子にぴったり!しばらくゆっくりさせて数年後に入れてもいいし」
「不登校じゃなくても入れたい位いい学校」
「公立より全然いい!生きていく為の勉強って感じ」
「全寮制なんだよね。寮はまだ可哀想かなー」
「問い合わせてみようかな」
「順番待ちならその間地元のフリースクール楽しめばいい」
と、とにかく長男をどこかへ通わせようと学校を探していました。
色々な学校を調べておこう!
公立中学校のブラック校則もきっと嫌がる。
長男は自由な学校ならきっと伸びる。
きっと行ける。
行きたいって言うかな?
人間力が育ちそうだなー。
公立型に嵌められるしな。もう嫌だな。
人生のいいタイミングで壊れたのかも!
中々入れない学校だから、入れるまでは繋ぎで色々やっていればいいか。
主人が久々の穏やかな雰囲気の我が家に
「おばあちゃん来てから平和だし、家族全員の顔つきが全然違うありがとう」
その夜、主人が私に言いました。
「長男が連日休む様になってからの様子、顔つき。次男、娘、私に対する態度を見ていると子供が笑っていられたらいいと思えるね。 元気で笑って心身健康なら、なんとかなる。
学校行く事から開放されて、健康になったらまたゆっくり考えていこう」
と言っていました。
私も、まだ心に引っかかるものはありましたが、同じ意見でした。
きっと、甘やかしではない。
あの子が笑える様に寄り添う覚悟が出来てきたのかな。
少し気持ち楽になってきたのかな。
学校行ける様になっても自由のない学校で
幸せなの?
再発しないの?
1.2.3年全部で体調不良を訴えた。
きっとまた行けなくなる。
不登校について調べると、
H25年小学生274人に1人が中学37人に1人が不登校
H30年小学生144人に1人が中学27人に1人が不登校
長男。中学絶対アウトでしょ!!!!
行ける訳ないでしょ!
長男のお陰で夫婦仲も少し改善されました。
いがみ合っていても意味がない。
子供を傷付けてはいけない。
仲良くはないけど、話はしなくちゃ。
子供の前で仲悪いのは良くない。
せめて、子供の前では普通に接しよう。
長男は協調性に乏しい、その反面自分を持っている、しっかりした子なのだ!
長男が楽しく通える学校を探さなくては!!!
53 フリースクールって何?
53 フリースクール?
フリースクールって自由?
フリースクールが何かを私は知りません。
ニュースで、不登校が過去最多、コロナ禍も影響している様子と流れてきました。
学校へ行けない子が通える施設が増えている。
そんな事を言っていました。
意識を向けると新聞には不登校記事だらけ。
息子はコロナが無ければ不登校になっていないのだろうか?
しばらくの間マスクを嫌がり装着できませんでした。
自由がいいならフリースクールがいいかな?
そもそもフリースクールって何するの?
今の学校の別室とかで教えてくれないのかな?
当時私は支援級、通級、保健室登校、放課後登校等一切知りませんでした。
通っていた学校は通級がありましたが学校側から提案は一度もありませんでした。
学校関係で働いている姉から教えてもらい知りました。
学校の話題になると
「全身痛い、怠い、身体が動かない」と言います。
行かない事に慣れてきて初期の衝撃より気持ちは楽になっていました。
行かない事に慣れてきちゃった!やばいやばい!!!
でもやっぱり不安!
担任が変わっても行かないのだろうか?
4年になり嫌な女の子がいなくなれば行けるの?
今心を病んでるから治すのが先?
とにかく長男は自由になりたい
自分のペースで動きたい
嫌な事はしたくない
じゃぁ公立は無理じゃない?
誰かが長男の事を
「活発」
「友達が多い」
「学力も普通」
「手先が器用」
「運動能力あり」
発達障害には見られないケースと言いました。
私には発達障害の知識がありません。
言われたら
「へー、そうなんだ・・・違うんだ」
心が落ち着いたら元気になるのかな?
どうやったら心が落ち着くの?
学校を連日休むようになってから目つきが穏やかになり
弟妹への嫌がらせも減りました。
荒れ狂いません。
もう不登校男子楽しもうかな。
ここで私が暗くなったら益々悪化しそう。
ただ道は探さないといけない。
どんな学校があの子に合っているの?
どこなら行けるの?
難しい・・・
私自身が浮き沈みしていました。
長男が以前よりは荒れ狂わない。
母が助けてくれて子供全員と関わる事が出来る。
長男が無気力ではない。
ここ数日よく笑う。
なんだか平和で私の気持ちにゆとりが出来ました。
学校でストレスを溜め暴れて泣きじゃくっていた。
家族にストレスをぶつけ家庭がぐちゃぐちゃになっていた。
弟妹が殴られ、聞くのも苦しい言葉を投げかけられていた。
家庭を壊してまで学校へ行く事に何の意味があるのだろう?
しがみ付くべき事なのだろうか?
行かない事は不安だけど、「皆同じ」が嫌いな非凡な子なのだ。
何かを見つければ良いのではないか?
もしフリースクールも行かないと言ったらどうしよう。
休む事が当たり前と勘違いしない様、さり気ない声掛けはしていこう。
水曜日だけやっている近所のフリースクールに行かせよう。
他の日はやりたい事習わせて。
なんとか心身健康に過ごしてほしい。
でもあの子は動かすのがほんと難しい。
2年の2月末から1か月間心身の不調があった。
たった半年後にまただな。
季節の変わり目だからか?
フリースクールは学力つかなそうだなー。
どうやって学力付けているのだろう。
さすがに小3卒は将来やばいだろ!
近所で元気に子供あそんでるなーーー・・・
声が聞こえるなーーー・・・
辛いなーーーー!!!!!
52 学校(居場所)探しを始める
学校(居場所)探しを始める
2021.10.14
長男が私をみて、
「今日も明日も休む」
と言いました。
楽を覚えだしているのかな・・・
私が何も言わずにいると、長男は
「土曜日の運動会は行くっ」
と言い出しました。
その言葉を聞いて、ホットする反面、私はこんな事を考えていました。
・前は1日休んだら次の日は行けてたな
・連続して休む様になってきたな
・当たり前に行かない感じだな
・不登校が悪化して1日も行かない子になるのかな
オンライン授業を提案してみました。
私:
「オンラインなら、誰にも会わずに勉強出来るよ」
長男:
「うるせーババアがいるから、寝れない!」
と言い別の部屋へ行きました。
要するに拒否です。
24時間息子といるのは無理 !!!
本当につらい、明るい感情がゼロだ!
ダラダラダラダラして太っていく息子を見ていられない。
イライラしてしまう。
相談所に行っても言われる事は毎回同じです。
・初めてのケース
・前例がない
・解決策が分からない
・困りましたね
・精神科を受診しましょう
本当なの?
そんなに稀なケースなの?
1人はいるでしょ!
うちの子が初なの?
誰か教えてよ!
私はもう 「学校へ行かせよう」とは思わない日が多くなりました。
その代わりに「行き先を探そう」 という気持ちになっていました。
今の学校が合わないのだ。
毎日行く所さえあれば良い気がする!
小学校はキッパリ諦めて中学から全寮制でもいい 。
色々な学校を探し始めます。
「学校に行きたくない子天才が多いらしいよー」
「自由な学校見つけて通ったら天才になれるかもよ!」
と言って長男を導こうかな 。
聞くかな?
凡人だけど何とか前向きにしないとな。
幼稚園の先生もそろばんの先生もとても周りを見ている子。
空気を読む子。
賢い子だからと言ってくれました。
良い学校を見つけたらスイッチが入るかもしれない。
出来る事を試し試し見つけるしかない。
不登校児に特化した所ないかな。
きっとあの子にはこの学校がいい!
ここなら行けるかも!
遠すぎて大変だな。
毎日ある学校がいいな。
弟妹のリズムを狂わせずに私だけで送迎出来る学校はどこだろう?
行先探しを始めました。
次男も自由な学校がいいかもしれない。
あの子は集団が苦手だ。
今日も学校は休みましたが別の学校の友人とサッカーをしていました。
1日1つでも楽しめたら今はいいのかな。
学校はもう諦めよう。
でも行き先がないのは不安。
毎日家に居るのは私がもたない。
行き先さえ有ればもう今の学校はいい。
自由な学校で本人が気に入れば逆にチャンスかもしれない。
枠に嵌められず良い子育てが出来るかもしれない。
問題は本人が行きたがるか。
通える場所に良い学校があるか。
学校に行っていない日は落ちついていました。
学校がそれ程ストレス?
落ちついてる時は次男を虐めません。
夜長男が話かけてきました。
私の目は見ません。
長男:
「明日も休む」
私
「・・・」{まーいいや}
学校探しでネットを検索しまくります。
学校結構あるな、どこも良さそう。希望が見えてきた。
4年生でクラス替えしたら、すんなり行けるかもしれないしな。
そんな子も結構いるって聞くしな。
このまま6年生まで行けなかったら、中学は難しい?
調べると6年生で不登校の子の88%は中学でも不登校です。
もう行く雰囲気はありません。
今もずーっと行かないって言っています。
日に日にいかなくなってる。
明日休んだら今週は1日しか学校へ行けていない。
学力、全く、つかないな。
学校に行っていないからか不思議なほど、落ちついていました。
2日後の10月16日は運動会です。
足の速い長男はいつも楽しみにしていました。
今年は無理なのかな・・・。
51 少しだけ穏やかな日
少しだけ穏やかな日
2021/10/14(木) 就寝時
就寝時長男が天井を見つめながら呟きました。
長男:
「学校嫌すぎる」
「学校嫌すぎる」
「学校嫌すぎる」
呪文のように言っています。
私:
「そうだね、本来学ぶ事は楽しい、新しい事を学ぶのは楽しいのに、 楽しいと思わせる事が出来ない学校が悪い」
私:
「寝るぞ」
長男:
「予告状を書いて弓矢で学校へ飛ばす」
「爆破してやる」
そんな事ばかり言っています。
私は全て適当に返していました。
私:
「予告状書いている時間無駄だよ」
「爆破したいなら、まず、母親からね」
「罪のない人にやらないで!」
「人に迷惑掛けるなら、まず産んだ母親にして」
長男:
「それは嫌だ!」
私:
「誰か楽しい話しして!夢だけでも楽しみたい。寝よ!」
2年生の時1日の楽しかった事を話してから寝ていました。
「今日はどんな事がありましたか?」
と聞く私に長男は毎日のように
長男:
「嫌な事は無い」
「考えても無駄だから」
「楽しかった事は全部」
「給食美味しかった」
「お母さんのご飯が美味しかった」
「2重跳び80回跳べた」
嫌な事は一切言わず、プラス思考でした。
私:
「お母さんに怒られたのは?」
長男:
「あ、忘れとった」
そんな感じでした。
最近、毎日毎日次男と娘を虐める姿を見ると「もーーー!!!(怒)」
と思ってしまうけれど長男が可哀想でした。
長男は今怒りに満ち溢れている。
薬を飲めば治るのだろうか?
11月11日、26日も別の病院の予約を取っていました。
どこで良いアドバイスを貰えるのか分からない。
出来るだけ多く話を聞こう。
私が納得できる話が聞ける場所が見つかるかもしれない。
小児科では、まず頭に腫瘍が出来ていないか調べる。
その後心療内科に移る。
と言っていました。
私が遠方に相談に行く際2歳の娘を連れて行けない為実家の母が来てくれました。
母が居てくれる事で少し気持ちが楽でした。
娘を寝かしつけてくれる。
家事が片付いている。
長男以外の子供に関われる。
長男にもしっかり関われる。
長男も祖父母が大好きな為落ち着いていました。
久しぶりに少しだけ穏やかな日でした。
私は毎日何度も心の中で決意します。
・私が暗くても、明るくても、行く時は行くし、行かない時は行かない
・明るくしていよう
・笑っていよう!
何度も覚悟を決める
何度も挫折する
継続が出来ない。
気力が続かない。
全く食事を取っていなかった私に母が
母:
「とにかくご飯食べなさい」
私:
「うん」
母:
「食べなよ」
私:
「・・・」
「もー、分かってるって、もう誰も私に何も言わないでよ」
「これ以上頭の中に何か入れたくない!今は何も言わないでよ」
脳にこれ以上何の情報も入らない。
誰も、何も注意しないでよ!
始めて感じた感覚でした。もう、何も頭に入れたくない。
心配する母の言葉さえ聞きたくない程、私には余裕がありませんでした。
嫌でもやって来る日々の生活を必死にこなしていました。