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2024年3月の記事一覧

231 オンラインゲームについて

231 オンラインゲームについて

 

2022年8月18日 

 

いつもは我が家に友人が来てゲームをしていますが、この日は、珍しく、長男がいつも遊んでいる友人の家に行きました。 

 

そこで、オンラインゲームの話になったようです。 

 

迎えに行くと突然長男が、 

 

「お母さん、僕、オンラインやりたい」 

 

と言い始めました。 

 

長男は、やりたい事を我慢する事が苦手です。 

 

長男は【大乱闘スマッシュブラザーズ】が大好きで、それをオンラインでやりたい!と言い出しました。 

 

私はゲームの知識が全くなく、オンラインは怖い!というイメージがありました。 

 

その時期、長男は少しずつ誰もいない校舎に入れるようになったり、学習に取り組んだり、私の目には回復しているように見えていました。 

 

もともとハマると、長男は、何時間もぶっ遠しでゲームをしていました。 

 

私は、 

 

「対戦相手が永遠にいるなんて、信じられない、怖すぎる!」 

 

と恐怖心しかありませんでした。 

 

長男は、サッカーそろばんの習い事へ行っても、なぜか、最後の一人になるまで帰る事の出来ない子でした。 

 

オンラインなんて始めたら、永遠に対戦相手がいて、折角回復してきた長男が、またゲーム三昧の日に舞い戻ってしまう。 

 

私はそんな不安を抱えていました。 

 

そして、オンラインをやりたいと言う長男に、 

 

「は?何言ってるの?まだ4年生には早い!」 

 

と、話も聞かずに、即答しました。 

 

説得する力がないので、嫌そうな雰囲気で、怒って相手を諦めさせるのです。 

 

すると長男は、話も聞かずに、NOと言う私に対して、 

 

「お母さんは、僕の気持ちがわからない!」 

 

「お母さんはいつもそうだ!」 

 

「お母さんに言うだけ無駄なんだ!」 

 

と言って泣いて怒っています。私が、 

 

「友達、オンライン繋いでるの?」 

 

と聞くと、 

 

「繋いでない!でも、よその家は関係ない!」 

 

「僕がやりたいの!」 

 

と言います。 

 

「他の子は我慢できるんでしょ、親がダメって言ったら我慢できるのに、なんであんたは我慢できないの?」 

 

「何でもかんでも思い通りじゃん!」 

 

「今だって、どれだけ自由な生活してるの?」 

 

そんな事を、私は長男に言ったような気がします。そして長男が、 

 

「お母さんは僕を信用していない!」と言い、私は、 

 

「今の生活でどうやったら信用できるの!できる訳ないでしょう!」 

 

と言い、一気に長男との関係が険悪になりました。 

 

そして私は、ほらね、何か一つでも注意したら、すぐに関係がおかしくなる。 

 

この子は思い通りにさせておけばいい子だけど、思い通りにならなければ、すぐ怒る! 

 

と、長男を【我慢しない子】【わがままな子】と決めつけていました。 

 

・・・

 

主人に相談すると、 

 

「今の生活にオンラインなんて、エスカレートするからやめた方がいい」 

 

と反対していました。 

 

姉たちに相談しても、 

 

「今は怖いよねー、オンラインはハマるっていうよね」 

 

「まだ小さいし・・・」 

 

「折角、学校にも少し行けるしね・・・」

 

とやはり反対でした。 

 

どんなに考えても、どうする事が良いのか分かりませんでした。 

 

長男は、その後も、ずっと、

 

「オンラインを繋いで」

 

と、言ってきて、その度に私と険悪になりました。 

 

私は困り果て、自分では解決できず、また姉から紹介してもらった先生に相談したのです。 

 

 

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230 子供たちの変化の仕方

230 子供たちの変化の仕方 

 

2022年夏休み 

 

姉から紹介された先生からの指導された後、私は子供に対する受け答えの仕方を180度変えました。 

 

例えば・・・ 

 

次男は1時間半かかる、祖母の家に行く道中、今までは、 

 

「まだ?長い!気持ち悪い!早く!」 

 

そんな文句を、ふてくされながら、5分おきに言っていました。そんな次男に私は、 

 

「仕方ないじゃん、遠いんだから!文句言うなら付いて来ないでよ!」 

 

と言っていましたが、その日は、 

 

「遠いよね、そりゃ疲れるわ!長い時間、車で一緒に来てくれてありがとう」 

 

と言うと、次男が一瞬キョトンとした後、 

 

「運転・・・お疲れ様・・・」 

 

と言いました。 

 

その日は一度も暴言を吐かれませんでした。 

 

・・・

 

次男の反応を見ていると、こちらの言った言葉、話し方で相手の返事が変わるのは、明らかでした。 

 

先生から指導を受け、対応を変えてから、まだ1週間しか経っていません。

 

あまりにも効果が出ており、私は驚いていました。先生に話すと、 

 

「子供の素質が良いと、効果も早く、劇的に変化します」 

 

と言われました。 

 

・・・

 

しかし、良い事ばかりは続きません。 

 

次男が劇的に変化し、喜んでいましたが、そんな日々も長くは続かず、また暴言を吐き始めました。 

 

私は、子供たちの暴言や、生意気な態度は指導に従い、スルーしていました。 

 

前ほどは暴言も無気力な雰囲気も酷くありませんでした。 

 

自分で決めたゲームのルールも、 

 

「今日は破って、明日は守るからね」 

 

と次男自身で決めていました。 

 

・・・

 

長男は以前よりは穏やかになりました。 

 

相変わらず不機嫌スイッチが入ると、次男を必要以上に馬鹿にしています。 

 

・ゲームのキャラが見つけれない 

 

・野菜ジュースを残した 

 

・肉しか食べない 

 

次男の行動に全てケチをつけ、何をしても文句を言われるため、次男の動きが止まる事もありました。 

 

長男に対しても注意はしませんでしたが、何も言い返さない次男の情緒が心配でした。 

 

そんな次男は、傷つけられても、長男に言い返しませんでした。 

 

年齢が上がるにつれ、何かの拍子に次男が長男に切れると、大人が止めるのも大変な程、長男を殴り、2人で取っ組み合いの喧嘩になるようになりました。 

 

夏休み中、次男は、私と娘と次男で寝室に行き、寝る前に1時間、大笑いしてみっちり遊ぶことを楽しみにするようになりました。 

 

それ以外はゲームと動画しかしませんでした。 

 

長男はその輪には入らず、私と良い関りができていませんでした。 

 

長男が来ると、次男はのびのび遊ばなくなります。 

 

表情が一気に暗くなり、動きも止まりました。 

 

私は、常に、どちらの子を優先すべきか、よく分からず、常にどちらともの子が気になり、胃が痛くなる、そんな日々でした。 

 

・・・

 

私は長男に、 

 

【ありがとう】 

 

【助かった】 

 

【さすが】 

 

等の言葉をかけ【家族に貢献してくれてありがとう!】を伝えたいのですが、 

 

ゲームばかりの長男に、良い言葉がけをする機会がなかなかありませんでした。 

 

そんな我が家の状態を先生に伝えました。すると、 

 

「一年間、今の状態で大丈夫です」 

 

「新しい取り組みが家族の当たり前の常識になるまで、多分、すごく時間が掛かります」 

 

「家族の当たり前の常識になった時に、知らない間に、いろんな事が勝手に解決していく感覚です」 

 

「お母さんのこれまでのやり方に、何年も大いに馴染んだ結果が、現在の症状を生みました」 

 

「同じ時間以上かけて、もっと良い状況を生みます」 

 

「これまでに、すっかり馴染んで愛着すらある現環境を、直ぐに変更できると考えたら、そんな甘い事があるわけないです」 

 

「新しいやり方の方が、以前より遥かに良い、との認識が得られれば、お母さんは、悪いやり方にこだわる意味が無くなります」 

 

「きっと、そのうち必ず、良い事が起こります」 

 

「お話を聞いていると、良い事が起こり始めています」 

 

「壮絶な覚悟は不要です」 

 

「壮絶な決意も不要です」 

 

「良い環境があれば、結果は自ずと現れてきます」 

 

「結果を生み出そうと力んでも、うまくいかないのです」 

 

「良い取り組みが、良い結果に自然とつながっていく、という事ですよ」 

 

「良い子に育って、幸せになってほしいです」 

 

「まずは、お母さんが心を軽くし、人生を楽しんで下さい」 

 

「心が軽くなければ、人に優しくできませんよ」 

 

「焦らず、ありがとう作戦をワンパターンに続けてください」 

 

「子供たちは、必ず、活発な姿に戻ります」 

 

「子供たちを信じて下さい」

 

と、先生は私に、私が未来へ期待できるような【希望の光】を伝えてくれました。 

 

先生の伝えてくれる【希望の光】が、辛い状況の中で、私が頑張る支えになりました。 

 

 

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229 弱いものいじめ

229 弱いものいじめ

 

2022年夏休み 

 

私の目には、主人はいつも、長男にばかり話しかけている感じがしていました。 

 

「ゲームしよう」 

 

「テレビ見よう」 

 

そんな会話をする時も、主人はいつも長男を主語にして話します。 

 

私が一度、 

 

「なんで、次男の名前を呼ばないの?」 

 

「次男は、父親が、自分の名前を呼ばない事、気が付いているよ」 

 

と言うと、主人が、 

 

「だって、返事しないじゃん」 

 

と言いました。 

 

長男の情緒が不安定な時、長男は、次男がご飯を食べていても、漫画を読んでいても、何をしていても、頭ごなしに馬鹿にし、傷付けました。 

 

次男が傷付いている姿を、何度も何度も見ているのに、なぜ、いつも主人は長男ばかりに気を配るのか、私には理解ができませんでした。 

 

・・・

 

次男はいつも、長男の顔色をうかがいながら、小さくなって生活しているように見えました。 

 

 

・・・

 

姉の紹介してくれた先生からは、 

 

「今から1年間、お母さんは、子供を注意する事、ダメ出しする事を一切やめて下さい」

 

「子供たちのやりたいように、子供たちを勝手にさせておいて下さい」 

 

「それでわがままになったり、困る日が来たら、そこから、いくらでも軌道修正ができます」 

 

「今息子さんたちは、気持ちが【かつかつ】です」 

 

「注意は一切しないで下さい」

 

「何一つ注意しないように!」 

 

と言われていました。 

 

・・・

 

次男の良くない行動や、暴言をスルーする事はできていました。 

 

しかし、長男が次男をいじめると、私はどうしても長男に対し、負の感情が生まれました、 

 

頭で分かっていても、感情が付いて行きません。 

 

先生に、 

 

「4月の、次男の入学式の日の前日、長男から『学校へ行きたい』と言われた日以来、任務完了のように、寄り添い下手になりました」 

 

と言うと、先生は、 

 

「それは、下心があって優しくしていたからですよ」 

 

「魂で子供に幸せになって欲しいのなら、そうはならない」 

 

「子供が幸せならそれでいい、という思いだけで動けば良いのです」

 

「優しい気持ちになる【本】を沢山読んであげて下さい」

 

「【優しい本】から、子供は優しさを学びます」 

 

「お母さんは、子育てには、何が大切なのか、ほぼ核心をついています」

 

「それは、間違っていませんよ」 

 

「自分の怒りの感情をどうするか、それが問題です」

 

「感情に負けてしまうのです」 

 

「親として、下の子をいじめられたら、ムカつくのは当たり前です」

 

「上の子は、今までのお母さんの子育てから【弱いものいじめ】をして良いと学んでいます」 

 

「親が、子供に酷いことをしてきたから、子供は相手が自分よりも弱ければ、理不尽な事をして良いと学ぶ」 

 

「だからお兄ちゃんは、弟をいじめるのですよ」 

 

そう言われ、妙に納得し、何も言い返せませんでした。 
 

 

 
 

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228 不登校前の私の子育て

228 不登校前の私の子育て 

 

私は、子供が思い通りにならないと、子供が傷つく、感情的な叱り方をし【子供がもうこれ以上傷つきたくないから、もうやらない!】と思うような叱り方をしていました。 

 

もー!こっちの気持ちを分かってよ!

 

そんな感情です。

 

正しい叱り方を知りませんでした。 

 

叱り方を知らない私は、子供を傷つけ、責めるのです。 

 

あなたなんて、全然かわいくない! 

 

そんな雰囲気を醸し出しながら、傷付け、脅していたのだと思います。 

 

怒り出すと【教える】【叱る】【躾ける】というよりも、頭に血が上り【おこる】【いかる】そんな感情で長男に接していたと思います。 

 

・・・

 

子どもを産んでから、親の仕事は悪い面を訂正する事だと信じ切って子育てをしていました。 

 

子育てはそういうものだと、信じて疑いませんでした。 

 

周りに、注意をしない、子供に甘いお母さん、と思われる事も嫌でした。 

 

周りから、自分が「ちゃんとしたお母さん」と評価されるために厳しくしていたかもしれません。 

 

・・・

 

長男の不登校、次男の立ち歩きなどの集団不適合を知る前までは、私は厳しい親だったと思います。 

 

子供を甘やかしてはいけない。 

 

子供を大切にし過ぎてはいけない。 

 

そんな精神で、子供の気持ちをそっちのけでした。 

 

先生に対しても、 

 

「びしばしやってください」 

 

と、言える親でなければならない。 

 

過保護にしてはいけない。 

 

子供の意見を聞き過ぎてはいけない。 

 

我慢させなければいけない。 

 

ちゃんと子供を我慢させれる親。 

 

子供に厳しくできる親。 

 

自分の子供よりも他者を優先する事のできる親。 

 

そんなふうに 

 

【こうゆう親であるべき】 

 

という形があり、そこにのみ、焦点を当てていました。 

 

子供が今何を望んでいるのか、そんな事を考えた事がなかったような気がします。 

 

我慢をさせれば、我慢のできる子になる。 

 

叱れば叱られ慣れて、叱られる事に耐えられる子になる。 

 

いつも人に譲る癖をつければ、人を優先できる子になる。 

 

いつも、迷わず我が子を我慢させ、人前で自分の子を褒める事もしませんでした。 

 

「どうしたいの?」 

 

そんな言葉をかけた記憶がありません。 

 

人生は大変なので、大変な事に慣れさせよう。 

 

無意識のうちに、そんな気持ちで子育てをしていたのではないかと思います。 

 

そんなふうに、心に寄り添う子育てはできていませんでしたが、 

 

キャンプへ連れて行く 

 

何時まででも、外遊びにとことん付き合う 

 

旅行へ沢山連れて行く 

 

沢山経験してほしいと、とにかく外出し、そこら中に子供と出かける事には全力でした。 

 

そんな事ばかりに力を入れていました。 
 
 
 
 
 

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227 少しずつ、私の心が動いていく

227 少しずつ、私の心が動いていく 

 

我が家が幸せになるキーは長男が幸せになる事。 

 

そうしたら全てがうまく回り出すような気がする・・・ 

 

そんな事を思う中姉から紹介してもらった先生から、またアドバイスをいただきました。 

 

・・・

 

子供は、たくさん褒めてあげたら、どんどん自信がつきます。 

 

失敗は成功のもと、という図太さが身に付いたら、学校も恐れずに行くようになります。 

 

お兄ちゃんのステキのところ、たくさんあるでしょ。 

 

それを、徹夜で話してあげて下さい。 

 

あの時、こんなことしてくれたよね。 

 

わたしの子として生まれてきてくれて、ありがとう。 

 

魂の言葉をお願いします。 

 

言葉に出して、たくさん、言い続けて! 

 

「頑張ったねーっ」て、言い方は、上から目線です。 

 

あの時の、あなたのこれこれが、とてもステキだと思ったよ。 

 

お母さん、あなたのこういうところが本当に好き。 

 

️子供の負の側面を引き出す必要なんてありません。 

 

子どもの良い面を見てあげるだけで、十分です。 

 

寄り添う視線を向けられているだけで、子供はどんどん、心を開いてきます。 

 

こんな簡単な事だったのか・・・ってくらいですよ。 

 

心から安心できるまで、たくさん言ってあげてください。 

 

見違えるほどよくなります。 

 

本当にやるべき事なんて、そんなにたくさんあるわけないです。 

 

お母さんの子で良かった、と言ってもらえますよ。 

 

目を離せ! 

 

心を離すな! 

 

やるべき事をやらずに、やるべきでない事を重ねた愚かさに、何故気が付かなかったのか。 

 

どんなに学校に文句を言っても、不幸を誰かのせいにしても、何も戻りません。 

 

親が、親子関係に歪みがあったことに気が付くことでしか、事態は変わらないのです。 

 

親が、不登校は自分の問題だ、との認識に立った時、もう、障壁は無くなったと考えて良いんです。 

 

不登校がなくなった時に、どの親御さんも言うのです。 

 

「こんなに良い子だったのに、私はなぜ、それを知らなかったんだろう」って。 

 

苦しんで、苦しんで、復讐され、嘆き悲しんで、絶望の淵に自分自身が立たされて、初めて、子供の苦しみを自分の苦しみとして実感できると、そこから、謙虚さが生まれるのかもしれません。

 

子供なんて、躾がどうとか、関係ないのです。 

 

ただ、ただ、愛してあげるだけでいいの。 

 

それが、家庭の役割なの。 

 

それは、お母さんにしかできないことです。 

 

他の人にできることは、他の人に任せれば良いのです。 

 

人を信じる心、人を幸せにしたいと思う心は、愛され、大切にされた人にしかできませんから。 

 

一番良いのは、人としてあるべき姿を、親が見せてあげることなのです。 

 

無条件に信じる。 

 

そんな姿を見せるだけで良いのです。 

 

子供に本物の愛情を与えて下さい。 

 

親の役目が何かを明確に意識する事ができると、子育ての仕方が変わります。 

 

親の役目とは、何か。 

 

子供を自立した大人にすることです。 

 

物事の良し悪しを、自分で考えて行動できる。 

 

自分以外の誰かのために、力を尽くす事に意義を感じることができる。 

 

深い愛情をもって、他者と良い関係を構築できる。 

 

そういう子になっていれば、良い親です。 

 

なっていなれば、どんな言い訳をしたとしても、毒親です。 

 

親子関係の絆も大事です。 

 

友好的なら、この上ないです。 

 

その上で、お父さんも、お母さんも働き者なら、もう、完璧です。 

 

・・・

 

そんな魂のこもったアドバイスを先生は私に下さいました。 

 

今まで、どの相談所でも、相談所以外で相談した誰からも言われた事のない言葉です。 

 

先生から教えられる一文一文を、読み返し、読み返し、不登校問題をどうこうしようと、子供の心を動かそうとする前に、私の心が動いていったのです。

 

 
 

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