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2023年11月の記事一覧

73 不登校のタイプ別

73 不登校のタイプ別

 

 

2021/10/27(水) 
 
 
インターネットにこんな事が書いてありました。 
 
 
【情緒混乱・内向タイプ】 
  
①定義

「気分の落込みや身体症状が起こり登校したくてもできなくなるタイプ 」

 

  

②特徴と留意点 
  


学校に行こうとすると、頭痛や腹痛などの身体症状が起こり、登校したくてもできない状態に陥る 。

学校を休むことに対して罪悪感が強く、不甲斐ない気持ちや、自分を責める気持ちを抱いている 。

真面目で自分に厳しいため、少しくらいの成果では自分自身を認められなかったり、わずかなミスも許せないと思うような完璧思考の面がある 。

勉強もスポーツも人並み以上にでき、そのことが本人の頑張りを支えてきたことでもあるので、不登校になったということを受け入れられずに苦しんでいる 。

不登校になったきっかけや原因を話したがらない場合や、親を頼ろうとしないことがある。

 


③親や周囲のサポート 

  
助けを求めること自体を許せないことがあるため、本人が「期待されなくなった」と受け取らないように、挫折感や絶望感を認め、いつも味方でいることを伝え、助けを求めるのを待つ 。

親が受け入れる姿勢を見せると、これまで親に対して抱いていた不平や不満をぶつけるようになる場合があるが、制止せずに一旦全て吐き出させるようにする。

心理的に安定してくると、将来についての不安や焦り生じてくるため、慰めるだけでなく、いろいろな選択肢があることを伝え、行動につなげていく。

 


④このタイプの強みと他のタイプとの関連 
  

もともと集中力や思考力は高いタイプなので、パニックに陥らないように不安をコントロールする術を身につけて、自分のペースで学習を進められるようになれば結果が出やすい。

社交的でない側面があるが、無理をして周囲と同じように振る舞おうとせず、自分のできることや良さを認めていくと、人間関係が上手く行くようになる。

不安や焦りが人一倍強いタイプなので、子どもの気持ちを受け止めずに親主導のかかわりを続けると家庭内暴力などの問題を引き起こしたり、「神経症性障害を伴うタイプ」へと変化する恐れがある。

 
  
 
 

 

【神経症性障害を伴うタイプ】 
  
①定義

「情緒的混乱が激しく神経症性の症状を発症しているタイプ」 

 

  
②特徴と留意点 
  

 

過大なストレスがかかったことにより、神経症性の症状が現れる。

代表的な症状は不潔恐怖(潔癖症)、醜形恐怖、解離性健忘(記憶障害)、摂食障害などがある 
ストレスによってこれらの症状が一時的に起こるが、穏やかに過ごしていると症状が起こらない場合がある。

精神疾患の初期症状の可能性もあるため、思春期の症例に詳しい専門医を受診する。


  

③親や周囲のサポート 
  

 

神経症性の症状が現れたときには、登校刺激になるようなことは一切やめ、精神的な休息が取れるように環境を整える。

できるだけ早く思春期の症例に詳しい専門のクリニックを受診したほうが安心だが、本人に病識がない場合は、通院を勧めること自体が気持ちを傷つけることになりかねないため、無理に病院に連れて行くことは避ける。

子どもにいつもと違うような様子があるため親は心や身体のことを心配しているということをきちんと伝え、納得させてから病院に行くようにする。

主治医の指示に従って治療を進めるが、克服するためには病気を治そうとする本人の意志が必要であるため、安定してきたら、少しずつ外出や運動、学習など同世代とのギャップを広げないための取り組みも取り入れていく必要がある。

 

 

④このタイプの強みと他のタイプとの関連 
  

 

繊細でこだわりが強い性格を活かして、芸術や学習の分野で興味のあることに取り組み始めると、集中力を発揮し高いレベルで習得することができる。 

他人とは違う感性を持っていても、周囲との関係を拒絶せずに、趣味や特技で繋がるようにしていくと人間関係が広がる。 

「情緒混乱・内向タイプ」の一部が変化してこのタイプに移行する可能性がある  
 
 
・・・

・・・

・・・

 

 

両方、びっくりする程長男の症状そのものでした。 
 
両方当てはまる・・・


私はサイトの事を姉に話ました。

私:

「病院私だけで行けないかもう一回聞いてみようかな」 
「連れて行かない方がいい気がする」  
「行く気がしない」 


  
姉:

「昨日の様子だと行かないだろうね」 

 

私:

「気が済むまで休めばいいけど。転校したい!転校したい!言うから、転校した時に必要な健康診断って言うのはどうだろう」 
「学校行けって言っている様に聞こえるかな?」 
 

 

次男も不安症の症状でした。

小学校に向けて、先手打って精神科で療育しとこうかな・・・

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72 総合医療センター

72 総合医療センター 
 
 
 
総合医療センターの予約は11月1日です。 

朝8時に予約を入れていましたが本人を連れて行かなければ診察してもらえません。 

どうしよう、絶対に行かない。 

連れて行き方の作戦を立てていました。

 

 
私:

「何て言って連れて行こう」 
「朝早いし」 

 

姉:

「お母さんと健康診断に行くよ。がよくない?」 

 

私:

「嘘つくと後から半端なく面倒だから」 

 

姉:

「でも、今回は連れて行くしかないもんね」 
「前日に言うと更にややこしくなりそうじゃない?」 
「帰りに好きな所に連れて行ってあげたら!」 
 

 ・・・

 

 
私:

「長男は要求と主張が凄い」 

 

姉:

「学校の臨床心理士さんが教えてくれた。特性がある子は、こだわりが強いし、興味がある事はやるけど、ない事は本当に苦痛らしいよ」 

 

私:

「特性は絶対ある」 
「だから学校なんて苦痛のみ!」 

 

姉:

「その特性を医療センターで見極めてもらって、対策を指導してもらえると思うよ」 

 

私:

「説明で判断?脳波?」 

 

姉:

「発達スクリーニング検査をするんじゃない?色々な事やらせて様子見るんじゃない?積み木とか、箱庭とか」 
「集中力とか、出来なかった時の反応とか、色々見るんじゃない?」 
「とにかく一流の医者の集まりらしいよ!間違いないって」 
「今日話した臨床心理士さんは、よっぽどストレス抱えてて、それを暴言や暴力で出しているんだろうね、本人も辛いよね、て言ってた」 
「まずは総合医療センターまであと1週間! 」
「適切な診断結果が出て治療方も出るはず」 
「それ以後はいい方向に、向かっていくはずだよ」 

 

私:

「前回MRI撮ったからその続きの検査って言って連れて行こうかな」 

 

姉:

「前日より、朝さらっと言った方が良くない?」 

 

私:

「だよね」 
 
 
家から出ようとしない長男を行きたがらない病院へ連れて行くのは一苦労でした。 

説明すれば余計に行かないと言う。

行かないと言ったら2度と連れて行けない。 

それでも最後の砦の総合医療センターには何が何でも連れて行かなければ! 

でもどうやって! 

予約日まであと1週間。 

1週間我慢したら解決策を教えてもらえる!

対応の仕方が分かる!

 

 

私はどう連れて行こうか!

その事しか考えていませんでした。

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71 どこまで聞いたらいいのだろう?

71 どこまで聞いたらいいのだろう? 
 


 
この日は長男が1日中わがままを言っていました。 
 
 

お昼に食べた牛丼がほんの少し残っていました。 

それを私が捨ててしまいました。 

夕方、長男がそれに気が付き、

 

「今すぐ買って来い!」 

「早く買って来い!」 

と泣き喚いていました。

 

 

この場合、買ってこればいいのだろうか?
わがままにならないの? 

 

 
結局主人が買いに行きました。 
 
 
 
 
その次は、家にあったおやつを次男と娘が少し食べました。 

長男:

「次に買う時は僕しか食べちゃだめだ!」 

「絶対に弟、妹には買うな!」 

「買ってもらうのは僕だけだ!」 
 
 
私は言葉には出しませんでしたが、こんな気持ちでした。

 

本当に疲れる

これがまさに長男だ 

長男らしさだ

あぁ、この子らしい

飽き飽きだ

 

私の中の長男はそんなイメージでした。 
 

 

自分が1番満たされた状態でいなければ気が済まない。 

本当に疲れる。 

毎日毎日気が狂いそうでした。 

 

 
長男の言う事だけを聞くのであれば、何とかなります。 

大人は我慢できます。 

でも、次男や娘も黙っていない。 


 


次男に買うなと言う長男。 

僕にも買ってと言う次男。 

同時に2人の願いを叶えられない。 

ほとんどのシチュエーションでその繰り返しでした。 

どちらの意見を優先するのか。 

優先されなかった方が泣き喚きます。 

想像を絶する泣き喚き方です。 
 
 
 
もう、こんな生活やっていける気がしない。 

長男に声を掛ける時はいつも気を使い神経をすり減らしていました。 

 

 
何かにつけて、永遠に要求をしてくる。 

その要求が叶うまで決して止めない。 

これは今の長男だからではない。 

長男は私の中で常に【こうゆう子】でした。 
 
 

 
その日は娘もずっとギャンギャン泣いていました。 

頭がキーンとする娘の泣き声と、長男の度を超えたわがままと次男の死んだ様な目つき。 

 

私は:

「・・・」 

「もう、耐えられない」 

毎日毎日限界でした。


 

 
結局長男は主人が買ってきた牛丼を食べませんでした。 

長男:

「同じ物なんて飽きる」 

「違う物作ってよ」 

 

 

私はあきれ果て、疲れ果てて

 

「いい加減にしてよ、わがまますぎるでしょ」(怒) 

 

と白けた目つきで長男を見ながら言いました。 

 

 

ごたごたしている横で娘は私の足にしがみ付きギャンギャン泣いています。 

私はもう何も作りませんでした。 

 

  
長男は怒りながら自分で何かを作り始めました。 

用意された食事は食べません。 

 

 
この子おかしい。 

思いやりが全くない。 
 
 
主人は何とか優しく対応していました。 

娘の世話もしていました。 

私はもう逃げました。 

頭がおかしくなりそうでした。 
 

 

この子は元々凄くわがままなの? 

特性なの? 

承認欲求? 

所有欲? 
 

 

寒いのに扇風機かけて寝る。 

寒いと言えば風量を上げる。 

嫌がらせ?本当に暑いの? 

適応障害なの? 
 
 
姉は:

「普段凄い優しい子じゃない?」 

「わがままではなく、特性な気がする」 

 

私:

「そもそも特性って何?」  

 

姉:

「診断してもらって、療育をしていけば良くなると信じよう!!」 

「暴言はぐっと我慢して頑張ろ!!」 

 

 

頭が常に沸騰している。 

対応の仕方が分からない。 

どこまで許していいの? 

どうしたらこの子を【いい子】に育てられるの? 

 
あー、疲れた。 

もー、嫌だ。

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70 近所のフリースクールにて

70 近所のフリースクールにて 

 


2021.10月中旬 
 
 
長男が玄関から裸足で飛び出して、出かけようとする私を追い掛けてきます。

 

「お母さんどこに行くの?」 

「僕も行く!」 

「連れて行ってよ」 

「ねーどこに行くの?」 

 

私:

「用事があって出かけるだけだよ」 

「すぐ戻るから」 

 

 
完全不登校になってから長男は私が外出するのを怯える様になりました。 

自分の知らない所で何かが進められているという不安なのか 

裸足で車に乗り込んできて着いて行く!どこにいくの!どうして一緒に行っちゃダメなの?と喚きます。 

私は何とか理由を付けて外出していました。 

 

 
市内で水曜だけ開校のフリースクールが立ち上がりました。

今日は月に一度のアウトドア開校でした。

設立者は私と同年代の女性です。

今日はそこへ話を聞きに行きました。

その女性は中学生(男)、5年生(女)、2年生(男)、年長さん(女)、の4人のお母さんです。

 

第1子の長男が小3で不登校になったそうです。 

その際色々考え前回私が話を聞きに行ったフリースクールに通う様になった、と言っていました。 

 
子供たちが小学校に入学すると選択肢を与えるそうです。

 

①公立の小学校へ行く 

②フリースクールへ行く 

③ホームスクーリング(家で学ぶ) 

④何もしない 


 

毎日子供自身で選ばせる。 

と言っていました。 
 

 

幼稚園は片道50分ほど掛かる森の幼稚園に、毎日、通わせていると言っていました。 
 
ほわーん。とした不思議な雰囲気の方でした。 

その場には第2子の娘さんと第3子の息子さん、旦那さんがいました。

子供達は2人共マイペースで柔らかい雰囲気でした。 

 
私の話を聞いて 

設立者の女性:

「そうなんだ、心配いらないんじゃない?」 

「学校が合わないんだよ」 

「そもそも学校って行く意味あるのかな?」

 

と言っていました。

 
 


 
一緒に来ていたご主人を紹介してくれました。

物腰柔らかなご主人の事をこう説明していました。

 

・凄く沢山教育を受けてきた

・小学校では良い中学に入る為、中学に入ると良い高校に入る為、高校に入ると良い大学に入る為、大学に入ると一流企業に入る為、子供時代一度もその瞬間の為に生きてこなかった

・未来の為に子供時代を犠牲にしてきた 

 

設立者の女性:

「今何してると思う?」 

「無職(笑)」 

「本人が隠さないで良いって言うから言うけど、精神病んで、会社辞めたの」 

「笑えるでしょ。何の為に子供時代を必死に生きてきたんだって話」 

「本人その気持ちが強いから、子供が不登校でも、まぁ、いいんじゃないって」 

「息子は小4になって、しばらく公立の学校に戻ったの」 

「担任の先生が楽しくて学校が嫌じゃなかったって」 

「学校が嫌ではないからこそフリースクールか、公立か自分で考えてフリースクールに通う事に決めたみたい」 

「詰まらなくてフリースクールに行ったら逃げたって思っちゃうから、公立も楽しいけどフリースクールを選んだって

思いたかったんだって!」 
 
 

 

ご主人は女性の話を薪に火をおこしながら、にこにこ聞いていました。

私には 

「その子(うちの長男)大丈夫な気がするな」 

「話聞いてると大丈夫だと思う」 

 

 
何故大丈夫と思ったかは聞いていません。 

 

その場にいた2人の子供達は、親に

なにしていい?

これしていい?

等の質問は一切せず、自分たちで考えて動いている感じがしました。

 

親の目を全然きにしていません。

とても柔らかで優しく、私に手作りのおやつを作ってくれました。

 

 

 
その場には長男と同じクラスの子のお母さんで子供を森の幼稚園に通わせている方もいました。 
 

 

そのママは学校に不満があるようでした。

 

ママ:

「学校はこれ程子供が苦しむのに内省しないよね」 

「先日息子は図工で本人は完成した!と思った絵にここも色を塗ろう、ここも何かを描こう、家に持って行って描き加えて来て、と言われた。息子の中ではもう完成しているから絶対に書き加えないと言っていた」 

「宿題の出し方が気に入らないから、私流のやり方でやらせている」

 

と言っていました。 
 

 

長男と同じクラスのその息子さんはその1か月後の11月から完全不登校になります。 

 
同じクラスで2人の完全不登校児が出ました。 

 

相談後わたしは

色々な考え方があるんだな。

子供が学校に行かなくても苦しそうじゃなくていいな

私はここまで割り切れないな

 

と思いました。

 

 

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2021/10/24(日) 
 
 
 
私は子供への接し方に自信がありませんでした。

主人の子供に対する態度にも思うところがありました。

より良くしたい!と感じ主人にこういいました。

私:

「子供に接する態度でおかしいよって思う事があったら言い合おうね」 

 

主人:

「俺には何も言わないで。指摘しないで。言われたくないから。俺は俺でやる」 

「俺が決めて俺がやっている行動には一切口出ししないで」 

 

 

え?

・・・

今なんて言った????? 

・・・

 

しばらく理解できず私は黙ってしまいました。

 

 
喧嘩ではありません。 

子供への接し方がおかしかったら教え合い改善して行こう、という提案でした。 
 

 

お願いやペースを乱す事をやたらと嫌がる主人の事を私はこう思っていました。 

 

・長男の脳機能は絶対に主人の遺伝子だ

・全ての事で2人はそっくり

・指示、指摘を不思議なくらい嫌がる

・嫌がり方が病的

 

私はそう感じていました。 

 

一般的な声掛けをしても顔が引きつる事があります。 

私の言い方が悪いのだろうか? 

優しい人ですが何かをお願いする時は凄く気を使いました。 

主人は長男の気持ちが良く分かるのではないか? 
 

 

  
主人は協力的でした。 

長男を頭ごなしに叱ったり、学校へ行かない事を否定したりはしませんでした。 

それでも、今の家庭の状況は話し合い必須です。 

1日に何があったのか、何に困っているのか話したかったです。 

主人と話し合う事はあまりありませんでした。
 

 

私は不安な気持や相談をひたすら2人の姉にしていました。 
  
 
長男も放っておくしかない。 

好きにやらせるしかない。 

脳機能が指示を受付けないのだ。 

今なら、学校さえ行っていれば他は全て放っておこうと思える。 

 
 
幼馴染のママが我が家の子供たちの主張の強さにびっくりしていました。 

実家の母も3人共意志が強く私が大変そうだと心配していた様です。 
 

 

そんなに我が子達は主張が強いのだろうか? 

よその子育てはどんな感じなのだろう? 

もっと楽なの? 

楽しいの? 

私は全く楽しくない。 

こんなに大変なのはうちだけなの? 

私のせいなの? 

何でなの? 
 
 

 
次男も大変になってきました。 

何一つ言う事を聞きません。 

聞かないと言う決心が先にあるの?と思う程聞きません。 

主張が強く生意気な事ばかり言います。 

優しさや穏やかさが全くありません。 

 
何なんだ、うちの子達は! 
 
 
ある日サッカーの試合を観に行きました。 出口で 長男が

 

長男:

「ジュース飲みたい」 

 

私:

「はーい。コンビニ寄ろ」 

 

長男:

「嫌、ここのじゃなきゃ嫌」 

 

私:

「コンビニにあるんじゃない?凄い戻らないと自販機ないよ」 

 

長男:

「じゃぁ無かったらここまで戻ってこいよ」(怒) 

 

私:

「歩いても良いなら戻ろ」 

 

長男:

「嫌だ、歩きたくない!」 

「でもコンビニに気に入るのが無かったらここまで戻って来い!」 

 

私:

「めんどくさ・・・」 
 

 

まぁ、これでいいよ。が出来ない。 
妥協しない。 
全ての動作でイチイチ躓き、事が進まない。 
 
  
イライラがとまりません。 

頭の中が常に沸騰しているみたいな感覚でした。 
 

 

次男は次男で 

~(次男の名前)ちゃーん。と言って可愛がっても 

 

「うるせー、触るな」 

 

と死んだ魚の様な目をして振り払ってきます。 

この時期は次男を幼稚園へ行かせる事も一苦労でした。 
 
 

可愛くない! 

なんなんだこの子達は!!! 

私のせいなのだろうか。 

ストレスしかない。 

解放されたい。 
 

そんな気分の毎日でした。 

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68 混乱期?安定期?

68 混乱期?安定期? 
 
 

2021.10.22 
 
 
ネットを調べると不登校は対応も症状も十人十色らしい。

 

不登校初期 
混乱期 
安定期 
等出てきました。 
 

引用:  https://www.saga-ed.jp/kenkyu/kenkyu_chousa/h17/tekikyou/enerugii2.htm

 

ネットを共有しながら姉と話をしていました。

 

姉:

「今、混乱期じゃない?」 

 

私:

「いや!抜けた!安定期???」 

「混乱期から安定期に入りつつある気がする」 

 

姉:

「やっぱり、無理はダメって書いてあるね。」 

 

私:

「そうだよね」 

 

姉:

「ゆっくり回復を待とう!」 

 

私:

「何もしないで待つだけ?」 
「親は何をしたらいいんだろう?」 

 
記事に載っている不登校児の症状はそのまま長男でした。 

驚くほど同じなのです。 
 

 

 
この曲線がそのまま長男なら、この表の様に回復する日が来るのだろうか? 

悪い情報は頭にすっと入って来るのにプラスな事は信じる事が出来ません。 
 
 
 
  
2021/10/23 

幼馴染と遊園地へ行きました。 

行くか行かないか葛藤していましたが最終的には行きました。 

始め友人に会っても近くに行けずその場でウロウロうろうろ自信が無さそうにソワソワしていました。

不安そうな顔をして、常に落ち着きがない感じです。

以前とは違う姿でした。


 
波はあるけれど楽しい時間を重ねて回復するのかな・・・ 
 
 
色々な人からアドバイスを聞いて、対応策が見えてくるといいな。 

最近は前よりも落ち着いている時間が長い。 

 

 
 
当たり前に決められた道は無理なのだろうと思えてきました。 

 
 
今日は幼馴染と会えた。 

同じ小学校なのに会えた。 

このタイミングで遊べた事がとても嬉しかったです。 

 
 

幼馴染のママが長男の様子を教えてくれました。

ママ:

「いつも通りだよ。優しいよー。全然問題ない」 

 

私:

「そうなの、、、信じられないよーーー」 

 

ママ:

「泊っていくみたいでお風呂も入ったよ!」 

 

私:

「えー、ありがとう!うちでは全然入らないからありがたい」 

 

幼馴染のママ:

「心配いらないよ」 
 

 

この日は友人の家に泊まりました。 

お風呂にも入り10時には寝たと聞いてホットしました。 

 

 
 
外ではおかしくならないんだな・・・

 

 

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67 フリースクールにて

67 フルースクールにて 
 
 
 
 
車で1時間、電車なら乗り継ぎで1時間半掛かるフリースクールの見学に行きました。 

古びた建物の中で子供たちが走り回っています。 
大人は居ません。 
学校なの?

 

 
 
約束の時間になると設立者の方がお話をしに来てくれました。 

50代位のその方は

 

「あー、こんにちは」

 

とラフな感じで話掛けてくれました。

 

 
 
以前電話で一通りの事はお話していました。

今日は学校見学のつもりで来ていました。

その方は以下のように私に話しました。

 

「早くsos出せて良かったと思った方がいいよ」 

「よく2年半耐えたね」 

「早いうちから体に出てるよね」 

「1年生の時からなんでしょ?反発」

「掛った年数の倍、立ち直りには掛かるから、覚悟した方がいいよ」 

「公立は薦めない」 

「苦しみ続ける」 

「子供を苦しめたいの?」 

「子供に何を求めてるの?」 

「何かを見つけたら凄い力を出すはず」 

「子供ってそうゆうもんだよ」 

「信じてあげなよ」 

「自分の安心の為に学校行かせようとしてない?」 

「うちに来てる子達は最初自己肯定感低いんだよね」 

「でもね、半年後にアンケート取ると皆上がってるの!」 

「見事だよ!顔が全然違うもんね」 

「とにかく色々触れさせるといい」 

「目標を見つけてそれに向かう為の勉強しかしないタイプでしょ息子さん」 

「うちは皆ゲームばっかやってる」 

「完全自由。ただ完全自由にし過ぎてずっとゲームしてるから、DDtime作ろうよって子供達と話合った。デジタルデトックスタイム。そして今度は時間を守る事を学ぶんだよね、子供って」 

「凄いよね子供。カウントダウンしてるよ。5.4.3.2.1って」 

「来る来ないも勿論自由。家を出る瞬間から自分で決断しなければならないんだ」

「学校に行くのか、何を食べるのか、全て自分で決める、出来るよ、1年生だってやらせれば出来る」

「それが自信に繋がるんだよ」

「今大人になってる人に勉強好き?って聞いて好きって言う人ってどれ位いる?」 

「大体嫌いって言うよね。それが公立の学校のダメなとこ」 

「学びは本来とても楽しい事、子供は学びたいに決まってるんだよ」 

「そうゆう生き物だから」 

「それなのに公立って勉強は辛い物、頑張る事って教えてるよね、バカだよね」

「自主性奪って言う事聞け聞け、好きな事を納得行く迄とことんやらせないから、皆勉強は詰まらない事、やらされる事ってなってるんでしょ」 

「そんな所に通わせるの?」 

「子供が先に道示してくれたんでしょ」 

「その子賢いんじゃない?」 

「皆と一緒なんてクソくらえなんでしょ?」 

「いいじゃん」 

「解放してあげてよ」 

「何で学校行かせたいかもう一回お母さんが考えてみてよ」 

「子供を何者にしたいの?」 

「なんで公立行かせたいの?意味ある?」 

「うちは不登校児より森の幼稚園とかからの子が多いよ」 

「逞しいよ、皆」 

「修学旅行の行先も予算も全て自分たちで決めるからね」 

「そんな力公立の子達ある?」 

「ここは生きていく力を付ける場所なんだ」 

「義務教育の9年間が終わったらびしばし俺が社会に出れる様鍛えるよ」 

「そうゆう学校を作ってる」 

「人は皆に助けてもらって生きていくんだ、それを教え込むんだよ」 

「俺なんて滅茶苦茶仲良しだもんね」 

「お昼も300円だけ持ってきてもらって、いつ食べても、何食べてもいつ買い物行っても、調理室で何作ってもOK!」 

「助け合って作り出すんだよ。何度も何度も失敗してさ」 

「そこが学びなんだよ、本物の学び」 

「ね、お母さんもさ、自分と向き合ってよ」 

「なんでうちだけ!とか思ってない?」 

「思ってたら間違えだよ」 

「生きていたら色々あるんだ。子供が不登校じゃなくても介護で苦しむ、夫婦関係で苦しむ、災害で苦しむ」 

「皆順番に色々あるんだよ」 

「子供が公立NO THANKYOU?いいじゃん WELCOME じゃん」 

 

・・・ 

 

 

その日は雨が降っていて、古い建物の室内には電気が付いていませんでした。 

薄暗い2階の窓から灰色の空が見えて、それをぼーーーっと見ながら先生の話を聞いていた記憶があります。 

あの日の記憶の中の風景は全て灰色で鮮やかな色がありません。

 

 

 
そっか・・・ 

確かに息子が私に何かを気付かせてくれているのかな。 

行く様になったとしても公立に通わせていいのだろうか? 

何が正解か分からなくなってきました。 

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66 学校の対応 教頭先生との話

66 学校の対応 教頭先生との話

 

 

同じ市内に少人数制の公立小学校がありました。 

全校生徒12人ほどです。 

ここでもいい! 

ここなら団体生活ではない。 

ここなら行けるのではないか。 

思い立ち、すぐに電話しました。

 

 
とても感じの良い担当者の方は、親切に、こう説明してくれました。

 

・現在の小学校さえよければ受け入れ可

・中学からは今の小学校の子達が通うマンモス校と合流

・わが校は、のんびりやってます

 

 

長男は【学校】=【悪】になっている。 

行くだろうか? 
 

 

私は、オルタナティブスクールの枠が空くまでここに行けばいいのに。 

遠方に出し寮に入った方が協調性は養われるのではないか? 

鍛えてもらうしかない! 

そう考えていました。

 

 
 
その日は教頭先生と面談しました。 
 

カツカツカツカツと、ヒールの音を立て、せかせか歩きながら教頭先生は教務主任を紹介してくれました。

 

 

教頭:

「彼がお話を聞きますから」 

 

主任:

「不登校対応させてもらいます」 

 

私:

「不登校児の対応は何度もされているのですか?」 

 

主任:

「まぁ、多少は」 

 

私:

「子供をどう動かすか、何度か経験されているのですか?」

(どんなアプローチをするのか確認したかった為)

 

主任:

「んー、色々な子がいるので」 

 

私:

「今は学校の話題も出せません 荒れます」 

 

主任:

「それなら、しばらくは無理させない方がいいです」 

 

私:

「それしかないですよね・・・」 
 


 
教頭先生は私の話を聞きましたがとても事務的でした。 

話中何度も何度も時計を見ていた印象だけが残っています。 

私は人の名前、顔を覚える事が得意ですが教頭先生の事は何一つ思い出せません。

話の内容も何一つ覚えていません。 

それ程意味のない話合いでした。 

 

教頭先生は明らかに興味がなさそうに

 

「初めて聞くのでね、そうゆう子は」 

「んー、どうしていきましょうね」 

 

と、また、時計を見ながら言いました。

 
 


復学する際に勉強が分からないと長男が辛いと思った私は教頭先生にお願いをしました。

 

私:

「4年生に向けて、万が一「行く」と言った場合、学力で困らない様 絶対に外せない学習課題のプリントだけいただけませんか?」 

 

教頭:

「あ、はい。そうですよね、担任に伝えておきます」 

 

 

解決策を提示される事もなく、私の気持ちを聞いてくれるでもなく、 

また時計を見て 

 

 

教頭「あ、はい、時間です」 

私 「お時間いただきありがとうございました」 
 
・・・ 
 

ただただ無意味だな。と思いながら帰宅しました。 

娘の預かり場所を苦労して探してまで聞くべき話ではないな。 
 

その後何日経っても課題のプリントは届きませんでした。 
 

どうせ、やらないし、いいんだけど。 

でも、なんかな・・・。 

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65 欠席連絡をやめる

65 欠席連絡をやめる

 

 

まだ現実だと思えない。 

ずっと寝ていたい。 

意識の無い状態でいたい。 

割り切れない。 

不安・・・ 

周りから色々きかれるのも嫌。 

 

 

 
 
長男は友達と会うのが嫌で外に出たがらなくなりました。

小3で引き籠り? 

まさかうちの子が・・・ 

あんなに元気に外で遊び回っていたのに。 

1番無関係なタイプの子だと思っていた。 

我が子が引き籠るなんて・・・

想像すらしていなかった。

 

 

 
このままでいいの? 

楽を覚えて抜け出せなくなるのではないか? 

でもどうしたらいいの? 

言う事なんて聞かない。 
 
 
 
起こすべき? 

寝かせておけばいいの? 

毎朝行くのか行かないのか。 

その結果で私の感情が揺れ動く。 

もう疲れた、学校への連絡をしたくない。 

 

 

私は欠席連絡をしない事に決め、学校に連絡しました。

 

私:

「登校する場合は連絡します」 

「欠席連絡はしません」 

 

 

担任の先生は快諾してくれました。

 

少し楽になりました。 

 
 

もう学校には絶対に行かない。 

行かなくていい。 

行けば次男と娘が酷い目に合う。 

家庭の平和を優先しよう。 
 

 

 

思い返すと最後に学校へ行った火曜日はやたらと安定していました。 

あれは何だったのだろう? 

その日からぷっつり糸が切れたかの様に学校へ行かない。 
 
 

私1人では頭がおかしくなりそう。 

助けてくれている母親も若くない。 

長男の姿を見せて不安にさせてはいけない。 

もう解放してあげなければ・・・ 
 

 
何故長男はここまで荒れるの? 

行かない罪悪感? 

先が不安? 

ただの性格? 

鬱? 

鬱なら何で? 
 

 

まず総合医療センターで長男の精神を安定させてもらおう! 

何とかしてくれるはず! 

 
 
用事があり学校に行きました。 

担任の先生とすれ違いました。 

「こんにちわー」と笑顔で会釈されました。 

長男の事は一言も聞いてきません。 

・・・ 

 

そんなもんなの? 

何も気にならないの? 

誰も助けてくれない。 

本当に誰も助けてくれないんだ。

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64 学校への過剰な反応

64 学校への過剰な反応 

 

 
 
明日は次男の就学時検診です。 

次男と学校の話をしていると突然娘に暴力を振るいました。 

【学校】と言うキーワードが出ると長男は過剰に反応し暴力的になりました。 

感情のコントロールを完全に失います。 

夜もその事が頭から離れない様でした 

 

 

長男の支離滅裂な感じが、始まりました。

 

長男:

「爆破爆破、学校爆破」  
「可哀そう可哀そう!あんな所お前は行くのか!地獄だぞ!可哀そう!くそつまらんぞ!」 

 

次男の顔が引き攣り固まります。 

 

 

もう!悪影響!!! 

お願いだから黙っていてくれ!

そんな気分で私は長男に感情的に言いました。

 

私:

「あなたが学校嫌いなのは分かったから、次男にわざわざ言わないで」 

「あなたはもう行かないなら行かなくていいから」 

「行く前から不安になる様な事言わないでよ!」 
 
 
 
長男に優しくしなければ!

分かってはいます。 

それでも次男に悪影響な長男に優しく出来ません。 

次男まで巻き込まないでよ! 

もう黙っててよ! 

 

 
 
 
次男と小学校の話を全然出来ません。 

話をする時は部屋を変え隠れて話していました。 

次男は次男で不安定なので励ましが必要です。 

 

 
長男は自分より弟が勝る事が許せません。 

自分が出来ない事を弟は出来る。 

弟が学校へ行き、自分は学校へ行かない。 

そんな事があってはならない。 

受け入れる事が出来ないのです。 

絶対にです。 

 

弟を道連れにしようとしているのではないか? 
 

次男自体が団体行動、コミュニケーション能力に問題がありました。 

今は情緒も安定していません。 

 

 
一体私はどちらの子供を優先したらよいのだろう。 

同じ空間に居る息子たちに真逆の支援をしなければいけない。 

自分の発する一語一語に神経を使っていました。 

どの言葉で長男が反応するか分かりません。 

全ての瞬間で脳をフル回転させている感じです。 

 

 
 
 
何故そこまで嫌なのかとても不思議でした。 

最近は次男よりも娘を虐めます。 

私は変わらず標的にされていました。 

 

 
ヘルプに来ている母(祖母)は孫のあまりの変わり様に心身共に疲れ切っていました。 

長男はもう大好きな祖母を思いやる事すら出来ません。 
 

 

2歳の娘をこれ以上この環境の中に置いておくのは無理だ。 

娘までダメになる。 

でもどうしよう・・・

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63 困難のある子に詳しい先生との出会い

63 困難のある子に詳しい先生との出会い 
 
 
以前中学校で支援員をしていた友人が不登校の事を知り声を掛けてくれました。

 

友人:

 

「凄く良い先生がいるよ!」 

「以前は学校で先生してたけど今は講演会とかもしてるよ」 

「確か自分で学校立ち上げてるはず!」 

「フリースクールじゃないかなーーー」 
 
 
私:

「電話してみる!」 

「ありがとう!!!」 
 
 

 
すぐに電話しました。 

先生に長男の今の現状を話ました。 

 

 

電話越しにもにこやかなのが伝わってくる物腰柔らかなその先生は

 

「そうなんですね」 

「お母さんはご自分を責めないで」 

「うちは世間一般的なフリースクールとは違います」 

「不登校児、発達レインボーゾーンの子達を支援しています」 

「今学校に行けなくても良いですよ」 

「全く問題はありません」 

「中学も自由な学校がありますよ。ただ電車通学な為、通う事がストレスになってしまう子もいます」 

「選択肢はいくらでもあります」 

「義務教育を受けなくても高校からスイッチが入れば数か月で9年間全て取り戻せます」 

「9年間全く学校へ行かなくても社会に出ている子はいくらでもいます」 

「うちに来ている子達も、もう学校には行かないと決めている子は沢山います」 

「皆とても元気に通っていますよ」 

「通信高校を受けたり、選択肢はいくらでもあります」 

「僕自身も不登校でした」 

「大丈夫です」 

「うちは完全個別です」 

「料金は1時間4950円です」 

「その子の得意、抜きんでたものを探します」 

「ただ、お陰様で今は3年待ちです」 

「不登校枠ならもう少し早くご案内できるかもしれません」 

「僕との相談は初回は無料。次からは30分3000円です」 

「ゆっくり自立していけば良いのです」 

「30歳位までに自立を目指し援助しています」 

「一度お話ししに来ますか?」 
 

 

先生は有名な大学を卒業後、発達障害療育センター、学校教員をされていました。 
 

 

私:

「行きます」 
 

 

後日相談に行きました。 

電話での印象通り、先生はとてもニコニコしていて穏やかな方でした。 

私は今までで一番安心して長男の現状を話しました。 
 

 

私:

「暴力も酷いです」 

 

先生:

「大丈夫ですよ。慣れています。」

「支援に行ったら廊下が血まみれ、運転しているお母さんを後ろの席から羽交い絞めにして首を絞めている、そんな現場はいくつも見ています。慣れています」 

 

私:

「え・・・ではうちはそんなに酷くないですか?」 

 

先生:

「酷くないかは・・・ん・・・でも、色々なご家庭があるのは確かです」 

「話を聞いている限り、長男君は過剰適応な気がします」 

「本人に面会してないので断言出来ませんが、必要以上に適応してしまう」 

「求められている自分を演じ過ぎてしまうのです」 

「通常の子が80%の力で出来る事を150%頭をフル回転している」 

「もう、くたくたになってしまうんです」 

 

 

先生が説明する過剰適応の子の症状は長男そのものでした。 

 

・宿題が終わっていなければ学校へ行けない 

・遅刻、早退が苦手  

・必要以上にその場の空気を読む 

・相手の求めている姿に寄せて行く 

・辛いと言えない 

・断れない 

・我慢しすぎてしまう 

 

他にも沢山言われました。 

 

 
先生:

「うちに来ている子の中にも過剰適応の子は沢山います」 

「不登校の子に多いです」 

「学校に行くと疲れてしまうのです」 

「行かない。も選択肢ですよ」 

 

私:

「家庭訪問もしているのですか?」 

「うちの子が今通えるとは思えないです」 

 

先生:

「していますよ」 

「1時間8000円です」 

「ただ、焦らず、ゆっくり、とりあえず待ちリストに載せておきますか?」 

 

私:

「はい、数年後ですもんね、その頃には来れるかもです」 

「一応載せておいてください」 

 

先生:

「あ、あと1分なので、ごめんなさい」 

 

私:

「あ、ありがとうございました」 

 

 

今までの相談所の中では1番的確に判断してくれそうな気がしました。 

この先生は後に次男と深く関わる事になります。 

次男の立ち直りのきっかけをくれた先生です。

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62 理由なし

62 理由なし

 

 

行き渋り開始からしばらくの間は担任の先生から毎日連絡がありました。 

策を探すと言うよりは淡々と出来事を話してくる感じです。 

 

 
何を聞いても 

 

「あー」 

「お母さんも無理なさらない様に」 

「学校では元気です」  

 

その繰り返しです。 

 

 
こちらは家での状態を包み隠さず話していますが危機感を全く感じ取ってくれません。 
そうですか・・・お母さん大丈夫ですか? 
 


本当に心配なら少しは解決策を真剣に考えてくれ! 
そんな気分でした。 
 
 
教頭先生か校長先生と話した方が助けてくれるのではないか? 

でも何を話すの? 

担任の先生が頼りにならない事を話していいのだろうか? 

苦情にならないか? 

文句を言って何になる? 

来年度次男が入学する。 

学校側との関係を悪くしたくない。 

 

 
担任の先生が家庭訪問する事は一度もありませんでした。 

以前、学校としては来た時の対応以外は出来る事は何も無いと言われました。 

 

 

来ない子はどうでもいいのだ。 

 

 

来ない子の方が気にかけるべき存在ではないのか? 

学校は学業を教える場、来る子に勉強を教える。それだけが仕事なのだ。 
 
 

 

2021.10.20 
 
 
 
お休みが続いている長男に声を掛けました。

 

私:

「今日は学校行こうかっ」 

 

長男:

「絶対行かない」 

「2度と行かない」 

「どんだけつまらんか知らんの?」 

「ふざけんなよ」 

「行くわけないだろ」 

 

 
テレビを見ています。 

 

 
もう理由も言いません。 

 

長男:

「行くはずないだろ」 

「転校したい」 

 

 
なんだかとても不思議な生き物に見えてしまう。

息子の存在が怖い。

この先何が起こるのだろう。 

私のメンタルは持つだろうか? 

頭がおかしくなりそうだ 

先の見えない不安で押しつぶされそうだ 

目覚めると息苦しく 意識の無い世界の中にずっといたい。 

眠っていたい。

目覚めたくない。 

そんな感じでした。 

 

 

とても不安な私は長男に聞きました。

 

私:

「4年生になったら行くの?」

 

長男:

「転校したい」 

 

 

  
主人に色々な場所でアドバイスされた、自由について話ました。

 

主人:

「フリースクールに行って中学からどうするの?希望としては公立戻したい」 

 

私:

「無理だよ」 

「自由がなくて嫌なんだから」 

「フリースクールに入れようよ」 

 

主人:

「・・・」

 

 

フリースクールに入れよう、と言いながらも問題だらけでした。

 

・検討していたフリースクールは電車で1時間半

・遠い

・乗り継ぎあり

・毎日送迎も出来ない 

 

 
長男:

「とにかく色々聞かれるのが嫌」 

「誰も僕に何も聞かないで」 
 

 

今はもう11月1日の総合医療センターだけが頼りだ。 

でも、本人を連れて行かなければならない・・・ 

どうやって?  

絶対に行かない。 

行くはずがない。 

どうしよう・・・。 
 
良いアドバイスをくれる機関はないの? 

もう本当にどうしていいのか分からない。 

対応の仕方が分からない。 

何にも分からない! 

誰か教えてよ!!! 

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61 化け物なの?

61 化け物なの?


 
 
2021.10.19 
 
 
私が相談所巡りで不在の際に娘の面倒を見てもらう為母が来てくれました。 
 

 


昼過ぎ、娘がDVDを傷付けたと言い娘に暴力を振るい出します。 

私が止めますが一向にやめません。 

バドミントンのラケットを持ち出したので 

 

祖母が体を張って必死に娘を守りました。

 

祖母:

「ダメだよ!絶対ダメ!」 

 

長男は言えば言うほど激しく暴れます。 

娘は泣いています。 

祖母が長男の両腕を抑えました。 

 

長男:

「放せ、生ごみ臭い!魚臭い!触るな!」(前のめりで叫んでいる) 

 

祖母:

「やめよ、やめよ、どうしちゃったの、~(長男の名前)ちゃん」 

 

 

長男は祖母を振り払い祖母が倒れました。 

女2人ではどうにもならない。 
 

 

私:

「暴力は絶対だめだよ!」 

 

長男:

「うるせー」

 

胸ぐらを掴まれ蹴られました。 

 

 

こんな8歳児居るのだろうか。 
私の育てたこの子は化け物なのだろうか? 


 
最後は2歳の娘に思いっきり跳び蹴りし部屋に籠りました。 
 

 

地獄でしかない。 

 

 
夕方部屋を覗くと長男は眠っていました。 
長男が部屋に居ないと心が休まり静かな夜でした。 

 
 
 
明け方4時頃、肩を揺すられ目が覚めました。

 

長男:

「お母さん、お母さん」 

「ねー、お母さん」 

 

揺すって私を起してきます。 


 

長男:

「僕ご飯食べてない!」 

「お腹すいた」 

 

私:

「え?」

「今何時?」 

「4時じゃん」 

 

長男:

「ご飯」 

「お腹すいた」 

 

私:

「え・・・今?」 

 

長男:

「お腹すいた」 

 

私:

「もー、寝てるのに!」 

 

長男:

「早く」 

「僕、食べてない」

 

私:

「・・・」 

 

長男:

「ねー、お腹すいた」 
 

 

私は恐怖を覚えました。 
この子は何なんだ・・・。 

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60 詰まらない 詰まらない

60 詰まらない、詰まらない、  
 

2021.10.19

 

長男が学校へ行かない理由を言いました。

 

長男:

「次男がいない時しかDVDが見れないから学校休む」 
 


まだ学校いかなきゃ、ていう意識はあるのか? 
 


長男:

「でもお母さんが一日中教室に居たらいく」 

 

私:

「分かった居るよっ」 

 

長男:

「・・・」 

 

私:

「お母さん一緒に居るから行こうか」 

 

長男:

「行かない」 

「・・・」 

「本当に嫌だ」と泣き出しました。 

「自由な学校に行きたい」 

 

 

休みたい理由はもう言いません。 
 

 

長男:

「学校休む」 

「学校休む」 

「行きたくない」 

「学校休む」 

 

私:

「嫌なんだね」 

 

長男:

「ずっと嫌」 
 

 

学校自体が嫌いなんだ、この子。 

理由はきっと無い。 

詰まらないだけだ。 
 

 

  

上の姉:

「ワガママで嫌なら泣かないと思う。泣くのは、レイジーな嫌ではなくないか?無理させない方がいい気がするよ」 
「詰まらないって言うの?」 

 

私:

「うん」 

 

上の姉:

「詰まらないって言ってるけど、まだ心が学校に行く一歩を踏み出せる状態じゃないんじゃない」 

 

私:

「ずっと嫌だった、詰まらないって言ってる」 
   「授業も前は楽しかった。英語も先生変わって詰まらないって」 

下の姉「何か決定的な嫌なことがあった訳ではない?詰まらない、を理由にしてる?」 

上の姉「学校に関する嫌なイメージが複数重なってない?」 

下の姉「授業や先生が楽しければ行けそうな気もしない?」 

私  「結局嫌なことあったら行かなくならない?」 
   「社会出られないよね・・・」 

 私  「学校行ってないのに元気に走り回って次男も幼稚園行かないって言うし耐えられない」 

上の姉:

「今は長男君は、心が正常じゃないと思う。正常な思考じゃないよね?今の詰まらないとか。正常になれば、元の姿に戻ると思うよ」 

 

私:

「退屈に耐えられなくて異常になったんじゃないの?」 
「家庭でのストレスがきっと根っこだよね。治るのか?」 

 

上の姉:

「おそらくまずは薬じゃない?小学生だから飲ませたくないけどかなり変わるみたいよ」 

 

下の姉:

「病院で何が最善かアドバイスくれるはずだよ」 

 

私:

「どうしよう、小3で人生終わるか」 

 

上の姉:

「何か見つかるわ」 

 

私:

「凄い不安になってきた」 
「本格的に行かない」 
「全く行かなくなっちゃった」 
「どこか別に行く学校決まってれば気持ちが楽になる」 
「探さなきゃ!」

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59 祖父母との旅行(奈良)

59 祖父母との旅行(奈良) 
 
 

 


2021.10.17.18
 
今日から1泊2日で親族で奈良へ旅行予定です。

朝、バタバタ支度をしていると長男が

 

「漫画14冊持って行く」 

と言い出しました。

 

私:

「は!!!」 

「新幹線だよ」 

 

長男:

「持って行く!」 

 

私:

「重いよ!」 

 

長男:

「いいよ」 

 

私:

「絶対お母さんに持ってって言わないでよ!」 

「ありえない」 

{もー、と言う目で息子を見る} 

 

 

 
あー、出かける前からいちいち面倒臭い子! 
 

 

長男:

「布団も持って行く!」 

 

私:

「何言ってるの!それは本当に無理!やめて!」 
 

 

 
そんなやり取りを何度かくりかえし、なんとか出発出来ました。 

 

私は朝から訳の分からない事ばかり言う長男にイライラしていました。 

新幹線駅で姉達と合流すると気も紛れ、子供達も可愛がって貰えるのでご機嫌でした。 

 

 

 
長男は至って元気で荒れ狂う事もなく昔の子供らしい姿でした。 

次男とも喧嘩をしません。 

祖父には不登校の事を伝えていませんでしたが気が付かない程元気でした。 

 

 
 
 
わがままも言わず、何一つ困る事もなく1泊2日を終えました。

帰りの新幹線駅で長男が祖父と話していました。
 

 

長男:

「おじいちゃん、僕もっと旅行したい!」 

「もう1日泊まりたい」 

 

祖父:

「そっかー、楽しかったな。でも長男君明日学校だからな、また来ようね」 
 

 数メートル先からでも分る程長男の表情が曇りました。 
 

 

 

あ・・・、明日も行かないんだな。 
 
 

 

もう行かなくていい。 

そう思う時が増えていました。 

 

 
明るく元気な姿を見ると 

不登校なんて気のせいで、学校に行くのではないか? 

と期待してしまいます。 

2つの気持ちが私の中で行ったり来たりしていました。 

 

 

 
今私はこの子にどんな対応をするのが正解なのだろう。 

明日は起こすべき? 

どの位の熱量で「学校だよ!」と言うべきなのだろう。 

行かない。を受け入れた先に何があるのだろう。 

 

 
また明日から相談所巡り、学校(居場所)探しだ。 

一気に気持ちが暗くなりました。 

楽しい時間を過ごしていても胃の辺りにいつも鉛がある様な嫌な感じが取れません。 
 

 

 

 
旅行2日目の朝、食事をしている時母親が話しかけてきました。

 

母親(祖母):

「何があったの?」  

「絶対何かあったんじゃないの?」 

「あんた、なんか傷付く事言ったの?」 

 

私:

「うん・・・分からないけど」  

「私が何か言ったんだろうね」  

「私のせいなんだと思うよ」 

 

母親:

「絶対そうだと思うよ」 

 

私:

「・・・うん」 

 

 
私はその後1人で部屋に戻りました。 

何とも言えない孤独さと苦しさでしばらく涙が止まりませんでした。 

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