2023年11月の記事一覧
93 理想の家庭像
93 理想の家庭像
子供を産む前、私には理想の家庭像がありました。
みんな仲が良く、自分の部屋には行かず、リビングに家族が自然に集まる家庭。
そんな理想がありました。
居心地の良い子供部屋を与える事にも、抵抗がありました。
実際、私自身が、そんな家庭で育ちました。
主人は真逆です。
皆、個々に部屋にいる。
家族でも、相手の事に立ち入らない。
そんな家庭で、主人は育ちました。
主人にとって、自分の部屋がない、と言うのは、
【死に値する】
と、言っていました。
それほどに、1人の時間、空間が必要な人です。
私たち夫婦は、育った環境も、もっている価値観も違い過ぎました。
私は、何かにつけて、自分の描く理想像を持ちすぎていました。
長男に関しては、
引きこもりは怖い。
それでも、一人部屋を作り、落ちつく空間を用意し、ゲーム類を並べる棚を作り、長男だけの場所を作ろうかな。
と、考えはじめていました。
理由は、幼い下の子達まで、ゲーム漬けになる事は、絶対に嫌だからです。
長男の部屋を作り、そこでゲームをしてくれたら、下2人への影響は少なくなる。
2歳の娘が、長男の物を触り、怒られることもなくなるはず。
リビングに長男がいないので、私のストレスも減るはず。
もう、好き放題やらせよう!と覚悟しつつありました。
92 強い嫉妬心
92 強い嫉妬心
2021.10.月下旬
長男が、夜中に枕を殴っていました。
私が、
「何してるの?」
と聞くと、
長男は、
「妹を殴ってた、あいつ思い出すと、むかつく、見るだけでイラつく」
・・・
妹が不在にも関わらず、ずっと妹の文句を言っていました。
嫉妬なの?
以前、幼馴染み3家族で、海外旅行に行きました。
帰宅後、私が、「またいきたいね!」と、言うと、
長男は、「嫌!お母さんが、ママ達と話していて、僕と話さないから、嫌」
と言いました。
その旅行で、私は長男と沢山遊んでいました。
長男も、友人たちと、毎日毎日、大はしゃぎで遊んでいました。
小さい頃は、弟を抱っこする事を許さず、可愛がられる妹を虐める。
幼少期、毎日外へ連れ出し遊んでいた事を、
「楽しかった?」
と聞くと、
「楽しかった」
「でも、お母さんは、弟といたよね」
「弟を抱っこしていて、僕とは遊ばなかった」
「僕は、お母さんと遊びたかった」
「だから、楽しかったけど、寂しかった」
「お母さんは、僕と遊ばないから、悲しい」
と言いました。
どうしたら、この子を満足させられるのだろうか?
91 藁にもすがる思い
91 藁にもすがる思い
一般的な相談所には行き尽くし、どこも、解決策を教えてくれないと気が付いた私は、
・家から1時間以上かかり、1時間7000円の占い
・中々予約の取れない1回5000円の姓名判断(印鑑屋)
・1時間10000円のオンライン不登校相談
手当たり次第、自分を安心させてくれる場所、を探し求めました。
占いでは、
・発達障害と健常児の境界線
・18歳の頃には落ち着く
・異常に負けず嫌い
・弟と同じ習い事で競争させない方がいい
・気が小さすぎる
・学校は嫌いじゃないけど、周りの目を気にしすぎ
・学校には行かないんじゃないかな、この子?
・気持ちを表現できないから、楽器などで感情表現させて
と言われ、
「やっぱり、発達障害なんだ!」
「やっぱり、病的に負けず嫌いなんだ!」
「やっぱり、感情表現が苦手なんだ!」
と、信じ込みました。
姓名判断では、
・一筋縄ではいかない子
・この、漢字が良くないんだよね、改名する?
・印鑑つくるとお守りになるよ
と言われ、印鑑を作るか検討し(結局作ってません)
1時間、10000円のオンライン相談では、 大学生のお兄さんとゲームをする事で、心が解けて、少しずつ回復するパターンもある、と言われ。
「1時間10000円か!回復するなら安いな!」
と、訳の分からない金銭感覚に陥り、 全ての事を真に受け、頭の中で、何が何だか分からなくなっていました。
今考えると、馬鹿らしいのですが、当時はまさに【藁にもすがる思い】 で、全ての事が、息子に当てはまる様に感じ、全ての事を試してみたいと思っていました。
それ程に、私は、正常の様で、正常ではなかったのだと思います。
そして、そんな私を止める人もいませんでした。
90 安心感の生まれ方
90 安心感の生まれ方
子供の気持ちに耳を傾けていると、可愛いな、と思えてきました。
次男が生まれてからの子育ては、ただただ大変でした。
楽しみながら子育てをしてはいませんでした。
「楽しませなきゃ!」と、思いながら子育てしていました。
私は子供が嫌いなのかな? と思う事もありました。
お義母さんは遠方に住んでいる為、年に一度しか会いません。
コロナ渦もあり、3年ほど会っていません。
優しく、芯の強さを持っているお義母さんは、
「不登校はどうでもいいよね、まず、親が元気になることよね」
と、私に言ってくれました。
真面目で、一生懸命な私の母は、私よりも心配そうでした。
「どうしたらいいんだろうね」
「困ったね」
「大変だね」
母は、孫の不登校のことも、その事で精神的に不安定になっている私の事も、すごく心配してくれていました。
上の姉はいつも、
「絶対大丈夫だよ。分かるもん!」
と、在宅ワークのパソコンに集中しながら、カラッとした感じで励ましてくれました。
「私、あんまり外さないよ」
「根拠はないけど、長男君は大丈夫だと思うよ」
大変な人生経験をしている姉が、重くなく、軽くもなく、
「大丈夫、大丈夫!」
と言ってくれると、私の情緒が安定しました。
その反応から、学びがありました。
「子供も同じ心理なのかな?」
「大丈夫だよ!」
と信じてくれる人といると、安心するのかな。
私は、子供に、安心を与えて育ててきただろうか?
気持ちを受け止め、包み込むように子育てしていただろうか?
私の不安、怒り、苛立ちを、子供達に伝染させてはいなかっただろうか?
・・・
圧倒的に後者でした。
89 医療センターの日
89 医療センターの日
2021.11.1
出発直前まで、どう長男を連れて行くか考えていました。
結局、寝ている長男を抱っこし、車に乗せ強行突破です。
朝早かった事もあり長男は車中、ずっと寝ていました。
到着し、寝ている間に手続きを済ませました。
呼ばれる5分前、
頭がボサボサで、寝ぼけた長男を、診察室前に連れて行きました。
長男:
「は?」
「なに?」
「どこ、ここ?」
「・・・」
診察の時間になると、畳の部屋に通されました。
主治医の精神科医、臨床心理士、学生の様な臨床心理士さんも2人いました。
日当たりが良く、ポカポカした部屋で問診が始まりました。
私が、予約時に記入した問診票は6枚。
事細かに幼少期の発育歴を書く欄がありました。
こんなこと、覚えていない!という質問がほとんどです。
それを、ペラペラめくりながら、主治医の先生が長男に話しかけました。
主治医:
「長男くん、はじめまして」
長男:
「・・・」
主人の腕を掴み「何これ?」
主人:
「ん?」
主治医:
「長男くんのこと、色々教えてもらおうと思うけどいいかな?」
長男:
「嫌だ」
「怠い」
「つまらない」更に強く、主人のうでをつねりました。
主人が、
「痛たたた・・・」
と身体をひねっていました。
長男は、
「ねー、なにこれ」
と言い、私を睨みつけ、部屋から出て行きました。
心理の先生が別室で心理検査をしようと長男を誘いました。
長男は、断固拒否し、
「病院内にいるのも嫌だ!」
と言い、主人と外へ出かけました。
私だけ、部屋に残りました。
長男が部屋にいた時間は数分です。
主治医 :
「本人、無理ですね・・・」
主治医の先生は、問診票にかかれた発育歴を一つ一つ確認し始めました。
今の状況を話そうとすると、主治医の先生は、こう言いました。
・問診票に沿ってこちら(主治医)が質問をします
・時間内に、全ての質問が終わらない可能性が高いです
・今の状況を聞く時間はありません
・次回は12月3日
・その日は問診票の質問の続きをします
・発育歴を分析します
・偏りのある性格を、どう組み込み、上手く付き合っていくか、の指導になります
ただただ、問診票に書いた内容を、主治医が確認し、その日は終了しました。
長男は、親への不信感を露わにしていました。
主人は、
「ここ意味あるの?」
と、私に聞いてきました。
「私が知りたいわ」
と言いたい気持ちを抑え、
「有名な病院だから、きっと解決策を教えてくれるはずだよ」
と言い、帰路につきました。
あれ程待ち望んだ医療センターも、結局意味がないの?
解決策どころか、今の状況も話せませんでした。
長男は、
「2度と行かない!」
「絶対行かない!」
と、断固拒否しました。
次は1か月後、、、
結局解決策は分からない。
もう、克服ママの方法を実践するしか選択肢がないじゃん!
88 キャンプ場にて
88 キャンプ場にて
2021.10.30.31は海辺のキャンプ場に行きました。
子供にペースを合わせると、出発予定の8時半から大幅に遅れ、昼過ぎになりました。
行き道、主人は長男にゲーム解禁を伝えました。
約束事は、特にしていません。
長男は大喜びでした。
次男は、「僕は?」と、複雑な顔をしていました。
長男は頭の中がゲームに支配されていました。
海の見える、そのキャンプ場で、ずっとゲームの話をしていました。
長男:
「お母さん!」
「お母さん!」
「これ知ってる?」
「これは?」
「売ってるんだって、知ってる?」
ゲームの話しかしません。
一呼吸もおかず、話しつづけます。
エンドレスです。
その日、ネット購入したのは、
・3DS本体
・DSのソフトは8個
購入後も、
「これ欲しい。」
「これも欲しい。」
と、ネット画面を見せてきました。
当時、長男が欲しがったゲーム機は、なぜか3DSでした。
良かれと思い、我慢させてきた反動なのだろうか?
自制できない病気なのだろうか?
次男は火で遊んだり、子供らしく楽しんでいました。
長男は、ケビンの押入に閉じこもり、ずっとスマホでDSのソフトを探していました。
主人も、
「取り憑かれてるみたい、なんか怖いね・・・」
と言い、顔が引き攣っていました。
「これも」
「これも」
と言い続ける長男の姿は、私を不安にさせました。
今までの頑張りは、何だったのだろう。
何の為に、頑張って我慢させてきたんだっけ?
しんどくても、暑くても、寒くても、毎日外へ連れて行った日々は無駄だったのかな?
長男の会話に相槌を打っていましたが、この先どれ程ゲームに没頭するのだろう、と言う不安と、永遠に続く同じ話にうんざりし、私は席を外し、1人で海を見にいきました。
肌寒い日で、暗闇の中で聞こえる波の音が心地よく、脳内のもやもやを消してくれるようでした。
繰り返し、繰り返し、ずっと、同じ話をしているな。
相手の気持ちは考えないのだろうか?
その日は、ログハウスの鍵を開けるのは僕のみ!
と決めているようでした。
鍵を、絶対に誰にも渡しません。
あー!いちいちめんどくさい!
帰りの車の中で長男はご機嫌でした。
「ゲーム買ったら、友達とゲームの話出来るなー。」
と嬉しそうでした。
それを聞き、私は後で主人に、
「やっぱり、ゲーム話題についていけなかったことが、大きい原因なんじゃない?」
と言いました。
主人は、
「最初から言っているけど、原因探したり、理由探す事に意味はない。根っこだと思うよ。」
と言っていました。
私は主人の言ったその意味を、あまり深く理解していませんでした。
87 得体の知れない不安感
87 得体の知れない不安感
2021.10月下旬
遠足の日以来、長男は、ずっと怠そうでした。
身体を引きずりながら歩いている事が増えました。
ことある毎に「遠足に行きたかった。」と言い、昨晩は夜中まで泣き続けました。
次の日、お昼近くに起床した長男に、
「次男と公園いくよ!」
と、誘いましたが行きませんでした。
「youtubeを見てみたい!」
と言うので、パソコンを渡し、次男と出かけました。
その日が長男にとって、初めてのyoutubeだったはずです。
18時過ぎ、帰宅すると、出発時と同じ体勢でパソコンを見ていました。
机に置いた食事には、手を付けていません。
うわぁ、6時間ずっと見ていたんだ・・・
当時の私にとって、6時間は信じられない程長い、デジタル時間でした。
克服ママとのラインを、繰り返し、繰り返し、読んでいました。
落とし込め!落とし込め!と熟読し、イメトレしていました。
少しずつ脳に馴染み、だいぶ覚悟ができてきました。
ゲームで満たせば、下の子に暴力を振るわないかもしれない!
そしたら、娘と暮らせる!
「学校に行かなくても、大丈夫なんだ!」
と、割り切ると、楽になりました。
楽になったり、急に不安感に襲われたり、その繰り返しでした。
自分が、何に囚われているのか、よく分かりません。
何に対して不安になっているのだろう?
なぜ、学校に行って欲しいのだろう?
そもそも、何の為に学校って行くんだっけ?
私は一体何を求めているのだろう?
この、得体の知れない不安感はどこから来るのだろう?
そんな疑問が頭の中に浮かび始めていました。
86 覚悟が出来ない
86 覚悟が出来ない
学校(居場所)探しは継続していました。
当時の私はこんな事を思っていました。
・電話応対が良かったオルタナティブスクールがいいな
・3ヶ月以内に募集があるかもしれないと言っていたな
・3ヶ月か・・・すぐだな、焦るな
・専門家の話を聞き公立はあの子には向かないと判断しよう
毎日ラインで相談する私に姉は:
・内容は良さそうだけど、通学が大変じゃない?
・不登校が始まって1ヵ月しか経っていないし、まだ様子見でよくないかな?
・少しずつ前進していることない?
・その件も医療センターで相談してみてはどう?
と助言してくれていました。
長男はゲームを買ってほしくて私を竹でずっと叩いていました。
そんな長男の姿を見て私はこう感じました。
・ゲームを与えるタイミングを逃してしまったな
・小さなうちから自由にゲームをさせておけばよかったのだろうか
・長男の目が怖いな
・叩かれていて、痛いな
先日相談した息子さんを不登校から克服させたママに相談しました。
ママが私に教えてくれたのは、次のような事でした。
・行き渋りが始まった頃、布団にくるまり、起きてこない息子を叩き起こし、「学校へ行け!」と、怒鳴りつけていた
・息子はどんなふうに育ち、どんな子になるのか震える程不安だった
・パパからは、まずは心を満たすため、ママは、本人の望みを全て叶える様、アドバイスがあった
・パパのアドバイス通り、どんな要望も快く聞き続けた
・アドバイス通り、要望を叶えれば、いずれ良い子になるのでは、と期待があった
・要望を聞き続けたら、エスカレートするだけではないのか、と不安もあった
・継続した結果、1年半後、中2の夏休みに本人から「学校へ行く」と、言い出した
・不登校開始から2年経過した、中3始業式から宣言通り復学した
・ゲーム依存症になってもいい、と割り切ろう
・わがままを聞き続けても、わがままにはならない
・子供は愛されている、大切にされている、何でも気持ちを聞いてくれる、決めつけられない、等を永遠にやっていると変わりだすよ、身をもって体感したよ!
克服パパは、育児について、次のような考えをもっていたそうです。
・本人の意思を尊重しよう
・気持ちをしっかり聞いてあげよう
・嫌がる事はやらせないようにしよう
・ママは本人の要望を全て受け入れる様に
・どんな無理難題でも絶対に聞こう
・聞く事で、親は自分の気持ちを大切に受け入れてくれていると感じるはず
・子供はどこまで親が許すのかを試している
・要望を聞く事はしばらくお金が半端なくかかる
・それでも、全て要望を聞く様に
・学校は行きたいなら行った方がいい
・行きたくないのなら行かなくて良い
・無理に行かせても余計に学校が嫌になるだけ
・心を壊し仕事まで出来ない大人になる方が困る
・本人が行きたくなるまで待とう
克服ママの話を聞いても、半分以上、消化できず、次のような心配が沸き起こってしまいました。
・永遠にこのまま?
・1、2年の間だけ。高校は行く。等未来が見えていたら平気
・本人も8歳、下の子達への影響が気になる
・長男に相談しながら約束は作りたい
・昼間ずっといるので、長時間ゲームと言われそう
不安な気持ちを話すとママはこう言いました。
・同じように思った時がある
・完璧に過保護にした子だけが満足し、納得し立ち直っている
・約束を守らせる事は意味がない
・自分で決めさせ、自分で動かす事が重要
私は実家近くに引っ越したい事を伝えました。
理由は以下です。
・不安定な3人の子供達としっかり向き合って育児する事が限界
・長男がインターホンが鳴ると激しく怯える
・長男が転校したいと何度も訴えている
・サポーターが居る事で私自身が安定する
・助けてもらえば子供達が健やかに育ちそう
それを聞いたママはこう助言してくれました。
・夫婦が離れるのは反対
・自分のせい!となり兼ねないよ
・お父さんが大好きなら尚更良くない
・ただし、ママ(私)のメンタルが限界なら優先順位を考えるべき
・踏ん張れるなら夫婦は一緒が良い
私はぼんやり、こんな事を思っていました。
長男は友達もゼロになるしな・・・
引っ越すなら4月から次男小学校入学のタイミングに合わせたいな
家を買っちゃった!しまった!
娘の幼稚園、次男の小学校、長男のフリースクール、実家近くを調べ始めました。
どれ程克服ママの話を聞いても私は完全自由にする覚悟がなかなか出来ませんでした。
85 身近な人たちの意見
85 身近な人たちの意見
主人に、克服ママから、過保護にすると良い、と言われた事を伝えました。
伝えた時の、主人の反応はこうでした。
・過保護にする事は大賛成
・注意しなくていいなら気持ちが楽
・躾が苦手な為、むしろ嬉しい
私は、こんな事を思っていました。
・下の子への影響を、考えながらルールを、本人に作らせなければ
・全て、本人に決めさなければ
・テレビやゲームを、何時間にするか本人と相談しよう
・長男以外の家族がテレビ見れる様にするにはどうしたら良いか本人に聞こう
・自己中心的な回答だとしても今は受け入れよう
・繰り返し繰り返し改善されるまで同じ質問をしていこう
・その都度考え、試行錯誤しよう
義理の母から主人に再度メッセージが届きました。
・学校は行かなくていい
・家族でゲームを楽しめばいい
・家庭を本人が生き生きする場所にする
・ありのままを受け入れる
・わがままを聞く
・信頼を取り戻す
・ほめる
・自分で考えさせる
・皆違って、それでいい
・本人希望なら祖父母宅でゆっくりする事も可
・相手を変えたければ自分が変わらなければ絶対に風向きは変わらない
・不登校の子ではなく、人間として接する
・1人の人として大切に温かく接する
・現状から決して逃げずに解決方法を2人で探す
・方向を決めたらブレずに進んで行けば必ず良い方向に向かうと思う
・頑張れ!
義理の母はいつもこんな感じでした。
とても温かく、とても優しい。
長男が学校に行かない事にも全く動揺しなかったそうです。
不登校後に出会ったどのカウンセラーよりも的を得ている気がしました。
実家の父も姉にこんな事を言っていた様です。
・とにかく、心身を壊さない様に
・不登校の件は、長男の好きにやらせたらいい
・開き直ればいい
・自信持って、好きな様にさせたらいい
・色んな人がいて当然
・辛い時はいつでも頼りなさい
・自分が壊れてしまうなら、逃げたっていい
私は環境に恵まれていました。
誰一人何故学校に行かせないのだ!
お前が甘いからだ!
わがままにさせるからだ!
等の否定をする人はいませんでした。
身近な親族全員が温かく、手助けする姿勢を見せてくれていました。
それだけで、心が軽くなりました
84 寮を薦められる
84 寮を薦められる
2021.10月下旬
姉から聞いた話です。
「臨床心理士さんの中3の娘さん行き渋り。塾は行かなくなって成績ガタ落ち。家で寝てばかりいるって。病むよ、妹さんの気持ち分かる、て言ってた」
それを聞いて私はこう思いました。
・相談に乗る側の臨床心理士さんが親でも不登校になるの?
・なんで?
・誰が解決策を知っているの?
長男は、眠い眠いと機嫌が悪く、小さい子の癇癪の様でした。
疲れ、ストレスで感情コントロールが出来なくなるのだろうか。
休日は皆んな休みだから気持ちが軽くなるようでした。
私は長男に対し、
・わがまますぎる
・無理難題の度が過ぎている
・イライラしてしまう
と、感じていました。
私が吹っ切って明るくしなければ!
先日公園で会った不登校の娘さんを抱えるママが相談先を紹介してくれました。
NPO法人の方です。
発達に偏りのある子供が伸び伸び過ごせる空間を作る活動をされていました。
旧自宅を開放しイベント等をしていました。
息子の状態を話ました。
あまり記憶にありませんが覚えている会話は以下です。
・とにかく抱きしめてあげて
・息子が発達に偏りがあり学校で虐めを受けていた
・息子は虐められている事に気が付いていなかった
・家ではいつも息子とぶつかっていた
・色々難しく関係が悪化の一途だった
・旦那は子供達が幼い頃に亡くなっている
・1人で子育てをしていたから、わーーーーっとなっていた
・息子の成績がとても良く、中学から全寮制を薦めた
・息子は気に入り、無事合格し寮生活
・以後一緒に暮らしていない
・娘からは逃げたね、と言われるが選択肢は無かった
・あのまま暮らしていたらお互い不幸だった
・あなたの息子さんも寮も考えてみたらどう?
と言っていました。
NPO法人の方の長男に対するアドバイス:
・抱きしめる
・下を殴ろうとしていても、下を庇うのではなくその子を抱きしめる
・ゲームは、、、依存症になる
・それが怖い、抜けれなくなる
・ゲームは薦めない
そんな話だったと思います。
急なアポイントだったので子供達は友人の家に急遽預けました。
NPOの方:
「工作が好きなら面白いブロックがある。息子さんと作ったら?」
と未完成のニキーチンの積み木を見せてくれました。
私はそれを購入し家に帰りました。
その日の夜息子は早速夢中になって積み木をどんどん完成させていきました。
長男:
「お母さん、出来たよ!」
「これも出来た!」
「すぐ出来るよ!簡単だよ」
「見てみて!」
次の日長男と一緒に無色だった積み木に色を塗り遊びました。
今回の相談で私はこう感じました。
・ゲームは依存になると言われた、どうしよう
・寮に入れ、子供と離れる事は私には出来ない
・あまり心の動く相談場所ではなかった
・やはり克服ママのやり方しかしっくりこない
・でも、完全自由にする覚悟も出来ない
寮を薦められたことに、主人はこう意見しました。
・寮に出したら楽だろうね
・それでも今の信頼関係のまま寮には行かせられない
・今寮に入れたら2度と長男との信頼関係は築けない
・厄介払いしてはいけない
・子供がそれを感じ取った場合修復は不可能
・元気で、本人が強く希望なら賛成
・今は違うと思う
・親との信頼関係をしっかり築く事が先
そうだよね、私も同じ意見でした。
83 学校でのゲーム話題
83 学校でのゲーム話題
2021.10月下旬
長男の学校探しは継続していました。
今は行かせたら悪化するのではないか?
時間が経ち、高学年になると行き辛くなるのではないか?
焦るな。
困ったな。
どうしよう。
長男はよくこんな事を呟いていました。
・自由な学校に行きたい
・宿題がない学校がいい
・女子がいたら、嫌だ
今はどこにも行きたく無さそうでした。
私は公立ではなくフリースクールや自由な学校が良いと思っていました。
行き渋りの時よりは荒れない。
基本穏やかでした。
学校を断絶したからだろうか?
家が平和でした。
学校に戻したくない、子供が荒れる生活はもうごめんだ!
私:
「みんな、学校でゲームの話とかするの?」
長男:
「ゲームの話しかしてないよ」
私:
「みんながゲームの話してる時、分からないよね?」
長男:
「うん、全然分からないよ」
私:
「辛くなかったの?」
長男:
「別に、全然、知らない事知れるから面白いよ」
「楽しく聞いてるけど、段々頭が怠くなって席を離れたりしていたよ」
私:
「そうなんだ、買ってって言えばよかったのに」
長男:
「言ったら買ってくれたの?」
私:
「あ・・・」
長男:
「ゲームの話は分からないから、僕折り紙頑張ってたんだよ」
「むちゃくちゃ難しいのを作っていたんだよ」
「でも、折り紙に興味を示すのなんてほんの一瞬なんだよ」
「すぐ、ゲームの話になるんだよね」
長男は一時期、毎日毎日、むつかしい折り紙を折っていました。
細かい作業が得意で丁寧に一生懸命折っていました。
友人に頼まれている様でした。
私は、今どきの、ゲームばかりしている子供ではない事を喜んでいたと思います。
娘を実家に預けてからの長男は安定していました。
全く反抗してきません。
娘が不在でも娘批判はずっとしていました。
「うざい、うるさい、ブス、デブ」
娘の事を皆が可愛がるから嫉妬しているのだろうか?
不思議と次男とは喧嘩しませんでした。
私との会話も成立しておりとても優しくいい子でした。
娘と一緒に暮らしたい。
それでも、長男を立て直すには今の環境が良いのではないか?
1対1の時間を大切にしなくては!
家では安定していましたが人に敵意がありました。
すれ違う人、同じ空間で遊んでいる人を否定ばかりしていました。
以前は優しい発言ばかりする子でした。
最近は友人に俺はあいつらのおもちゃじゃない。
近所の子が来てくれても面倒な奴が来た。
まるで別人のようでした。
学校を休む様になってから以前の様に泣き叫び荒れ狂う事はありませんでした。
私自身がしっくりきた相談相手は不登校克服ママだけです。
他の相談機関はきれい事ばかりです。
現実的ではありません。
お母さん大丈夫ですか?
それは大変ですね。
・・・
・・・
大変なのは私なのだろうか?
子供を救おうと言う熱量がないのです。
加速させない様に。
子供をどう制そうか。
どう子供を上手くコントロールしようか。
親が楽になる方法を考える。
そんな感じでした。
不登校克服ママのやり方をするしかない。
腹を括ろう。
分かっている。
それしかないはず。
82 ゲームを与えるのか問題
82 ゲームを与えるのか問題
何だか私はすごい子を産んでしまったのだろうか?
長男はゲームの事しか頭に無い。
泣いてゲームを買え!ゲームを買えしか言いません。
ゲーム依存に陥る事を恐れている私は快諾出来ずにいました。
「しね!」
「殺す」
「次男死ね!」
「殺す」
そんな言葉を永遠に言い続けています。
我慢が全然できない!
昨日はとても穏やかだったのに!
望みが叶わなければすぐに暴れ出す。
取り憑かれた様に
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
ずっと言っています。
もう・・・参る・・・
長男が、また、荒れ始めました
「馬鹿どもが」
「あほ死ね」
「死ね死ね」
物に当たり、ずっと暴れています。
精神病患者の様だな・・・と、唖然としていました。
以前相談した不登校ママに相談しました。
ママは長男の状況を聞いて、再度、アドバイスをくれました。
・ゲーム買った方がいい!
・依存の心配より満たす事に集中したほうがいい
・信頼関係をまず作る
・一時期依存するけど大丈夫
・好き放題やらせた方が立ち直り早いよ
・昼夜逆転にも意味がある
・不登校児は昼間、みんなが活動している時間帯に罪悪感で辛い
・みんな休んでいる夜は、罪悪感が無くなる
・心軽くなるんだよ!
・親がルールや躾を譲れない、夫婦喧嘩する、そんな家の子が立ち直ってない
・とにかく過保護に
・バットで液晶テレビを割る程荒れた時期があった
・裸で近所を走り回っていた!
・脱ぎ捨てる服を拾いながら追いかけてたよ
・全ては恐怖の賭け
・でも、今のままでは子供は今のままでしかないよ!
・不安でも、ゲーム買った方がいい!
・まず満たす
・何をして満たすか、は、子供が決める
・全てはそこから!
・依存したら依存したまで
・仕方ないんだよ!
・不登校だった息子はゲーム無なんてありえない!って言ってるよ
真剣に考えてくれるママの話を聞いても恐怖で覚悟が出来ません。
でも克服ママの言う通りにした方がいいんじゃないか?
ゲームをしなければ長男は永遠にコミュニティの会話に入れない 。
時間決めてやるならいいけど。
8歳の子に無制限にしてもいいの?
そんな事ばかりを考えていました。
考えても考えても答えが出ずどうにかなりそうでした。
どこかでこんな記事を目にしました。
ゲーム障害の患者数。
はっきりと分かっていませんが、厚生労働省の調査では「ネット依存」が疑われる人は成人で推定約421万人、中高生で約93万人(2017年)ネット依存の約90%はゲーム障害です。
ゲーム依存になると、親では絶対に治せません。
なるべく早く専門外来に相談しましょう。
医療センターに行く時に相談してみようかな。
克服ママが他にもアドバイスをくれていました。
・カウンセラーは理想論しか言わない
・どこに相談しても意味がない
・きれいごと、ではない
・最後は親しかいない
・実際の不登校児を毎日世話した人にしか分からない事がある
・全て本人に決めさせる
・守れないかもだけどそれでも責めずに
・その都度その都度どうしたらいいか本人に相談する
・どっぷりハマって恐怖な時期あるけどそこを抜ける
・中途半端にやると長引く
・好きにやれば心が満たされていく
・何もしていないと罪悪感、劣等感で脳が疲れる
・エネルギーが減ってしまう。ゲームで楽しければストレスが無くなり満たされる
・心が疲れない
・不登校の子は心が空っぽ、空っぽで全部投げ出した状態だよ!
・心を満タンにするしかないんだよ!
・満タンにして初めて外に目が行く!
・毎回恐怖の賭けだけど やるしかないよ!
話の内容は凄く理解しています。
それでも。私の不安は消えません。
抜け出せるの?飽きるの?
最長1日3時間を守らせたいな。
親が決めたら意味がないって言っていたな。
姉はあまりゲームに賛成ではありませんでした。
「息子の友達、ゲームで引き籠り、親に暴力の子沢山いるよ!」
え・・・
怖いな・・・
賭けか・・・
どうしよう・・・
まさかの展開だな・・・
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうしようーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
81 次男を満たしてみる
81 次男を満たしてみる
次男まで本格的に幼稚園に行かないと言い出しました。
幼稚園では毎日楽しく過ごしてるのに行きません。
長男がその頃夜寝ず次男の就寝時間も遅くなっていました。
悪循環すぎる。
次男を起しても意地でも起きません。
起きないという決心をして布団にしがみ付いています。
布団から出てこないのです。
無理やりは引きずり出せませんでした。
頑固だな。
起こそうとすると、次男は、
「うるせーーーー!」
と、睨みつけてきます。
やっと起きた!
次は、朝食の文句を叫んでいます。
食卓に用意した朝食を見て次男は、
「ベーコンエッグのベーコン少ない!」(激怒)
「黄色い部分いらない!」 (机をバンバン叩いている)
「米!」
「やっぱパン!」
「やっぱ米!」
起こす事から始まり、ひたすら感じの悪い次男にイライラしていました。
イライラする感情を抑え込み、次男に
「わかったー。」
「ベーコン沢山で新しいの作るね。」
「黄色い所、お母さん食べたい!ちょうだい!」
「教えてくれて、ありがとう。」
次男はキョトンとしていました。
拍子抜けしている様でした。
次男:
「・・・」
「新しいのはいらない!これでいい!」(怒るのが少し緩まる)
私:
「パンとお米両方置いておくから好きな方食べてね。」
次男:
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「今日、僕、1番で、幼稚園、行こうかな・・・」(普通)
と自分で服を着替え、支度を始めました。
不登校克服ママに言われた満たす。
【言う事を聞く】を次男に実践してみました。
あー、この方が楽。
でもこれでいいのかな?
楽だけどわがままにならないの?
大丈夫かな?
80 ゲーム依存症について(ネット情報)
80 ゲーム依存症について(ネット情報)
ゲーム依存症について調べました。
【ネット情報引用】
最近のゲームはとても面白い。これは、不登校とか関係なく、そもそもネットゲーム全般、とくにマインクラフトなどのヒット作はめちゃくちゃ楽しい。子どもたちはあっという間にハマってしまう。
ゲームがつまらないものであれば、子どもは自然とゲームに飽き辞める。そうならないようにゲーム会社(有能な大人たち)が嗜好を凝らして、飽きない製品を次々と開発し続けている。ゲームを好きになった子どもたちはなかなか辞められない状況が必然的に続く。
この時、学校に行かず不登校で、自宅で何のルールもなく、無制限にゲームをやれる環境にあれば、依存は必然といっても良い。
2018年に大ヒットしたゲームの一つに、「マインクラフト(通称、マイクラ)」というゲームがある。
このゲームは本当によくできている。ずっと家にいる子どもには魔性のゲームといっても過言ではない。
映像だけ見れば、荒いポリゴンみたいな感じ。いかにも普通のゲームだが、実はかなり自由性の高いゲームになっている。
ゲームをあまりやらない大人がパッと見ただけでは、「いかにもゲームじゃん。何が面白いの?」と感じるかもしれない、実際にプレーしている子どもたちにとっては、彼らの欲望を満たしてくれる仕掛けがたくさんある。結果病みつきになる。
実際にハマっている子どもたちの中には、寝食を忘れ、徹夜でゲームの中の建築業に打ち込むほど熱中できるゲームシステムになっている。(徹夜は一人でなく、友達と一緒に夜通しで建築でき、スゴイ世界になっている。)
そういったネットを通じての楽しい時間を、ゲーム友達たちと昼夜一緒に過ごし、彼らはかけがえのない充実感を得ている。
マインクラフトを例にした時のゲームで得られる充実感
・達成感
・仲間意識
・皆で一緒に感情を爆発させられる
・自尊心
⇒本来、これらの欲求は現実社会でのみ満たされるもの。しかし、これがゲームだけで満たされてしまう。余計に現実社会に戻りたくなくなる。(まるで充実した部活動に所属して活動しているかのような感覚が得られる。)
このように、最近のゲームというのは、昔のゲームのように「終わり」が設定されていないことが多い。ネットを介して全国の同じ趣味を持つ人たちと交流しながら取り組むことができ、学校に行けず、外にコミュニティを持たない不登校・ひきこもりの子にとっては依存する要素しかない。
依存する要素しかないって書いてある!
マイクラも!
どうしよー!
長男はもう頭がゲームの事しかありません。
79 公園にて
79 公園にて
今日は公園に来ました。
公園に行くと幼稚園時代のママと長男の同級生の女の子がいました。
私:
「あれ?学校休み」
ママ:
「違うよ、~ちゃん、学校行けてないの、GW明けから」
私:
「えーー、うちの子もだよ」
ママ:
「そうなんだ!」
私:
「~ちゃんは元気なの?」
ママ:
「元気になってきたよ」
「前は全く笑わなかった」
「それでも私は手を引っ張ってでも連れて行こうとしてたよ」
「無理やり裸足で車に押し込んでた」
「そんな事を繰り返してたら、全く笑わなくなって、最後は食事中に顔面蒼白して吐いちゃったの」
私:
「・・・そっか」
ママ:
「それで、あ、もう駄目だ、これ以上は無理しちゃだめだって」
「旦那さんも、行かせるな!って」
「旦那さん今海外だから、電話でしか状況話せないんだけど」
「そこから全く行ってない」
私:
「じゃー、もう半年くらいだね」
ママ:
「そう、どこに相談行っても何にも解決しないから、今は私とゆっくり過ごしてる」
私:
「そうなんだね。暴れたりしなかったの?」
ママ:
「全く」
「ただただ無」
「本当に無」
「固まってるって感じになっちゃった」
「表情が全くない」
私:
「心配だよね」
ママ:
「そうだね、、、慣れてきたけど、たまにうぅぅぅって気分になる」
私:
「わかりすぎる・・・」
ママ:
「でも、~ちゃん昔から私から離れられないんだよね」
「幼稚園後の公園でもいつも私と遊ぶんだよね」
「長男君滅茶苦茶皆と走り回ってたことない?」
「なんで、この子は友達と遊ばないんだろうって凄い思ってた」
「今は担任と合わないみたい」
「なんか、発表があって、その発表の順番が来る、順番がくる、嫌だ!みたいなのがスタートみたいなんだけど」
「発表終わっても行けないよね」
「友達に会えないとかは全然ないんだよ」
「でも、遊ぶ元気がないかな・・・」
不登校結構いるんだな・・・。
帰り道に長男は私に
「俺は今ずっとズル休みしてるから」
と、呟きました。
ずる休みと思っているんだ・・・。
公園に居る間、長男は全然笑いませんでした。
表情がキツく、柔らかさがありません。
知り合いに会うのを嫌がるので、遠方の公園に行きました。
夕方頃同年代の別の学校の子供たちが元気に遊び始めました。
長男の顔つきがかわり
「ウザい」「うるさい」等言い出しました。
昔はあの中に当たり前に長男の姿があったのにな・・・。
78 ゲームを与える選択肢
78 ゲームを与える選択肢
主人もゲームを今与える事に抵抗がありました。
何か別の方法はないか?とオンライン授業のプログラミングを探していました。
ゲームを与える事への主人の意見はこうです。
・オンラインプログラミングなら時間決まっており、良いのではないか?
・長男は自分(主人)の脳と似ているので、危険
・はまってしまう
主人がゲームの話をすると長男はゲームの質問しかしなくなりました。
ずっとゲームの話を続けています。
私はこんな不安こ抱えていました。
・今始めるのは怖い
・ゲーム依存になったら大変
・学校行っていたらいいけど
・一日中ゲームはありえない
・長男の頭の中はゲームだらけだ
・引き籠り加速してしまう
・与えなきゃ回復しないのだろうか
・家にずっといる、ゲームを買ったら依存になるのではないか
・どうしたらいいのだろう。難しい
覚悟が出来ません。
次男にゲームを与えるのかも悩みの種でした。
・次男も話題に入れない思いをするのはよくない
・次男にも与えるべき?
・本人が買ってと言うまで買わなくていいのではないか?
・買ってと言ってくるだろうか?
・次男はまだ年長さんだ
・早い気がする
・長男と同じ思いをさせたくない
・欲しいと言われたら考えればいいのか?
もう、どうしよう。
どうしたらいいんだろう?
ゲームが欲しいか次男に聞いてみました。
次男:
「あー、まー、やりたいかな」
姉は反対していました。
「ゲームで不登校の子、今めっちゃいるよ」
「今与えたら危険すぎない?」
「せめて時間制限したら?」
「8歳だから、流石に無制限はやばくない?」
えーーーーーーーーーー。
ゲームしたくて不登校になっちゃうのーーー!
このタイミングでゲーム渡したら不登校克服できなくない?
でも、渡さなかったら克服してもまた話題に入れない!
もーーー、どうしよーーーーーーーーー。
77 遠足
77 遠足
明日は遠足です。
2人で中華料理屋さんでご飯を食べていました。
私は恐る恐る長男に聞いてみました。
私:
「遠足どーする。」
長男:
「行きたいな。」
私:
「バス、仲良しの子の隣にしてくれたらしいよ。」
長男:
「でも皆んなに何て言おう。」
「おばあちゃん家に行ってたって言おうかな。」
私:
「じゃおやつ買いに行く?」
長男:
「、、、」
「無駄になっちゃうかもだから。」
私:
「無駄になってもいいんだよ。」
長男:
「買いに行かない。」
私:
「そっか。」
結局おやつは買いに行きませんでした。
遠足の日もお休みしました。
その日の夜中、長男は突然泣き出しました。
長男:
「遠足行きたかった、遠足行きたかった、」(号泣)
怒りをぶつける様にウーウー唸りながら泣いています。
布団をグーで叩き涙がぽたぽたぽたぽた布団に落ちていました。
長男:
「人生なんて何にも楽しくない。」
「もう嫌だ、死にたい。」
そんな事を叫びながら1時間程泣き続けました。
言葉が見つかりません。
背中をさすりながら私は、
「そっか。」
「行きたかったね。」
しか言えませんでした。
十分泣き、落ち着くと長男は、
「ゲーム買えば楽しいかも。」
と泣き腫らした顔で言いました。
ん?それを伝えたかったかな?
私:
「そうだね!」
学校に行かなくなったタイミングでゲームを始めるのは怖いけど、買うしかないかな・・・。
76 壊れ行く夫婦関係
壊れ行く夫婦関係
長男を友人の家まで迎えに行かなくちゃ。
お泊りしたからお礼にお昼ご飯買って持って行こう。
あーお洗濯もまだだ。
サッカー観戦のお弁当を作らなきゃいけないな。
えっとー、DVDも返さなきゃいけないーーー。
娘が遊んでって纏わりついてるな。
遊べないなーーー。
あー、お迎えに間に合わない。
急がなきゃ!
主人は奥で寝てる?
スマホ?
頼んでみよっかな。
私は言葉を選びながら主人にお願いしました。
「お迎え行かなきゃだから、洗濯やってもらっちゃおっかなー♡」
「もし返せたらでいいけどDVDって返しにいける?」
主人が明らかにむっとしたのが分かりました。
私:
「あ・・・、まぁいいや、自分で行くわーー。」
「でも、娘ちゃんと遊んでてもらっていい?」
「長男迎えに行かなきゃいけなくて!」
返事は無く、明らかに嫌そうに娘の前に座りました。
その日はサッカー観戦に行きましたが、主人と話した記憶はありません。
次の日の朝、不機嫌そうな主人に尋ねました。
私:
「何か言いたい事あったら言ってよ。」
「夫婦なんだから、話さないと分からない事があると思う。」
主人:
「言って意味があると思わないから、俺は言わない。」
私:
「そぅかなぁ?」
「歩み寄れる事もない?」
主人:
「・・・じゃー言わせてもらうけど。」
明らかに表情が険しくなりました。
「お前昨日、俺にDVD返してこいって言ったよな!」
「人を顎で使いやがって!!」
「人に頼むなよ!!!」
主人の借りてきたDVDは、いつも私が何も言わずに返却していました。
私:
「あ・・・でもさ、昨日長男のお迎え、お礼にお昼ご飯の買い出し、サッカー観戦のお弁当造り、家事も終わってなかったし、主人は寝てたから返してくれたら助かるなって感じで、出来たら返してきてって言ったつもりなんだけど、感じ悪かった?」
主人:
「俺は俺のタイミングでやりたい。」
「DVDなんて今日だろ。」
「俺を使うなよ!」
私:
「え・・・、そんなに怒る事?」
「本当に理解が出来ないんだけど。」
「返せないよ、とかで良くない?」
「何もしてなかったじゃん。」
主人:
「お前軸かよ全て。」
私:
「え・・・私軸じゃなくて子供軸だよ。」
「私のやりたい事なんて何一つしてない。」
「・・・何なのこんな生活、あー、逃げ出したい。」
主人:
「逃げ出せば。」
「まず、自分のアンガーマネジメントしてこいよ。」
「不登校を何かのせいにしてんじゃねーよ。」
「要するに、お前のせいだろ!!!」
主人は無言で扉を大きな音で閉めて会社に行きました。
あ・・・無理。 本当に無理。無理。無理。無理。
自分の中で、怒って話している感覚が全くありませんでした。
相手がどう捉えていたかは分かりません。
争いが嫌だから、原因を取り除こう!
何でこんなに機嫌が悪いのだろう?
と話掛けていました。
相手に文句を言おう!と思っていませんでした。
それでも話合いは出来ない。
無理だ。
何とも言えない絶望感がありました。
歩み寄っても受け止められない。
子供3人の面倒を見ながらフル稼働で動いて、少しのお願いでもダメなんだ。
全て自分でやるしかないんだ。
あー、この先ずっとこうなのかな。
嫌だな・・・
私は常日頃から主人にこんな不満を抱いていました。
・私の意見をこれほど受け入れられないって、どういう事なの?
・自分のペースが絶対過ぎる
・家族なのに協力出来ない
・頼みごとが出来ない
・自分1人で考え、自分1人で動いている
・長男の思考回路は完全に主人のコピーだ!
姉に愚痴ると、
「普段めちゃくちゃ優しいじゃん!ストレスがマックスになって、ぶちまけたくなったんじゃない?本心じゃないと思うよ」
そうなのかな?
主人は不登校について私とは違う風に捉えていました。
・そこまで心配していない
・心配したって事態は変わらない
・あなた程心配していない
・特別何かしようとも思わない
そう言って不登校の事を調べたり、相談機関に行く事は一切していませんでした。
75 インターホン
75 インターホン
2021.10.下旬
長男はこの日1日中テレビを見てダラダラしていました。
我が家はリビングが南道路に面しており誰がインターホンを押したのか見えます。
学校に来ない事を心配した同級生がインターホンを押しました。
長男は目を吊り上げソファをジャンプして1番玄関から遠い部屋の片隅へ逃げて行きました。
その部屋で頭から布団を被り震えていました。
ストレスを感じたのか人相が変わり妹に暴力を振るいました。
長男は私に向かって、
「おい!ばばあ!!!」
「あれやれよ!それやれよ!」
暴言を吐き命令しています。
こちらのお願いは一切聞きません。
その様子を見ていた姉が、
「もう、娘ちゃん、無理だね。」
「一緒は危険だよ。」
「可哀そうだし、連れて行くね。」
と言って、実家に連れ帰ってくれました。
夜、長男は部屋のブロックで遊び始めました。
楽しそうに遊びながら
「妹がいないと清々する。」
と、ブロックの散らばった床を見ながら呟きました。
娘は長男にひどい扱いをされる為、しばらく実家に預ける事にしました。
次男はとても不安定でした。
私と離れる事ができず、そのまま私と暮らす事にしました。
長男がこのまま暴れ続けたら、私は娘と暮らせないのかな?
小さいのに。
嫌だな・・・
74 不登校克服ママへの相談
74 不登校克服ママへの相談
2021/10/27(水)
長男の不登校後、調べた相談所へは迷わず行きました。
どこへ行っても解決策を教えてもらえませんでした。
姉の友人で息子さんを不登校から克服させたママがいました。
私は姉に頼み連絡先を教えてもらいました。
私:
「長男が不登校で悩んでて、相談乗ってもらっても良いかな?」
ママ:
「私で良ければ!」
「何歳?」
私:
「小3」
「~(ママの名前)ちゃんちは何歳からだった?」
ママ:
「うちは中1。」
私:
「え、、、うち早いよね。」
ママ:
「早い方が早く学校行くようになる子が多いよ。」
私:
「小学生の時は普通だった?」
「5年の時に怪しかったよ。担任が嫌で行き渋った。」
「校長先生がたまたま、息子を理解してくれて担任を指導して、6年まで行けたよ。」
「でも、力尽きて中1の3日目から不登校。」
私:
「1年とかは覚悟だよね。」
ママ:
「そうだねーそれ位の時間かかる子多いよ。」
私:
「そのまま行けない子もいる?」
ママ:
「いるよ。」
私:
「えー、、、」
ママ:
「でもまだ小3でしょ。」
「どんな感じか分からないけど、とにかく過干渉にならず過保護になる。」
私:
「うちは大人びてる」
・感受性強い
・プライド高い
・完璧主義
・マイペース度合い半端ない
・集団では合わせる
「で、私がガミガミ人格否定した。」
ママ:
「向こうからの要求にはちゃんと応えて、こっちからはあーだこーだ言わない方が良いよ。」
私:
「過保護になるといいのかな?」
ママ:
「うちの不登校だった子にそっくり!」
私:
「今までは真逆にしてた。」
「だった子!!!!過去になったのーーーー!!!」
ママ:
「過保護は向こうからの要求は全部飲む。」
私:
「物も?」
ママ:
「うちは買ってたよ。」
「え?って思うでしょ。」
私:
「うん。」
「エスカレートしないかとか心配だったり。」
「うちまだゲーム持ってなくて。」
「このタイミングで買うのは、、、」
「引きこもり加速させるかなって。」
ママ:
「でも買う事で心が満たされるから。」
私:
「えー。」
「今2人で居るけどめちゃくちゃ優しくていい子だよ。」
ママ:
「引き籠りに一度はなると覚悟した方が意外と早く治る子多いよ。」
私:
「めちゃくちゃ学校嫌ってても?」
ママ:
「2人でいる時は心が休まってるからだよ、きっと。」
私:
「学校爆破するとかだった?」
ママ:
「言う言う。」
私:
「そーなんだ、、、」
「ゲームもやりたい放題やらせるって感じ?」
ママ:
「やってたよ。」
「昼夜逆転する。」
私:
「依存症とかになっちゃわないかな〜とか。」
「特にゼロ、100ってタイプの子だから。」
ママ:
「うちの子もだよ。」
私:
「えー。」
「うちまだ下が2歳6歳だから。」
「今は全く元気になったのかな。」
ママ:
「何で学校爆破したいんだろ。」
私:
「不登校開始が小3で早くてよかったねって感じ?」
「女子がうざい、授業つまらん、体操座りやだ、時間のむだ。」
ママ:
「友達の子とか、友達の友達の子とか…結構沢山話聞いて来たけど早ければ早いほど立ち直るのも早いよ。」
私:
「心病んだのは長男が反抗する時私が暴言、暴力だったのが原因じゃないかな?」
「とにかく自由にさせるんだよね?」
私:
「今は長く休んでるから、何で休んだのって言われるのが嫌みたい。」
「心も学校行ける感じじゃ無い。」
「夏休み明けから行き渋りで10/12から完全に行かなくなったよ。」
ママ:
「過保護になれば治りそうな気がする。」
私:
「過保護ってどんなー。」
ママ:
「何で休んだの?って言われるのヤダよねー。」
「わかるわ。でも慣れる。」
私:
「気も小さい。」
「超絶繊細。」
ママ:
「まさしくうちの子と同じ!」
「過保護は要求を飲む。」
「交換条件を出さない。」
私:
「夏休みめちゃくちゃ切れて怒っちゃって。」
「旦那まで巻き込んで旦那とも怒鳴り合いになったんだよね。」
「で、私も息子にお前のせいだとか言っちゃったり。」
「この子だけなら聞けるけど、、、」
「立ち直り何年かかった?」
「つらいよね。」
ママ:
「旦那さんは家族だから巻き込めばいいんだよ!」
「何かを買った時はお金の大切さは話した方が良いよ。」
「うちは2年かかった。」
私:
「ゲーム欲しがってるけど。」
「引き籠りのタイミングで与えていいのか、凄い悩む。」
ママ:
「今は大学目指して頑張ってるよ。」
私:
「がんばったね!!!」
ママ:
「うちは不登校中に40万の犬買ったり、20万のゲーミングPC買ったりしたよ。」
私:
「わおー。」
「フリースクールとかは考えなかった?」
ママ:
「本人が行く気無かった。」
私:
「うちは自由が好きだからフリースクールでもいいなって思ってる。」
ママ:
「まだ、なり初めだから。」
「長い人生のほんのわずかな時間だから。大丈夫!」
私:
「対応間違いたく無くて。」
ママ:
「私が合ってるかどうかわからないけど…」
私:
「ずっと息子責めて。」
「わがままだの、こだわり強いだの。」
「お前なんかお前なんかって言ってた気がする、、、」
ママ:
「私も言ってたよ。」
「親だからちゃんとした大人になって欲しいから言っちゃうよね。」
私:
「うん。」
「とにかく躾けようとしない事だね。」
「不登校めっちゃ奥深いよね。」
「今は息子さんわがままとかじゃ無く普通に元気?」
ママ:
「躾なきゃいけない事もあるけど、基本子供が自分ファーストでいられる事が大事かな。」
「わがままは言うけど、普通に誰でも言う程度のわがままかな。」
「普通に元気だよ!」
私:
「じゃー、やりたい放題やらせてエスカレートとかも無いんだね。」
「あとは子供信じるしか無いかね。」
「小3でなった子も知ってる?」
ママ:
「やりたい放題やる時期は、親がかなりのストレスだし、もしかしてお金もかかるかもしれない。」
「エスカレートする子もいるけどそんな長い間じゃない子ばかりだよ。」
「小3はいないけど小5はいた。」
私:
「早いよね、、、」
ママ:
「今学校に行かせる事が大事ではなくて、大人になった時自立している事が大事だから 今無理矢理学校行かせて心が病んで大人になっても引き籠りで仕事もしない親のスネかじりになったら一番困るから。」
「子供のペースで行けるようになるといいよね。」
私:
「うん。」
「うちはチョット精神病入ってる雰囲気もあるよ。」
「暴れたり。」
「休む様になって落ち着いたけど。」
「たまに感情コントロール出来なくなるみたい。」
「暴言、暴力あったかなー?」
ママ:
「うちの子も暴れてたよ、行き渋りから行かなくなる直前がかなりやばかったよ。」
「一緒だね。」
私:
「やっぱり?」
「暴れたり、暴言、暴力も同じだね休み出したら治ったけど。」
ママ:
「そうだよ同じく。」
私:
「で、たまに、不安だか劣等感だか。多分辛くて学校話題がストレスで妹殴ったり。」
ママ:
「学校の話はしない方がいいね。」
私:
「了解!」
「もうしてないよ。」
今まで聞いてきた相談機関より全然役に立つ情報でした。
でも、うちはまだゲームが無い。
学校に行かないタイミングでゲームをあげるの?
今まで全くゲームを与えていなかった私にはとても恐怖の選択です。
考えても考えても覚悟が出来ませんでした。
掛けに出るしかないのかな・・・