87 得体の知れない不安感
87 得体の知れない不安感
2021.10月下旬
遠足の日以来、長男は、ずっと怠そうでした。
身体を引きずりながら歩いている事が増えました。
ことある毎に「遠足に行きたかった。」と言い、昨晩は夜中まで泣き続けました。
次の日、お昼近くに起床した長男に、
「次男と公園いくよ!」
と、誘いましたが行きませんでした。
「youtubeを見てみたい!」
と言うので、パソコンを渡し、次男と出かけました。
その日が長男にとって、初めてのyoutubeだったはずです。
18時過ぎ、帰宅すると、出発時と同じ体勢でパソコンを見ていました。
机に置いた食事には、手を付けていません。
うわぁ、6時間ずっと見ていたんだ・・・
当時の私にとって、6時間は信じられない程長い、デジタル時間でした。
克服ママとのラインを、繰り返し、繰り返し、読んでいました。
落とし込め!落とし込め!と熟読し、イメトレしていました。
少しずつ脳に馴染み、だいぶ覚悟ができてきました。
ゲームで満たせば、下の子に暴力を振るわないかもしれない!
そしたら、娘と暮らせる!
「学校に行かなくても、大丈夫なんだ!」
と、割り切ると、楽になりました。
楽になったり、急に不安感に襲われたり、その繰り返しでした。
自分が、何に囚われているのか、よく分かりません。
何に対して不安になっているのだろう?
なぜ、学校に行って欲しいのだろう?
そもそも、何の為に学校って行くんだっけ?
私は一体何を求めているのだろう?
この、得体の知れない不安感はどこから来るのだろう?
そんな疑問が頭の中に浮かび始めていました。