2023年11月の記事一覧
73 不登校のタイプ別
73 不登校のタイプ別
2021/10/27(水)
インターネットにこんな事が書いてありました。
【情緒混乱・内向タイプ】
①定義
「気分の落込みや身体症状が起こり登校したくてもできなくなるタイプ 」
②特徴と留意点
学校に行こうとすると、頭痛や腹痛などの身体症状が起こり、登校したくてもできない状態に陥る 。
学校を休むことに対して罪悪感が強く、不甲斐ない気持ちや、自分を責める気持ちを抱いている 。
真面目で自分に厳しいため、少しくらいの成果では自分自身を認められなかったり、わずかなミスも許せないと思うような完璧思考の面がある 。
勉強もスポーツも人並み以上にでき、そのことが本人の頑張りを支えてきたことでもあるので、不登校になったということを受け入れられずに苦しんでいる 。
不登校になったきっかけや原因を話したがらない場合や、親を頼ろうとしないことがある。
③親や周囲のサポート
助けを求めること自体を許せないことがあるため、本人が「期待されなくなった」と受け取らないように、挫折感や絶望感を認め、いつも味方でいることを伝え、助けを求めるのを待つ 。
親が受け入れる姿勢を見せると、これまで親に対して抱いていた不平や不満をぶつけるようになる場合があるが、制止せずに一旦全て吐き出させるようにする。
心理的に安定してくると、将来についての不安や焦り生じてくるため、慰めるだけでなく、いろいろな選択肢があることを伝え、行動につなげていく。
④このタイプの強みと他のタイプとの関連
もともと集中力や思考力は高いタイプなので、パニックに陥らないように不安をコントロールする術を身につけて、自分のペースで学習を進められるようになれば結果が出やすい。
社交的でない側面があるが、無理をして周囲と同じように振る舞おうとせず、自分のできることや良さを認めていくと、人間関係が上手く行くようになる。
不安や焦りが人一倍強いタイプなので、子どもの気持ちを受け止めずに親主導のかかわりを続けると家庭内暴力などの問題を引き起こしたり、「神経症性障害を伴うタイプ」へと変化する恐れがある。
【神経症性障害を伴うタイプ】
①定義
「情緒的混乱が激しく神経症性の症状を発症しているタイプ」
②特徴と留意点
過大なストレスがかかったことにより、神経症性の症状が現れる。
代表的な症状は不潔恐怖(潔癖症)、醜形恐怖、解離性健忘(記憶障害)、摂食障害などがある
ストレスによってこれらの症状が一時的に起こるが、穏やかに過ごしていると症状が起こらない場合がある。
精神疾患の初期症状の可能性もあるため、思春期の症例に詳しい専門医を受診する。
③親や周囲のサポート
神経症性の症状が現れたときには、登校刺激になるようなことは一切やめ、精神的な休息が取れるように環境を整える。
できるだけ早く思春期の症例に詳しい専門のクリニックを受診したほうが安心だが、本人に病識がない場合は、通院を勧めること自体が気持ちを傷つけることになりかねないため、無理に病院に連れて行くことは避ける。
子どもにいつもと違うような様子があるため親は心や身体のことを心配しているということをきちんと伝え、納得させてから病院に行くようにする。
主治医の指示に従って治療を進めるが、克服するためには病気を治そうとする本人の意志が必要であるため、安定してきたら、少しずつ外出や運動、学習など同世代とのギャップを広げないための取り組みも取り入れていく必要がある。
④このタイプの強みと他のタイプとの関連
繊細でこだわりが強い性格を活かして、芸術や学習の分野で興味のあることに取り組み始めると、集中力を発揮し高いレベルで習得することができる。
他人とは違う感性を持っていても、周囲との関係を拒絶せずに、趣味や特技で繋がるようにしていくと人間関係が広がる。
「情緒混乱・内向タイプ」の一部が変化してこのタイプに移行する可能性がある
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両方、びっくりする程長男の症状そのものでした。
両方当てはまる・・・
私はサイトの事を姉に話ました。
私:
「病院私だけで行けないかもう一回聞いてみようかな」
「連れて行かない方がいい気がする」
「行く気がしない」
姉:
「昨日の様子だと行かないだろうね」
私:
「気が済むまで休めばいいけど。転校したい!転校したい!言うから、転校した時に必要な健康診断って言うのはどうだろう」
「学校行けって言っている様に聞こえるかな?」
次男も不安症の症状でした。
小学校に向けて、先手打って精神科で療育しとこうかな・・・
72 総合医療センター
72 総合医療センター
総合医療センターの予約は11月1日です。
朝8時に予約を入れていましたが本人を連れて行かなければ診察してもらえません。
どうしよう、絶対に行かない。
連れて行き方の作戦を立てていました。
私:
「何て言って連れて行こう」
「朝早いし」
姉:
「お母さんと健康診断に行くよ。がよくない?」
私:
「嘘つくと後から半端なく面倒だから」
姉:
「でも、今回は連れて行くしかないもんね」
「前日に言うと更にややこしくなりそうじゃない?」
「帰りに好きな所に連れて行ってあげたら!」
・・・
私:
「長男は要求と主張が凄い」
姉:
「学校の臨床心理士さんが教えてくれた。特性がある子は、こだわりが強いし、興味がある事はやるけど、ない事は本当に苦痛らしいよ」
私:
「特性は絶対ある」
「だから学校なんて苦痛のみ!」
姉:
「その特性を医療センターで見極めてもらって、対策を指導してもらえると思うよ」
私:
「説明で判断?脳波?」
姉:
「発達スクリーニング検査をするんじゃない?色々な事やらせて様子見るんじゃない?積み木とか、箱庭とか」
「集中力とか、出来なかった時の反応とか、色々見るんじゃない?」
「とにかく一流の医者の集まりらしいよ!間違いないって」
「今日話した臨床心理士さんは、よっぽどストレス抱えてて、それを暴言や暴力で出しているんだろうね、本人も辛いよね、て言ってた」
「まずは総合医療センターまであと1週間! 」
「適切な診断結果が出て治療方も出るはず」
「それ以後はいい方向に、向かっていくはずだよ」
私:
「前回MRI撮ったからその続きの検査って言って連れて行こうかな」
姉:
「前日より、朝さらっと言った方が良くない?」
私:
「だよね」
家から出ようとしない長男を行きたがらない病院へ連れて行くのは一苦労でした。
説明すれば余計に行かないと言う。
行かないと言ったら2度と連れて行けない。
それでも最後の砦の総合医療センターには何が何でも連れて行かなければ!
でもどうやって!
予約日まであと1週間。
1週間我慢したら解決策を教えてもらえる!
対応の仕方が分かる!
私はどう連れて行こうか!
その事しか考えていませんでした。
71 どこまで聞いたらいいのだろう?
71 どこまで聞いたらいいのだろう?
この日は長男が1日中わがままを言っていました。
お昼に食べた牛丼がほんの少し残っていました。
それを私が捨ててしまいました。
夕方、長男がそれに気が付き、
「今すぐ買って来い!」
「早く買って来い!」
と泣き喚いていました。
この場合、買ってこればいいのだろうか?
わがままにならないの?
結局主人が買いに行きました。
その次は、家にあったおやつを次男と娘が少し食べました。
長男:
「次に買う時は僕しか食べちゃだめだ!」
「絶対に弟、妹には買うな!」
「買ってもらうのは僕だけだ!」
私は言葉には出しませんでしたが、こんな気持ちでした。
本当に疲れる
これがまさに長男だ
長男らしさだ
あぁ、この子らしい
飽き飽きだ
私の中の長男はそんなイメージでした。
自分が1番満たされた状態でいなければ気が済まない。
本当に疲れる。
毎日毎日気が狂いそうでした。
長男の言う事だけを聞くのであれば、何とかなります。
大人は我慢できます。
でも、次男や娘も黙っていない。
次男に買うなと言う長男。
僕にも買ってと言う次男。
同時に2人の願いを叶えられない。
ほとんどのシチュエーションでその繰り返しでした。
どちらの意見を優先するのか。
優先されなかった方が泣き喚きます。
想像を絶する泣き喚き方です。
もう、こんな生活やっていける気がしない。
長男に声を掛ける時はいつも気を使い神経をすり減らしていました。
何かにつけて、永遠に要求をしてくる。
その要求が叶うまで決して止めない。
これは今の長男だからではない。
長男は私の中で常に【こうゆう子】でした。
その日は娘もずっとギャンギャン泣いていました。
頭がキーンとする娘の泣き声と、長男の度を超えたわがままと次男の死んだ様な目つき。
私は:
「・・・」
「もう、耐えられない」
毎日毎日限界でした。
結局長男は主人が買ってきた牛丼を食べませんでした。
長男:
「同じ物なんて飽きる」
「違う物作ってよ」
私はあきれ果て、疲れ果てて
「いい加減にしてよ、わがまますぎるでしょ」(怒)
と白けた目つきで長男を見ながら言いました。
ごたごたしている横で娘は私の足にしがみ付きギャンギャン泣いています。
私はもう何も作りませんでした。
長男は怒りながら自分で何かを作り始めました。
用意された食事は食べません。
この子おかしい。
思いやりが全くない。
主人は何とか優しく対応していました。
娘の世話もしていました。
私はもう逃げました。
頭がおかしくなりそうでした。
この子は元々凄くわがままなの?
特性なの?
承認欲求?
所有欲?
寒いのに扇風機かけて寝る。
寒いと言えば風量を上げる。
嫌がらせ?本当に暑いの?
適応障害なの?
姉は:
「普段凄い優しい子じゃない?」
「わがままではなく、特性な気がする」
私:
「そもそも特性って何?」
姉:
「診断してもらって、療育をしていけば良くなると信じよう!!」
「暴言はぐっと我慢して頑張ろ!!」
頭が常に沸騰している。
対応の仕方が分からない。
どこまで許していいの?
どうしたらこの子を【いい子】に育てられるの?
あー、疲れた。
もー、嫌だ。
70 近所のフリースクールにて
70 近所のフリースクールにて
2021.10月中旬
長男が玄関から裸足で飛び出して、出かけようとする私を追い掛けてきます。
「お母さんどこに行くの?」
「僕も行く!」
「連れて行ってよ」
「ねーどこに行くの?」
私:
「用事があって出かけるだけだよ」
「すぐ戻るから」
完全不登校になってから長男は私が外出するのを怯える様になりました。
自分の知らない所で何かが進められているという不安なのか
裸足で車に乗り込んできて着いて行く!どこにいくの!どうして一緒に行っちゃダメなの?と喚きます。
私は何とか理由を付けて外出していました。
市内で水曜だけ開校のフリースクールが立ち上がりました。
今日は月に一度のアウトドア開校でした。
設立者は私と同年代の女性です。
今日はそこへ話を聞きに行きました。
その女性は中学生(男)、5年生(女)、2年生(男)、年長さん(女)、の4人のお母さんです。
第1子の長男が小3で不登校になったそうです。
その際色々考え前回私が話を聞きに行ったフリースクールに通う様になった、と言っていました。
子供たちが小学校に入学すると選択肢を与えるそうです。
①公立の小学校へ行く
②フリースクールへ行く
③ホームスクーリング(家で学ぶ)
④何もしない
毎日子供自身で選ばせる。
と言っていました。
幼稚園は片道50分ほど掛かる森の幼稚園に、毎日、通わせていると言っていました。
ほわーん。とした不思議な雰囲気の方でした。
その場には第2子の娘さんと第3子の息子さん、旦那さんがいました。
子供達は2人共マイペースで柔らかい雰囲気でした。
私の話を聞いて
設立者の女性:
「そうなんだ、心配いらないんじゃない?」
「学校が合わないんだよ」
「そもそも学校って行く意味あるのかな?」
と言っていました。
一緒に来ていたご主人を紹介してくれました。
物腰柔らかなご主人の事をこう説明していました。
・凄く沢山教育を受けてきた
・小学校では良い中学に入る為、中学に入ると良い高校に入る為、高校に入ると良い大学に入る為、大学に入ると一流企業に入る為、子供時代一度もその瞬間の為に生きてこなかった
・未来の為に子供時代を犠牲にしてきた
設立者の女性:
「今何してると思う?」
「無職(笑)」
「本人が隠さないで良いって言うから言うけど、精神病んで、会社辞めたの」
「笑えるでしょ。何の為に子供時代を必死に生きてきたんだって話」
「本人その気持ちが強いから、子供が不登校でも、まぁ、いいんじゃないって」
「息子は小4になって、しばらく公立の学校に戻ったの」
「担任の先生が楽しくて学校が嫌じゃなかったって」
「学校が嫌ではないからこそフリースクールか、公立か自分で考えてフリースクールに通う事に決めたみたい」
「詰まらなくてフリースクールに行ったら逃げたって思っちゃうから、公立も楽しいけどフリースクールを選んだって
思いたかったんだって!」
ご主人は女性の話を薪に火をおこしながら、にこにこ聞いていました。
私には
「その子(うちの長男)大丈夫な気がするな」
「話聞いてると大丈夫だと思う」
何故大丈夫と思ったかは聞いていません。
その場にいた2人の子供達は、親に
なにしていい?
これしていい?
等の質問は一切せず、自分たちで考えて動いている感じがしました。
親の目を全然きにしていません。
とても柔らかで優しく、私に手作りのおやつを作ってくれました。
その場には長男と同じクラスの子のお母さんで子供を森の幼稚園に通わせている方もいました。
そのママは学校に不満があるようでした。
ママ:
「学校はこれ程子供が苦しむのに内省しないよね」
「先日息子は図工で本人は完成した!と思った絵にここも色を塗ろう、ここも何かを描こう、家に持って行って描き加えて来て、と言われた。息子の中ではもう完成しているから絶対に書き加えないと言っていた」
「宿題の出し方が気に入らないから、私流のやり方でやらせている」
と言っていました。
長男と同じクラスのその息子さんはその1か月後の11月から完全不登校になります。
同じクラスで2人の完全不登校児が出ました。
相談後わたしは
色々な考え方があるんだな。
子供が学校に行かなくても苦しそうじゃなくていいな
私はここまで割り切れないな
と思いました。
69
69
2021/10/24(日)
私は子供への接し方に自信がありませんでした。
主人の子供に対する態度にも思うところがありました。
より良くしたい!と感じ主人にこういいました。
私:
「子供に接する態度でおかしいよって思う事があったら言い合おうね」
主人:
「俺には何も言わないで。指摘しないで。言われたくないから。俺は俺でやる」
「俺が決めて俺がやっている行動には一切口出ししないで」
え?
・・・
今なんて言った?????
・・・
しばらく理解できず私は黙ってしまいました。
喧嘩ではありません。
子供への接し方がおかしかったら教え合い改善して行こう、という提案でした。
お願いやペースを乱す事をやたらと嫌がる主人の事を私はこう思っていました。
・長男の脳機能は絶対に主人の遺伝子だ
・全ての事で2人はそっくり
・指示、指摘を不思議なくらい嫌がる
・嫌がり方が病的
私はそう感じていました。
一般的な声掛けをしても顔が引きつる事があります。
私の言い方が悪いのだろうか?
優しい人ですが何かをお願いする時は凄く気を使いました。
主人は長男の気持ちが良く分かるのではないか?
主人は協力的でした。
長男を頭ごなしに叱ったり、学校へ行かない事を否定したりはしませんでした。
それでも、今の家庭の状況は話し合い必須です。
1日に何があったのか、何に困っているのか話したかったです。
主人と話し合う事はあまりありませんでした。
私は不安な気持や相談をひたすら2人の姉にしていました。
長男も放っておくしかない。
好きにやらせるしかない。
脳機能が指示を受付けないのだ。
今なら、学校さえ行っていれば他は全て放っておこうと思える。
幼馴染のママが我が家の子供たちの主張の強さにびっくりしていました。
実家の母も3人共意志が強く私が大変そうだと心配していた様です。
そんなに我が子達は主張が強いのだろうか?
よその子育てはどんな感じなのだろう?
もっと楽なの?
楽しいの?
私は全く楽しくない。
こんなに大変なのはうちだけなの?
私のせいなの?
何でなの?
次男も大変になってきました。
何一つ言う事を聞きません。
聞かないと言う決心が先にあるの?と思う程聞きません。
主張が強く生意気な事ばかり言います。
優しさや穏やかさが全くありません。
何なんだ、うちの子達は!
ある日サッカーの試合を観に行きました。 出口で 長男が
長男:
「ジュース飲みたい」
私:
「はーい。コンビニ寄ろ」
長男:
「嫌、ここのじゃなきゃ嫌」
私:
「コンビニにあるんじゃない?凄い戻らないと自販機ないよ」
長男:
「じゃぁ無かったらここまで戻ってこいよ」(怒)
私:
「歩いても良いなら戻ろ」
長男:
「嫌だ、歩きたくない!」
「でもコンビニに気に入るのが無かったらここまで戻って来い!」
私:
「めんどくさ・・・」
まぁ、これでいいよ。が出来ない。
妥協しない。
全ての動作でイチイチ躓き、事が進まない。
イライラがとまりません。
頭の中が常に沸騰しているみたいな感覚でした。
次男は次男で
~(次男の名前)ちゃーん。と言って可愛がっても
「うるせー、触るな」
と死んだ魚の様な目をして振り払ってきます。
この時期は次男を幼稚園へ行かせる事も一苦労でした。
可愛くない!
なんなんだこの子達は!!!
私のせいなのだろうか。
ストレスしかない。
解放されたい。
そんな気分の毎日でした。