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2023年10月の記事一覧

20 完全不登校までの42日間の事⑧

 20 完全不登校までの42日間の事⑧

 

2021年9月28日

 

私が、長男に明日の学校の準備が終わっているのか尋ねると、長男は「行かない」とは言わず、ただ顔が曇りました。

 

2021年9月29日(水) 


1度も「行かない」とは言わずに学校へ向かいました。 
 

毎日学校での様子や家での様子を電話で担任の先生とやり取りしている事を知っている長男は、

 

「先生に余計な事言っていないだろうな!」  

 

と私に言ってから出発しました。

 

長男が私にそう聞いてきたその日は、学校が主任先生と担任の先生と長男との3人で話合いをすると言っていて、私は長男にその事を伝えておらず、長男が帰ってきてから怒るだろうな・・・嫌だな、と思っていました。 

 

・・・

 

担任の先生は長男に、どうして来たくないのか、何が嫌なのか、と何度も問いただしていたようです。

 

長男はそれを凄く嫌がっていて、主任先生が色々聞いてきてうざい、友達と遊びたいのに放課が潰れるから嫌だ、何で僕だけ呼ばれるんだ、と文句を言っていました。

 

あの子はいったい周りの大人にどうしてほしいのかな?と考えない日はありませんでした。 

 

姉たちはいつも長男を優しくていい子と言ってくれていて、反抗の事を話すと、なんだか信じられない、いつもの長男君からは反抗する姿は想像できない、と不思議そうでした。

 

そんな意見を聞くと私は、私が長男を【難しい子】と決めつけ、追い込んでいるだけなのかな? 日頃、子育てを、「面倒だな」と思っているのが、態度に出ているのかな? と自分の子どもに対する良くない振る舞いを反省するようになりました。

 

長男は毎日休む、と言う訳ではなく、休んだ次の日は学校へ行く事が多かったです。 

 

次男の無表情、無気力は相変わらずでしたが、お休みする!と言う日は減ってきました。 

 

・・・

 

不登校気味の長男の学校での様子を知らせようと毎日学校から連絡が来るのですが、学校から電話が来るのは決まって授業後で下校後に電話がかかってくると子供たちが家におり、長男は電話が鳴ると過敏に反応するのでとても困りました。

 

電話がくると長男は、

 

「誰から?、どこから?、何の話?、学校?、何?」

 

「余計な事言わないで!」 

 

と私を質問攻めにしました。 

 

私は長男に気付かれぬよう携帯をポケットに入れ、マナーモードにし、電話が鳴ると、急いで家を出て離れた場所で話をするようにしていました。 

 

遠くの方から2歳の娘と6歳の次男が「おかあさーーーん」と何度も私を呼ぶ声が聞こえ、早く家に戻らなきゃな、でも先生の話も聞きたいし・・・と、話に集中できず、1人であたふたソワソワしていました。

 
・・・

 

長男と話をした後主任の先生は、話し合いの際長男は全然心を開かず、とても難しいケースな気がしました。

 

ほとんどの子どもは話合うとポロッと本音を言うけれど長男は頑なに何も言わず、全くヒントを得られなかったので長期化し、全く来なくなるパターンかもしれません。

 

信頼できる相談者がいない、もしくはいても長男君の性格上言えないのかもしれませんね。

 

根っこに何か大きな原因を抱え込んでいそうなのと、周囲が見えすぎてストレスを感じている様子です。

長男君は大人びていて、全く言いくるめる事は出来ず、大人と話しているような感覚になりました。 

 

「長男さんの肩を触ろうとしたら びく!!! としていました。お母さん何か心あたりはありませんか?」 

 

と言われました。私は、

 

夏休みに酷い反抗が何日も続き、取っ組み合いの喧嘩になり、その際私が手が出してしまった事を話しました。 

 

主任先生の話では、長男は話合い中、ずっと俯き、涙を流し、ただただ頑なに黙っていたそうです。 
 

最後に主任先生は、家庭の方針として、休ませたいのか、学校へ通わせたいのかと聞いていました。 

 

私は、

 

「その答えはよく分かりませんでしたが、通ってくれたら嬉しいです」

 

と答えました。主任先生は、

 

「家庭で叱らないのであれば、僕が悪者になり叱り役をするので、ご希望なら言ってください」

 

と言い電話を切りました。

 

・・・

 

長男は帰ってくると、 
 

「先生になんか言っただろ!めちゃくちゃ面倒な事になった!」 

 

「今度言ったら許さんからな!今度いったら2度と学校いかん!」 

 

「俺は全員大嫌い!!!」 
  

と言い、物凄く怒っていました。 

 

皆長男を心配してくれているんだと思うよ、と言う私の意見にも、それがウザいんだ!と反発していて、周りの大人が何をしても、今の状況は悪い方向にしか向かいませんでした。

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19 完全不登校までの42日間の事⑦

19 完全不登校までの42日間の事⑦

 

2021年9月27日(月) 

 

以前誰かに、不登校気味の子は休み明けに学校へ行きたくなくなる子が多いみたいだよ、と聞いていた通りに長男も、休み明けに学校を休みたがりました。 

 

前日の日曜日に絶対に休む!と宣言していたので今日はいくのかな?どうかな?と私は不安になっていました。

 

朝起こすと、一緒に散歩に行くと言うので、学校の話題は出さずに長男と15分ほど家の周りを散歩しました。

 
そして、長男は、当たり前の様に支度をし学校へ向かいました。 家から3mほど進むと、長男は、

 

「のどが痛くて学校へはいけない」

 

「嫌だ、今日は行かない」

 

と言い、戻ってきました。 

 

毎日繰り返される行き渋りの中、「今日はどうやって行かせよう!」 ばかりで、私の中に「休ませよう!」という考えは、ありませんでした。 

 

体調が悪くても、休ませてしまう事が恐怖なのです。 

 

体調不良だという長男の訴えを、いつもの行き渋りだと思っていた私は、喉が痛いと言っても休ませませんでした。そして、だましだまし、集合場所へ一緒に向かいました。

 

集合場所まで行くと長男は目に涙を溜め、不安そうに肩を落としてこちらに向かって手を振ってくれました。

 

長男は何度も、何度も、何度も、何度も、振り返り、その後下を向き、諦めたようにとぼとぼと学校への道を歩いて行きました。 

 

そんな長男の姿を見て、私は、なんだか、凄く様子が気になるな・・・ 

 

あの子は今、正常ではないなと思い、お腹の中に、鉛がある様な不快感と得体のしれない不安感で押しつぶされそうでした。

 

今までは、さぼり、だと思っていたけれど、長男にはどうしても学校に行きたくない理由があるのではないか・・・ 

 

と思うようになりました。 それでも私は、まだ「もう、休もう!」と言う事ができませんでした。

 

その日の夜、 

 

長男は、

 

「何が何でも明日は休む!」 

 

と宣言し宿題もせずに眠りました。 

 

姉が学校関係で働いており、長男の行き渋りに何のアクションも起こさない学校に対して、

 

「うちの学校の先生は、何が何でも原因を突き止めるよ、毎朝家まで迎えに行く先生もいるみたいだよ」

 

「長男君の学校、何もしてくれないんだよね?対応が悪すぎない?」 

 

 と不思議がっていました。

 

私は担任の先生に、学校の外では何も出来ません、隣の子が嫌なら次の席替えは2週間後ですと言われていて、それ以上学校に何か頼めることはないのだろうな、と学校の対応を諦めていました。

 

長男は学校を休む理由をつまらないから、としか言わず、私はそんな長男にどんな対応をしたら良いのか分かりませんでした。 

 

2021年9月28日 
 

朝は元気で起きてすぐに2人でお散歩に行きましたが、長男は、

 

「今日は、絶対いかんっ!!!」 
 

 と言い、学校を休みました。

 

学校をお休みすると、長男は元気になり、明るく私と話しをしていて、反抗もしませんでした。 

 

その頃長男は学校に対して、 

 

・とにかくつまらない 

 

・放課、皆がパソコンをしていて外で遊ぶ子がいなくてつまらない

 

・トイレに落書きをした子がいて、犯人が見つかるまでは手を挙げて、皆でトイレに行かなくてはいけないので好きな時にトイレにも行けない 

 

・全然自由がない 

 

・授業がつまらな過ぎてノートに落書きをしているのに、 女子が注意そしてきてウザい

 

・音楽の教室が暑くて嫌すぎる! 

 

口から出てくる言葉は、つまらない、つまらない、つまらない、つまらない、つまらない!そればっかりでした。 

 

私はそんな長男を見て、

 

・やりたくない事を本当にやらないんだな、この子は、集団生活に耐性がなさすぎるな 

 

・自由な海外なら合っているかもしれないな 

 

・今の環境が長男には合わないんだろうな

 
と、環境を変えれば、今の生活から抜け出せる、環境が悪い!と思っていました。 

 

・・・

 

ある日、長男が私に赤白帽子を持ってきて、

 

「ゴムをつけないと10月16日の運動会に出られない」 

 

と言いました。私はそれを聞いたときに、この子はずっと学校に行かない!と決めている訳ではないんだな、と安心した記憶があります。

 

・・・

 

数日後、学校から連絡があり、

 

「明日は担任、主任、長男、3人で話をするので、何とか送り出してください」

 

と言われました。 

 

 

 

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18 完全不登校までの42日間の事⑥

 18 完全不登校までの42日間の事⑥

 

2021.9月中旬

 

長男は変わらず不登校気味で私は変わらず原因は何なんだろう?と考えてばかりいました。

 

成長期のホルモンバランスの乱れなのか、元の性格なのか・・・ 

 

今までもこだわりが強くて扱い辛い子だとは思っていたけれど不登校になるとは想像もしていませんでした。
 

この時期には私は子供たちにすぐに怒ってしまう事を反省していて、怒鳴らないようにはしていましたが、怒りを吐き出さない事で、ストレスが溜まり、どこまで子どもの要望を聞いて良いのかも分かりませんでした。

 

・・・

 

長男は昔から、座る場所、車の座席、自分の物、順番などにこだわる傾向があり、親が何かと気を遣う子でしたが、この時期には家族に対してめちゃくちゃな要望を言うようになっていきました。

 

私は常に長男を【面倒臭い子】と、思っていて、何かをスムーズに進めたければ長男の言う事を聞いておくことにしていました。 
 

・・・・

 

長男の次男いじめは日に日に酷くなり、ついに長男は次男の使用するコンセントの位置を家の中で一番使い辛い場所に指定しました。次男はそれを守らなければ殴られ、蹴られ、暴言を吐かれていました。 

 

私が長男の暴言を注意すれば、すぐに長男の怒りの感情に火が付き、

 

「こんなバカどうでもいい!」 

 

「くず」

 

「生ごみ」

 

「バカ」

 

「死ね」

 

と暴言を吐き、次男を殴り倒しました。 
 

そんな事の繰り返しで、私は、やっぱり黙っておけばよかったな、と毎回後悔していました。

 

私は、長男にいじめられている次男の心理がとても心配で、可哀そうに思っていました。

 

いつもいじめられている次男も、死んだ様な目をして長男の事を、 

 

「あいつ本当に死んでほしい」

 

とよく言っていました。 

 

・・・

 
長男の困らせ行動はどんどんエスカレートしていき、リビングのテレビの音を耳が痛くなる程の爆音にし、私がご近所の迷惑になるからと音量を下げる事をお願いすると、より一層音量を上げました。 

 

もう部屋には居られない程の爆音で、あーあ、余計な事を言わなければよかったなと後悔するのです。

 

あんなにも可愛がって育てていたのに、長男はまだ8歳なのに、何が原因でこんなことになってしまったのだろう。
 

・・・

 

数日後、機嫌の良い長男と2人で買い物に行った時、長男に酷い怒り方をした事を謝り、大切に思っている事、大好きな事を伝えましたが長男は、 

 

「いや・・・気つかわないで、お母さん」

 

とぼそっと呟いただけでした。 

 

・・・

 

その日長男は23時頃、何故か玄関の下駄箱の上で寝ていました。 
 

主人とは、今はあの子の全てを受け入れ、否定せず、厳しくせず、一旦話を聞こう。 

 

わがまま行動がエスカレートしない様に良くない事はちゃんと注意していこう。

 

取り敢えず夫婦は協力していこうね。と話していました。 
 

 

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17 完全不登校までの42日間の事⑤

 17 完全不登校までの42日間の事⑤

 

長男は、2021年9月13日~17日は通常通りに学校へは行きましたが習い事のそろばんやサッカーには行かなくなりました。 

 

学校には行くものの、元気はなく起きている間中、学校の文句ばかりを言っていました。 

 

次男も長男の影響を受けてなのか元気がなく、幼稚園をお休みしたので私は次男を公園に連れて行きました。 

 

・・・

 

9月18.19.20(休日)

 

この日、長男と次男が些細なきっかけで激しく喧嘩をしましたが、長男が両親に大きな反発をする事はなく、家族で公園に行き、友人と遊び、庭でサッカーをし元気に過ごしていました。 

 

とても元気そうに見えましたが、夜になり明日は学校だから寝ようね、と言っても長男は寝ようとはしませんでした。

 

2021年9月21日

 

次の日、朝起こすと長男は、

 

「眠い、疲れた、今日は休む」

 

と言い、私が長男に昨晩早く寝ないから朝起きられないのだよ、と指摘をすると長男は、

 

「そんなの関係ない!今日は行かない!」

 

と言い、通学団の集合時間10分前になってもリビングに持ち込んだ布団にくるまり動こうとしませんでした。

 

出発時刻の5分前、私は大きな人形を着替えさせるかのように長男を着替えさせていると、通学団の団長さんが迎えに来てくれました。 私は長男に、

 

「もう時間だよ、団長さんが来てくれているよ」

 

と伝えても、長男は、 

 

「え?今ご飯食べてるじゃん」

 

と言い、集合時間に間に合わせようとする私の頭がおかしい、とでも言わんばかりの言い方で、急ぐ素振りも見せず、マイペースにテレビを見ながら朝食を食べ続けました。 

 

私は時間通りに集まっている通学団の子たちに迷惑をかけている事、家まで呼びに来させてしまった事、そして何よりも長男が人を思いやれない事がとても嫌でした。 

 

その日は結局長男は15分遅れで学校へ行き私は教室まで付いて行きました。 

 

どんな顔をして帰ってくるのかな、と心配していましたが長男は近所の友達と楽しそうに帰ってきたので、私はほっと一安心していました。

 

次男は何とか幼稚園には行き、帰りは公園で遊びましたが、腹痛、吐き気があり元気がありませんでした。 

 

・・・

 

2021年9月22日 

 

長男は出発10分前まで魂が抜けたかのように「ぼーーーー」っとしていましたが、特に何も言わずに学校へ行きました。

 

帰宅後、我が家から60キロほど離れた祖父母の家に遊びに行く予定でしたが、次男の体調不良が気になり、今回は見合わせる事にしました。すると祖父母宅に行くのを楽しみにしていた長男が次男に向かって、

 

「うぜー、死ね、バカ、役立たず」

 

「お前なんか消えろ」

 

「お前1人で待っていろ」 

 

と感情を一切込めずにただ淡々と次男に向かって呟きました。 

 

その言葉を聞いていた次男はただ無表情で固まっていました。 

 

長男がしつこく祖父母宅へ行きたがり、次男の体調も回復したので結局祖父母宅へ向かう事になり長男はとても喜んでいました。そんな長男の姿を見て私は、

 

この子は自分の願いさえ叶えばご機嫌なのだな・・・と喜ぶ姿がとても不快でした。

 

・・・

 

2021年9月25日(休日) 

 

長男と次男とのチャンネル争いで長男が次男の顔面を、繰り返し繰り返し、繰り返し繰り返し、蹴っていました。 

私がいくら止めても長男は次男の顔面を蹴り続け、次男は泣き叫んでいました。 

 

その日のお昼ご飯の時はご機嫌でしたが、下2人に対しては、不快な言葉を言い続けていました。 もう無意識に口から言葉が出ているかのように淡々と、

 

「バカ、死ね、うざい、気持ち悪い、あっちに行け、生きている意味がない、わがままなやつ」

 

聞いているこちらの頭がおかしくなりそうな言葉ばかりを並べて言い続けていました。

 

私がもし、やめるよう注意をすると、より一層次男に暴言を言い出すので、何も言わずに黙っていました。

 

その日の夕食時、全員が食卓についても長男はなかなか食卓にきませんでした。私が、

 

「なくなっちゃうよ!」 

 

と言うと少ししてから食卓につき、 

 

「無くなる食べ物なんてないじゃないか!嘘つき!ご飯なんていらん!」 

 

と文句を言い、夕食の雰囲気はいっきにどんよりしました。 

 

・・・

 

夜は険しい顔で、私に、

 

「宿題の用意をしろ!」

 

と命令し次男の些細な行動に文句をつけ次男を蹴り始めました。私は、

 

「あなたはどうしてそんなふうなの?」

 

と長男に聞いても、こちらを馬鹿にするかのように、

 

「さー、どうしてでしょうねぇぇぇぇぇ」

 

と話にならない返事しか返ってきませんでした。

 

・・・・・ 
 

2021.9.26(休日) 

 

寝る前になると長男が

 

「今日何曜日?」 

 

と私に話しかけてきました。私が日曜日と答えると、長男は、

 

「じゃー明日休む!」 

 

と言い、私は行った方が良いと思うよ、と諭しましたが、長男は絶対に行かないと言っていました。

 

しばらくし私がお風呂に入るようお願いをすると、長男が、
 

 「お風呂入れって言うなら学校行かない。」 

 

と言い出したので、私はお風呂に入らなくても良いから学校に行くといいよ、と伝えましたが、長男は、

 

「僕朝から喉痛い、体調不良なのに行けって言うのか!明日は休む!」

 

と言い、22時になるといつも通りに寝室で大きな声を出して漫画を読み始めました。

 

そしてこの日23時を過ぎると長男は皆の寝ている寝室でボール遊びを始めました。

 

長男が寝室の電気を消してくれないので23時過ぎても下の子供たちが眠れておらず、次男と娘を寝かしつけなくてはいけないのに・・・ 何この地獄、 もう本当に勘弁してよ!と私は心の中で思っていました。 

 

長男はしばらくの間、異常なテンションで一人でボール遊びをしながら騒いでいましたが、両親はもう、何も言いませんでした。 

 

・・・ 

 

私は姉に、長男がまた明日も休むと言っている事、 行く行かないは自分で決めると思っている事、 次男も幼稚園に行かないと言う日が多く、毎朝とても大変であることを話していました。

 

姉は、もしかしたら長男君負けず嫌いだからテストが嫌とかない?苦手な教科あるの? 学校は行きたくなかったら行かなくていい場所と思っていたら困るよね、と心配してくれていました。

 

長男は休み明けの月曜日に学校に行きたがらない事が多く、私は勝手に土日が楽で楽しいから、休み明けの学校に行きたくないんだろうな」

 

と思っていました。 

 

姉は、休み癖は良くないよね、このまま中学生とかになったら困るから今のうちにちゃんと教えておこうよ、 でもコロナ後、楽しいイベントが減って不登校児増えているみたいだよ!

 

と教えてくれました。 

 

私は、原因が分からないな・・・ 

 

接し方も分からないな・・・ 

 

次男と娘の生活リズムが崩れ、次男と娘に全然時間がさけず、私は誰か的確なアドバイスをしてくれる人はいないのかな・・・と思っていました。

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16 完全不登校までの42日間の事④

16 完全不登校までの42日間の事④

 

行き渋りが始まり、長男が家族に対して無理難題や暴言を言い、暴力を振るうようになると、家庭が張りつめた空気になり、1日1日を過ごす事がとても大変になっていきました。

 

私は心の中で、子育てがこれほど大変なら、子供なんて産むんじゃなかった!と思ってしまうほど、この時期、心がすり減る出来事が日に何度も起こりました。

 

・・・

 

2021年9月中旬 

行き渋りが始まってから毎朝、私は長男は今日は学校へ行くのか、行かないのか、と不安になりました。

 

学校に行く場合でも、朝家を出るその瞬間まで私に無理難題を言い続けるので、私は神経をすり減らして過ごしていました。

 
 
その日の朝は長男が、

 

「お母さん、僕、力が出ないからリビングまで引きずって!」 

 

と言い、私が長男の体を引きずってリビングまで連れて行きました。 
 

長男の重い体を引っ張って、やっとの思いでリビングに着くと、長男は走ってまた寝室に戻っていきました。 

 

私はもう一度寝室へ行き、再び長男の腕を引っ張り、引きずってリビングへ連れ戻す、それを何度も何度も繰り返し、長男がやっと寝室に逃げ帰らなくなった、と思ったら次はリビングで学校の文句を言い始めました。

 

・・・

 

暫くすると長男は、ソファで寝ながら朝食を食べ始めました。 

 

私が座って食事をするよう促すと、長男はそれなら食べない、と言い食事をやめてしまいました。 

 

こんな時、私はどう長男に声掛けしたら良いのだろう? 

 

いいよいいよ、食べてくれるなら寝ながらでも何でもいいんだよ。

 

いいよいいよ、学校行ってくれるなら何してたっていいんだよ。 

 

そんな甘やかしの言葉をかけて良いのだろうか?

 

私はどんな声掛けが正解なのかな・・・と頭の中で毎朝何パターンも考えるのですが、結局、何が正解なのかを見つけ出せないまま毎日を過ごしていました。

 

私はソファで食事をする行為自体をやめさせたい訳ではなく、それをよしとする事で、この子は行儀の悪い、非常識な子になってしまわないのかな?

 

なんでもいいよ!と全て許す事で、わがままな子になるのではないか? と心配していました。

 

学校に行かせる事に集中して、躾ける事をやめ、長男の思い通りに生活させることは果たして正解なのだろうか?

 

私はそんな事ばかりを考えていました。 

 

・・・

 

私の気持ちも乱降下し、 

 

まぁ、行かないでいいか、思う存分休めばいいや!と思おうと思える日もあれば、漠然とした不安に押しつぶされそうになり、学校に行けなくなった原因は私の育て方なのかな?と原因を知りたくて仕方なくなる時もありました。

 

それでも私は「どうぞ!好きなだけ休んでね!」と覚悟を持って言う事が出来ず、学校に行きたがらない長男を毎朝頑張って起こしていました。

 

私の中で休ませよう!という選択肢はなく、この子はどうやったら学校にいくようになるのだろう、ばかり考えていました。

 

あー、不登校なんて気のせいだったな、と私の不安を取り除いてほしかったです。

 

・・・

 

その望みが叶う事はなく、長男の物事の捉え方は日に日に捻くれていきました。 

 

長男の親友が長男と遊びたいみたいだよ、と伝えても、 

 

「俺はあいつらのおもちゃじゃない」

 

と言ったり、 学校の先生は、生徒の為に色々言いたくない事も言ってくれているんじゃないのかな?と伝えても、 

 

「仕事なんだから、お金貰いたいだけでしょ」 

 

と捨て台詞を吐いたり、

 

 次男が買ってもらったおもちゃを父親に見せたくてワクワクしていても、

 

「お前自慢したいだけでしょ、嫌なやつだね」

 

と捻くれた捉え方をする事が多くなっていきました。 

 

・・・ 
 

私としては、難しい長男を特別構いし、愛情を沢山掛け、いつも次男を我慢させている感覚でいましたが、長男は、

 

「お母さんは弟と妹と話す時と、僕と話す時の態度が全然違う」

 

「僕にだけ優しくない!」 

 

と、不満をよく言っていました。

 

・・・

 

この時期長男は、朝私が声を掛けると、「行くわけねーだろーが」と私を睨みつけ、何とか行く支度が出来たとしても、出発時刻になると腹痛でトイレに籠るようになりました。

 

私が学校へ行かせることを諦め、学校に休む連絡をすると長男が元気になるので、私は長男のお休みを、「こんなのずる休みじゃん!」と感じてしまいました。 

 

長男が学校へ行かないという不安もあるし、元気な子供と1日中一緒にいるのが疲れる、という苦痛もありました。 

 

この時期の長男は喜怒哀楽が異常に激しく、些細な事でも注意をすると、途端に人格が変わり暴力的になりました。

 

・・・

 

どんどんと悪化する長男の様子を見ていると、私は、この子はこの先どう育ち、どんな大人になるのかな、ととても不安な気持ちになりました。
 
 
同じ時期、次男の情緒もどんどんと不安定になっていきました。 
 

私を手あたり次第殴り、僕も幼稚園には行かない!お兄ちゃんだけお休みしてずるい!と大泣きしたり、些細なきっかけで暴れまわる様になっていったのです。

 

元々器用に感情表現をする子ではありませんでしたが、以前にも増して、周りとの交流が消極的になっていきました。 

 

次男は私と2人きりになると、子供らしく優しく明るい子でしたが、だんだんと子供らしさを失い、無気力で暴力的になっていったのです。

 

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