不登校復活の道(ブログ)
95 ゲームが届いた日
95 ゲームが届いた日
11月1日にゲーム機が届きました。なぜか私は、意味もなく、
「サッカーの大会行く?行かない?」
と、聞いてしまいました。
その質問の後、長男は次男を、ぼこぼこに殴りました。
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お昼の郵便で、ゲームが届きました。
11月1日
世間一般的には遅すぎるであろう、我が家のゲーム生活がスタートしました。
11月1日(初日) 12時から24時 12時間 休憩無し
11月2日 朝9時から25時 16時間 休憩無し
11月3日 朝11時から24時 13時間 休憩無し
11月4日 朝10時から25時 15時間 休憩無し
11月5日 朝9時から25時 16時間 休憩無し
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ゲームが来てから、長男は、まともに食事を摂らなくなりました。
ただただ、取り憑かれた様に、ゲーム画面だけを見ていました。
想像していたよりも、どっぷりゲームにはまり込む生活がスタートしたのです。
94 少しずつ固まっていく決意
94 少しずつ固まっていく決意
娘を実家に預け、昼間、長男と2人で居ると、とても落ち着いていました。
私と長男の2人だけ、この空間が、今の息子には、必要な気がしました。
注文したゲーム機が届くまでの間、スマホを渡し、自由に使わせていると、次男と仲良く話し、よく、笑っていました。
その姿を見て、何度も何度も、何度も何度も、覚悟を決めなければ!と思うのです。
「もう、開き直り、とことん、付き合おう」
「好きな様に、させよう!」
その方が、いい子になるはず!一生懸命、自分に言い聞かせていました。
それでも、やはり、どうなってしまうのかが怖くて、中々開き直れません。
4月から、娘は幼稚園です。
娘が、昼間幼稚園に行けば、上手く回るかもしれないな。
娘とも、一緒に住めるかもしれない!
しばらくの間、長男はゲームにどっぷりハマる、と思っておこう!
もう、どうとでもなれ!と思おう!
長男は、もともとマイペースで、自制する事が苦手な様でした。
年齢の問題ではなく、自制が極端に苦手な子だと思います。
ゲームも、好きなだけやらせた方が、効果がありそうでした。
長男に、年長の次男には、まだゲームが早い事を伝えると、
「次男が帰ってきたら、消す、か、お父さんの部屋に移動する」
と言ってくれました。
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次男にも、基本的には注意せず、甘やかしていると、落ち着いており、
「明日も1番に幼稚園に行きたいな」
等の発言が、出る様になりました。
正直、まだ心に何か引っ掛かりはあるものの、2人共、自由にさせた方が、よさそうだな。
と、頭では、分かっていました。
93 理想の家庭像
93 理想の家庭像
子供を産む前、私には理想の家庭像がありました。
みんな仲が良く、自分の部屋には行かず、リビングに家族が自然に集まる家庭。
そんな理想がありました。
居心地の良い子供部屋を与える事にも、抵抗がありました。
実際、私自身が、そんな家庭で育ちました。
主人は真逆です。
皆、個々に部屋にいる。
家族でも、相手の事に立ち入らない。
そんな家庭で、主人は育ちました。
主人にとって、自分の部屋がない、と言うのは、
【死に値する】
と、言っていました。
それほどに、1人の時間、空間が必要な人です。
私たち夫婦は、育った環境も、もっている価値観も違い過ぎました。
私は、何かにつけて、自分の描く理想像を持ちすぎていました。
長男に関しては、
引きこもりは怖い。
それでも、一人部屋を作り、落ちつく空間を用意し、ゲーム類を並べる棚を作り、長男だけの場所を作ろうかな。
と、考えはじめていました。
理由は、幼い下の子達まで、ゲーム漬けになる事は、絶対に嫌だからです。
長男の部屋を作り、そこでゲームをしてくれたら、下2人への影響は少なくなる。
2歳の娘が、長男の物を触り、怒られることもなくなるはず。
リビングに長男がいないので、私のストレスも減るはず。
もう、好き放題やらせよう!と覚悟しつつありました。
92 強い嫉妬心
92 強い嫉妬心
2021.10.月下旬
長男が、夜中に枕を殴っていました。
私が、
「何してるの?」
と聞くと、
長男は、
「妹を殴ってた、あいつ思い出すと、むかつく、見るだけでイラつく」
・・・
妹が不在にも関わらず、ずっと妹の文句を言っていました。
嫉妬なの?
以前、幼馴染み3家族で、海外旅行に行きました。
帰宅後、私が、「またいきたいね!」と、言うと、
長男は、「嫌!お母さんが、ママ達と話していて、僕と話さないから、嫌」
と言いました。
その旅行で、私は長男と沢山遊んでいました。
長男も、友人たちと、毎日毎日、大はしゃぎで遊んでいました。
小さい頃は、弟を抱っこする事を許さず、可愛がられる妹を虐める。
幼少期、毎日外へ連れ出し遊んでいた事を、
「楽しかった?」
と聞くと、
「楽しかった」
「でも、お母さんは、弟といたよね」
「弟を抱っこしていて、僕とは遊ばなかった」
「僕は、お母さんと遊びたかった」
「だから、楽しかったけど、寂しかった」
「お母さんは、僕と遊ばないから、悲しい」
と言いました。
どうしたら、この子を満足させられるのだろうか?
91 藁にもすがる思い
91 藁にもすがる思い
一般的な相談所には行き尽くし、どこも、解決策を教えてくれないと気が付いた私は、
・家から1時間以上かかり、1時間7000円の占い
・中々予約の取れない1回5000円の姓名判断(印鑑屋)
・1時間10000円のオンライン不登校相談
手当たり次第、自分を安心させてくれる場所、を探し求めました。
占いでは、
・発達障害と健常児の境界線
・18歳の頃には落ち着く
・異常に負けず嫌い
・弟と同じ習い事で競争させない方がいい
・気が小さすぎる
・学校は嫌いじゃないけど、周りの目を気にしすぎ
・学校には行かないんじゃないかな、この子?
・気持ちを表現できないから、楽器などで感情表現させて
と言われ、
「やっぱり、発達障害なんだ!」
「やっぱり、病的に負けず嫌いなんだ!」
「やっぱり、感情表現が苦手なんだ!」
と、信じ込みました。
姓名判断では、
・一筋縄ではいかない子
・この、漢字が良くないんだよね、改名する?
・印鑑つくるとお守りになるよ
と言われ、印鑑を作るか検討し(結局作ってません)
1時間、10000円のオンライン相談では、 大学生のお兄さんとゲームをする事で、心が解けて、少しずつ回復するパターンもある、と言われ。
「1時間10000円か!回復するなら安いな!」
と、訳の分からない金銭感覚に陥り、 全ての事を真に受け、頭の中で、何が何だか分からなくなっていました。
今考えると、馬鹿らしいのですが、当時はまさに【藁にもすがる思い】 で、全ての事が、息子に当てはまる様に感じ、全ての事を試してみたいと思っていました。
それ程に、私は、正常の様で、正常ではなかったのだと思います。
そして、そんな私を止める人もいませんでした。