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55 線引きの難しさ

55 線引きの難しさ

 

 

最近の長男の雰囲気を見ていて、私は、

もう、サッカーへは行かないのだろうな・・・

学校と繋がっている事は全部無理なんだろうな・・・ 

別の学校のサッカーならいけるのかな・・・

と思考を巡らせていました。

 

 

私は以前よりも長男の心に寄り添う感じで話しかけるよう心掛けていました。

 

私が長男に、

「学校もサッカーも行きたくないなら無理して行かなくていいんだよ」 

と言うと長男から笑顔が消えました。

 

 そんな長男の姿を見て私は、

よほど嫌なんだな・・・

今までよく行ってたな・・・ 

女子を異常に嫌がっていた・・・ 

とにかくうるさい!!!!と言っていたな・・・

と不登校の原因を無意識に探っていました。 
 
 
 

学校をお休みしていても長男は思い通りにならないと不機嫌になりました。

そんな長男を見て、私はこんな感情を抱いていました。

 

・もともとが難しい性格なんだろうな

・わがままな子なのだ

・わがままにならない様に!わがままにならない様に!!そこを1番気を付けて育ててきたのに

・持って生まれた物なのだろうか
 

 

 

それでも長男は、学校に行っている時よりはとても落ち着いていました。 

前よりはマシだから。

黙って耐えていよう。
 
 
 
  
朝から夫婦で協力して良い雰囲気で過ごすよう心掛けていたけれど、 
 

私はいったいこの子にどんな対応をしたら良いのだろう。
 

 

  
そんな事を考えていると、長男と次男が突然喧嘩を始めました。 

 

長男が、次男に向かって、

「ソファーどけっ」 

と怒っています。

長男はDVDを見ていました。 

機嫌の悪い長男が次男を思い切り蹴飛ばしました。

次男が大泣きし、主人が次男を別室へ連れて行きました。 

 

長男は別室でDVDを見ている次男に対して、

「ずるい!ずるい!俺にも見せろ!!!」 

と叫んでいます。

 

次男は長男に怯えながら泣いていました。 

 

主人は長男に、

「長男はDVD見てるんでしょ?」 

 と言いましたが、長男は、

「そんな事関係ない!ずるい!ずるい!次男だけずるい!」

とわがままを言っています。

 

 

私は毎日毎日繰り広げられるこのDVD争いにうんざりしていました。

 

私は長男に、

「皆んなで見れないDVDなら今後は絶対買わないで」 

「この部屋は家族の場所だから」 

「あなただけの部屋じゃない!!!」 

 と怒りました。

 
私のその言葉に長男はますますヒートアップしました。

 

長男が、

「うるさい!」 

「どけって言ったらどけ!」 

と言い次男を更に蹴りました。

 

 私は、黙っていました。

 

すると長男が私に向かってきて、私が突き指するほど大暴れしました。 

 

 

私はもう言葉がでず、無気力で、黙っていました。

 

 

長男は黙っている私に向かって。

「黙ってんじゃねーよ」 

「何か言えよ」 

「テメー!!!」

 

と叫んでいます。私はそれでもただただ黙っていました。

 

長男のこのわがまま行動に対し、

「いくら何でもわがまますぎる!!!!」 

「お前がどけよ!」 

と普段温厚な主人が激しく怒りました。

 

長男は、

「うぅぅぅ」 

と歯を食いしばって泣いていました。
 

 

 
長男は泣きながら私をクッションで何度も何度も殴り、蹴り続けました。 
彼は収まらない怒りをどこにぶつけたら良いのか分からず荒れ狂っている感じでした。


 
 
主人が、

「今回のはただのわがままだよね。学校へ行く行かないとは関係ない」 

「このまま今の態度を許したら、あの子は人間じゃなくなる」 

「おかしいだろ!あんなの!なんなんだよ」

と呟いていました。
 
 


それでも私からすると暴れ方は以前よりもマシになっていました。 

学校は行かなくてもよいけれど、ダメな事はやはり注意しなければいけない気がする・・・。
 
 

 
しばらくすると、主人が気持ちを切り替え長男をテニスに誘いました。

 

主人が長男に明るく、

「長男!テニス行こーよ」

と誘うと、長男は、

「急に普通に話しかけてんじゃねーよ」 

「自分勝手だな」 

「いらつく」 

 と答えていました。


私は 

この子はわがままだなー。 

わがままだから学校で色々耐えられないんだろうな。 

外では言いたい事言わないから疲れるんだろうな。 

ストレス感じると暴力的になる脳の造りなんだろうな。 
 

私は常に、長男の行動に対し、どこまで許してよいのか分かりませんでした。

 

「線引き難しい・・・」