72 総合医療センター
72 総合医療センター
総合医療センターの予約は11月1日です。
朝8時に予約を入れていましたが本人を連れて行かなければ診察してもらえません。
どうしよう、絶対に行かない。
連れて行き方の作戦を立てていました。
私:
「何て言って連れて行こう」
「朝早いし」
姉:
「お母さんと健康診断に行くよ。がよくない?」
私:
「嘘つくと後から半端なく面倒だから」
姉:
「でも、今回は連れて行くしかないもんね」
「前日に言うと更にややこしくなりそうじゃない?」
「帰りに好きな所に連れて行ってあげたら!」
・・・
私:
「長男は要求と主張が凄い」
姉:
「学校の臨床心理士さんが教えてくれた。特性がある子は、こだわりが強いし、興味がある事はやるけど、ない事は本当に苦痛らしいよ」
私:
「特性は絶対ある」
「だから学校なんて苦痛のみ!」
姉:
「その特性を医療センターで見極めてもらって、対策を指導してもらえると思うよ」
私:
「説明で判断?脳波?」
姉:
「発達スクリーニング検査をするんじゃない?色々な事やらせて様子見るんじゃない?積み木とか、箱庭とか」
「集中力とか、出来なかった時の反応とか、色々見るんじゃない?」
「とにかく一流の医者の集まりらしいよ!間違いないって」
「今日話した臨床心理士さんは、よっぽどストレス抱えてて、それを暴言や暴力で出しているんだろうね、本人も辛いよね、て言ってた」
「まずは総合医療センターまであと1週間! 」
「適切な診断結果が出て治療方も出るはず」
「それ以後はいい方向に、向かっていくはずだよ」
私:
「前回MRI撮ったからその続きの検査って言って連れて行こうかな」
姉:
「前日より、朝さらっと言った方が良くない?」
私:
「だよね」
家から出ようとしない長男を行きたがらない病院へ連れて行くのは一苦労でした。
説明すれば余計に行かないと言う。
行かないと言ったら2度と連れて行けない。
それでも最後の砦の総合医療センターには何が何でも連れて行かなければ!
でもどうやって!
予約日まであと1週間。
1週間我慢したら解決策を教えてもらえる!
対応の仕方が分かる!
私はどう連れて行こうか!
その事しか考えていませんでした。