230 子供たちの変化の仕方
230 子供たちの変化の仕方
2022年夏休み
姉から紹介された先生からの指導された後、私は子供に対する受け答えの仕方を180度変えました。
例えば・・・
次男は1時間半かかる、祖母の家に行く道中、今までは、
「まだ?長い!気持ち悪い!早く!」
そんな文句を、ふてくされながら、5分おきに言っていました。そんな次男に私は、
「仕方ないじゃん、遠いんだから!文句言うなら付いて来ないでよ!」
と言っていましたが、その日は、
「遠いよね、そりゃ疲れるわ!長い時間、車で一緒に来てくれてありがとう」
と言うと、次男が一瞬キョトンとした後、
「運転・・・お疲れ様・・・」
と言いました。
その日は一度も暴言を吐かれませんでした。
・・・
次男の反応を見ていると、こちらの言った言葉、話し方で相手の返事が変わるのは、明らかでした。
先生から指導を受け、対応を変えてから、まだ1週間しか経っていません。
あまりにも効果が出ており、私は驚いていました。先生に話すと、
「子供の素質が良いと、効果も早く、劇的に変化します」
と言われました。
・・・
しかし、良い事ばかりは続きません。
次男が劇的に変化し、喜んでいましたが、そんな日々も長くは続かず、また暴言を吐き始めました。
私は、子供たちの暴言や、生意気な態度は指導に従い、スルーしていました。
前ほどは暴言も無気力な雰囲気も酷くありませんでした。
自分で決めたゲームのルールも、
「今日は破って、明日は守るからね」
と次男自身で決めていました。
・・・
長男は以前よりは穏やかになりました。
相変わらず不機嫌スイッチが入ると、次男を必要以上に馬鹿にしています。
・ゲームのキャラが見つけれない
・野菜ジュースを残した
・肉しか食べない
次男の行動に全てケチをつけ、何をしても文句を言われるため、次男の動きが止まる事もありました。
長男に対しても注意はしませんでしたが、何も言い返さない次男の情緒が心配でした。
そんな次男は、傷つけられても、長男に言い返しませんでした。
年齢が上がるにつれ、何かの拍子に次男が長男に切れると、大人が止めるのも大変な程、長男を殴り、2人で取っ組み合いの喧嘩になるようになりました。
夏休み中、次男は、私と娘と次男で寝室に行き、寝る前に1時間、大笑いしてみっちり遊ぶことを楽しみにするようになりました。
それ以外はゲームと動画しかしませんでした。
長男はその輪には入らず、私と良い関りができていませんでした。
長男が来ると、次男はのびのび遊ばなくなります。
表情が一気に暗くなり、動きも止まりました。
私は、常に、どちらの子を優先すべきか、よく分からず、常にどちらともの子が気になり、胃が痛くなる、そんな日々でした。
・・・
私は長男に、
【ありがとう】
【助かった】
【さすが】
等の言葉をかけ【家族に貢献してくれてありがとう!】を伝えたいのですが、
ゲームばかりの長男に、良い言葉がけをする機会がなかなかありませんでした。
そんな我が家の状態を先生に伝えました。すると、
「一年間、今の状態で大丈夫です」
「新しい取り組みが家族の当たり前の常識になるまで、多分、すごく時間が掛かります」
「家族の当たり前の常識になった時に、知らない間に、いろんな事が勝手に解決していく感覚です」
「お母さんのこれまでのやり方に、何年も大いに馴染んだ結果が、現在の症状を生みました」
「同じ時間以上かけて、もっと良い状況を生みます」
「これまでに、すっかり馴染んで愛着すらある現環境を、直ぐに変更できると考えたら、そんな甘い事があるわけないです」
「新しいやり方の方が、以前より遥かに良い、との認識が得られれば、お母さんは、悪いやり方にこだわる意味が無くなります」
「きっと、そのうち必ず、良い事が起こります」
「お話を聞いていると、良い事が起こり始めています」
「壮絶な覚悟は不要です」
「壮絶な決意も不要です」
「良い環境があれば、結果は自ずと現れてきます」
「結果を生み出そうと力んでも、うまくいかないのです」
「良い取り組みが、良い結果に自然とつながっていく、という事ですよ」
「良い子に育って、幸せになってほしいです」
「まずは、お母さんが心を軽くし、人生を楽しんで下さい」
「心が軽くなければ、人に優しくできませんよ」
「焦らず、ありがとう作戦をワンパターンに続けてください」
「子供たちは、必ず、活発な姿に戻ります」
「子供たちを信じて下さい」
と、先生は私に、私が未来へ期待できるような【希望の光】を伝えてくれました。
先生の伝えてくれる【希望の光】が、辛い状況の中で、私が頑張る支えになりました。