不登校復活の道(ブログ)
195 2022年6月次男の様子
2022年6月次男の様子
2022年6月
次男は寝る前に気持ちが落ち着くと、自分の好きな勉強をしたがりました。
次男は数字が好きで、足し算引き算、漢字なども勉強したがりました。
寝室で寝っ転がりながら一緒に勉強をする。
毎朝学校まで付いて行き、帰ってからも一日頑張ってきた事を認める。
ご飯も出した食事を食べなくても、文句も言わずほぼ毎日作り直しました。
そんな生活をしていても、次男の暴言、無気力、反抗的な態度に変化はありませんでした。
優しく対応していても一向に変わらない次男を見ていると、今の対応が正解なのか分からなくなりました。
わがままをエスカレートさせていないのか?
やはり、叱らなければいけないのではないか?
そんな疑問が浮かびました。
・・・
反抗、無気力は日に日に酷くなっていきました。
以前次男に対する困りごとは【ADHD】の多動症状か、異常な程に激しく動き回るくらいでした。
私に対して切れたり、暴言を吐いたりはしませんでした。
今はとにかく無表情でご飯も食べずゲーム、動画にしか興味を示しません。
それ以外の時は「暇暇」しか言いません。
何も言わなければいつまででも動画を見ています。
・・・
次男は次の日学校があるので、毎日「寝るよ」と声をかけなければなりません。
毎日、「寝るよ」と声をかけると、必ず暴言を吐かれました。
塾の先生に言われたように私は無反応で対応するように頑張っていました。
無反応で対応しても対応しきれないほどに暴れだす日もありました。
娘も寝かせなければならないため、「寝るよ」の言葉に一向に返事をしない次男を諦めて、
「お母さんもう寝るね」
と言うと、
「おい」
「お前」
「おい」
「聞いてるのか」
「答えろよ」
「このくそババア」
と言い追いかけてきます。
主人はそんな次男の姿を見て、
「長男の行き渋りの時とそっくりだね」
「参ったね、次男も行かなくなるのかね」
「学校に行く事ってそんなに難しいことだっけ」
と呟いていました。
・・・
ある日は、何度も何度も「寝るよ」と言っても全く無反応で無視され続け、私が、
「こんなに、動画止めれないならもう見せないよ」
と言うと、次男はゆっくり振り返り、据わった目で私を見て、
「お前が決めるな」
「くそが」
と小さい声で呟き、またゆっくりテレビ画面の方に顔を向けました。
その後、先に寝室に行って、娘を寝かしつけている私に向かってギャーギャーと泣きわめき、私を叩き続けました。
この時期は長男が次男に酷くあったっており、次男が学校と家庭のストレスを抱えているようでした。
194 電車に乗って遠出する
194 電車に乗って遠出する
2022年6月27日
我が家の子供たち3人と幼馴染の子、その弟、ママと7人で電車に乗り1時間以上かけて海へ行きました。
この日はとても神経を使う日でした。
・・・
まず次男。
この時期の次男はとにかく無表情、無気力でした。
次男に、
「みんなで電車に乗って海に行くけど、どうしたい?」
と聞くと、無表情で行きたくない雰囲気を醸し出しながら、
「行かなきゃいけないの?」
と言うので、私は、
「お父さんが家にいるから、待っている?」
と聞くと、次男は、
「じゃー1人で待てない」
と言いました。私が、
「だから、お父さんいるよ」
と言っても、次男は、
「だから、お母さんがいないなら待てない」
と足で地面を思いっきり蹴りながら怒り口調で言い、しぶしぶついてくる事になりました。
次男は出発し電車に乗り目的地に着くまでずっと私の横で、
「いつ帰るの?」
と聞き続けました。
この時期私は次男に怒ったりはしないようにしていました。
それでも、あまりにしつこく聞くので私もイライラし、
「だから、お父さんと待っていたらよかったよね」
「帰りたいなら何で来るの?」
「もー・・・」
と明らかに鬱陶しそうに次男に対応していました。
ひと時も私の横から離れず、他の子供たちとは一言も話さず無表情でつまらなそうにしています。
海に着いても次男の様子は変わりませんでした。
他の子供たちがキャーキャー言いながら海に入っていく中、海に近づかず、炎天下の砂浜でぼーっと立ち尽くしています。
私が、
「海、入らないの?」
と聞くと、
「いつ帰るの?」
「ねー、いつ帰るの?」
と返してくる。
はぁ・・・
ため息しかでませんでした。
その後も次男は1人だけ炎天下の砂浜で汗だくになりながら、ゲームをしていました。
次男はまだ7歳です。
一切笑わず、遊ばず、完全に子供らしさを失っていました。
最後少しだけ海に入りましたがほぼ笑わず、すぐに引き上げてきました。
その日は1日、私以外の誰とも話をしていないと思います。
・・・
そして長男。
遠出をし長男がどんな状態になるのか、とても不安でしたが、私が、
「電車に乗って幼馴染と海へ行く?」
と聞くと、長男は、
「うん、行ってみる」
と答えました。
駅に着くと、幼馴染の子が、乗りたかった電車に乗れなかったようでした。
その子は希望の電車に乗れなかったことが悲しくて元気がありませんでした。
ただでさえ些細な事でくじけやすい長男は、その幼馴染の態度に動揺し、あたふたしていました。 私が、
「長男に怒っているんじゃないよ、乗りたかった電車がもう出ちゃって悲しかっただけだよ」
と言うと、少し安心して、幼馴染に近づいていきました。
海では幼馴染と楽しそうに遊んでいるように見えました。
・・・
海のすぐそばに大型の商業施設がありました。
海で遊び、しばらくすると友人が、
「海の近くの商業施設で映画を見たい」
と言い出しました。
長男は基本的に自分の意見を主張せず、
「どちらでもいいよ」
と答えます。
とても暑い日でしたが、みんなで歩いて商業施設に行く事になりました。
私は、長い間引きこもり状態の長男の気力と体力がもつのか心配していました。
何の映画を見るのかなかなか決まらず、映画を見るのか、見ないのか二転三転すると、変更事が苦手な長男は、混乱し少し様子がおかしくなり始めました。
商業施設につき、意見がまとまらず、少し嫌な雰囲気で一旦幼馴染家族と別れ、別行動する事になりました。
友人家族と離れると長男は私に支離滅裂な事を言い始め、泣き出しました。
娘はベビーカーで寝ており、次男は『帰りたい』と横でずっと言っている。
私が、
「もう帰ろう」
と言っても長男はなぜか納得せず、怒って私に文句を言い、泣いていました。
次男はその横で、
「早く帰ろ、早く帰ろ」
と言っています。
・・・
しばらくし、再び幼馴染と合流し、その子が長男に、
「さっきはごめんね」
と謝ったようでした。
すると長男の顔は明るくなり、その後みんなで仲良く食事をし、電車に乗って無事帰路に着きました。
幼馴染家族の子供たちの、元気で明るい子供らしい振る舞い、笑顔、安定している雰囲気をみると、私はいつも、
何でうちの子は2人ともこんなに手がかかるのだろう・・・
なぜここまで子供らしさを失ってしまったのだろう・・・
と思ってしまうのでした。
193 次男の反発
193 次男の反発
2022年6月
発達に偏りのある子の通う塾の先生に暴言や癇癪が酷い事を相談すると、
「例えば、ゲームなど本人が楽しい事をしていた直後に、ストレスを感じるであろう宿題などをさせると切り替えが難しい子は癇癪を起しがちです」
「好きな事の直後に嫌な事をさせない様に気を付けてください」
「反抗的な態度になっても無反応で対応して下さい」
「とにかく反応しないで下さい」
「子供は相手が反応する事をし続けます」
「お母さんが叱ったり、反応すると問題行動を止めない場合が多いです」
「暴言などの問題行動に対して無反応で対応する事を3週間頑張ってください」
「3週間位で今よりは良くなっていくと思います」
「しんどいですが、頑張って下さい」
と言われました。
反応しないように頑張りましたが、
「お風呂だよ」
「ごはんだよ」
「そろそろ寝ようか」
と話しかけるだけで、見ている動画を止めなければいけない事に酷く反発し、こぶしをバンバン床に叩きつけながら、泣きわめいて暴言を吐きました。
そんな次男に対して、無反応での対応する事はとても苦痛でした。
注意しなくていいの?
注意しなくてエスカレートしないの?
何も言わなければ悪い事と認識しなくないの?
どんな子に育ってしまうの?
我が子の将来に対する不安と恐怖、それ以外にも人として不快感を与え続けられる事がとても憂鬱でした。
児童精神科で言われたように薬を飲ませたら、暴言が減り、立ち歩きも減り、次男自身も苦痛が減るのだろうか?
薬を拒否する私がおかしいのだろうか?
できる事が増える
自信がつく
暴言が減る
それは、本当だろうか?
暴言が減れば私も次男にイライラする事が減り関係性が良くなるのではないか?
色々な疑問が浮かびましたが投薬には踏み込めませんでした。
ただ、平和に暮らしたい、それだけでした。
・・・
反発の激しい次男は朝の支度の時間になると、死んだような顔で、
「あと何日で休み?」
「学校長すぎる」
と言うので、私は毎回、
「休めばいいよ」
と心から言うのですが、次男は休むことはしませんでした。
・・・
最近は以前よりも靴下、靴、服の素材などで激しく不快感を訴えました。
卵の殻を触っても匂いがすると言い異常に手を洗うなど、匂いにも敏感になっていました。
・・・
朝、不快そうに反発する姿は、長男が行き渋り時期の姿にとても似ており、私は、
「あー、この子ももうすぐ行かなくなるな」
「我が家は2人不登校でゲーム中毒になるんだ」
何がいけなかったのだろう・・・
そんな事ばかり考えていました。
・・・
発達障害の子を専門に見ている塾へ行くと、先生から、
本日、次男さんすごく頑張りました。
たくさん褒めてあげてください。
今日の様子を見ていて、少し安心しました。
もちろんちゃんとしたサポートが必要ではありますが、言葉でのやりとりや勉強の様子がばっちりでした。
本当によく頑張ってくれました。
お母さんにかまって欲しい要求が強くみられます。
と連絡をもらいました。
塾が終わると次男の顔は明らかにキラキラしており、私にも優しくなり、普段人に懐かない次男が帰り際には先生に抱きついていました。
かまってほしいか・・・
これ以上どうやって・・・
と言うのが本音でした。
192 次男の授業参観
192 次男の授業参観
2022年6月
次男の授業参観がありました。
立ち歩きの酷い次男が、授業中どんな行動をするのか分からないため、クラスの授業には参加せず、通級クラスで個別で授業を受けることになりました。
担任の先生も授業参観なので、次男に手を掛けられないと言い、私も何も知らない保護者達に立ち歩きをする次男を好奇の目で見られることが嫌でした。
・・・
土曜日が参観日だった為、この日は主人が見に行きました。
帰ってくると主人は、
「態度が悪すぎる」
「先生たちへの態度が失礼すぎる」
「酷い」
「態度が耐え難い」
と言っていました。
どうやら次男は通級の先生に失礼な態度をとったようでした。
私は行っていないのでどんな態度だったのか詳しく分かりませんが、主人は不快に感じたようでした。
担任の先生からは失礼な態度をとる、他者の邪魔をする、などの迷惑な行動は一切ないと聞いていたので少し不思議でした。
・・・
この時期次男はとにかく反抗的でした。
次男が自分で着替えた後、服が前後反対で、
「反対だよー」
と言うだけで、
「そんなもん意味あんのかよ」
「どうでもいいだろう!」
「うぜーな」
「うるせー」
「だまれ」
と言われます。
一言言うと何倍にもなって攻撃的に言葉を返してきます。
とにかく、普通の会話をする事が出来ませんでした。
次男はまだ、7歳です。
こんなにも反発するものなのだろうか・・・
・・・
対応に困って姉に相談をすると、
「実家に来ると優しいよ、変な言い方あまりしないよ」
「まぁ、返事は全然しないよね」
「反対言葉ばっかりいってるんじゃない?」
と言っていました。
・・・
インターネットで【7歳児 反抗的】と調べると【挑発性反抗障がい】と言う言葉が引っ掛かりました。
読んでいくと児童精神科で次男が診断されている【ADHD】の子供の5割が【挑発性反抗障がい】を併発する。と書いてありました。
あーぁ、この反抗も発達障害のせいなの?
神経を逆なでするような言葉ばかり使う次男に、どう対応したら普通の会話ができるのだろう?
私はどうしたらいいのだろう・・・
191 次男の発達検査
191 次男の発達検査
2022年6月
次男の発達検査がありました。
前回の診察の際に主治医の先生が、
「この子受けるかな?受けれない子ってなかなかいないけどどうかな・・・」
と私に言いました。
主治医の先生の言葉は次男を【物凄く酷い発達障害児】と言っているように感じました。
・・・
私は次男に発達検査の事を、
「次男が何が得意なのか分かる楽しい検査だよ」
と伝えていました。
「どうして僕だけ受けなきゃいけないの?」
と不満そうに聞くので、私は、
「みんな受けていると思うよ」
と嘘をつきました。
・・・
診察室に入り先生が、
「何歳ですか?」
と次男に質問すると、次男は、
「20歳」
と答えました。
他にも何か質問されていましたが、主治医の先生を不満そうに見て、全ての質問にまともに答えません。
椅子にも座らずチラチラ横眼で先生を見ながらウロウロと診察室内を歩き回っていました。
診察室から脱走はしませんでしたが、先生からの質問をほぼ無視し拒否しました。
次男は今まで、これほどまでに酷い拒否反応をする事はありませんでした。
主治医の先生が、
「発達障害の症状が酷くなってきていますね」
「脳の発達に伴い症状がひどくなる子、薄まる子がいます」
「息子さんは酷く出始めたのでしょうね」
「投薬しましょう」
「できる事が増えます」
「できる事が増えれば自信がつきますよ」
「びっくりするほどできる事が増えますよ」
と言いました。投薬に抵抗があった私が黙っていると、
「お母さんが薬をそれ程嫌がる理由は何ですか?」
と言われ、私が、
「漢方薬とかはどうですか?」
と聞くと、
「飲むと言っても少量ですよ、普通にADHDの子が飲むお薬の方が良いと思いますよ」
と言いました。
・・・
次男の様子を見ていた主治医の先生が、
「やはり、今日は発達検査無理ですね」
「彼、やらないでしょ」
「それに、やる気なさそうだから、いい結果も出ないんじゃない?」
と言われ、その日は発達検査を受けない事になりました。
・・・
その後、主治医の先生が、
「どうします?次の検査の予約します?」
と聞き私は予約をお願いしました。
私が、
「次男がどんな行動に出るのか分からないので、次回も受けられなかったらごめんなさい」
と謝ると、
「まぁ、こちらも何回も何回も続くようだと、ちょっとね・・・」
と言われ、
私は、
「そうですよね・・・」
と言いながらも、スムーズに受ける事が困難な子たちが来る病院じゃないの?と心の中で思いました。
・・・
この病院に来ると私は毎回とても嫌な気分になりました。
それでも児童精神科しか相談場所はないと思っていたので次回の予約をしました。