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18 完全不登校までの42日間の事⑥

 18 完全不登校までの42日間の事⑥

 

2021.9月中旬

 

長男は変わらず不登校気味で私は変わらず原因は何なんだろう?と考えてばかりいました。

 

成長期のホルモンバランスの乱れなのか、元の性格なのか・・・ 

 

今までもこだわりが強くて扱い辛い子だとは思っていたけれど不登校になるとは想像もしていませんでした。
 

この時期には私は子供たちにすぐに怒ってしまう事を反省していて、怒鳴らないようにはしていましたが、怒りを吐き出さない事で、ストレスが溜まり、どこまで子どもの要望を聞いて良いのかも分かりませんでした。

 

・・・

 

長男は昔から、座る場所、車の座席、自分の物、順番などにこだわる傾向があり、親が何かと気を遣う子でしたが、この時期には家族に対してめちゃくちゃな要望を言うようになっていきました。

 

私は常に長男を【面倒臭い子】と、思っていて、何かをスムーズに進めたければ長男の言う事を聞いておくことにしていました。 
 

・・・・

 

長男の次男いじめは日に日に酷くなり、ついに長男は次男の使用するコンセントの位置を家の中で一番使い辛い場所に指定しました。次男はそれを守らなければ殴られ、蹴られ、暴言を吐かれていました。 

 

私が長男の暴言を注意すれば、すぐに長男の怒りの感情に火が付き、

 

「こんなバカどうでもいい!」 

 

「くず」

 

「生ごみ」

 

「バカ」

 

「死ね」

 

と暴言を吐き、次男を殴り倒しました。 
 

そんな事の繰り返しで、私は、やっぱり黙っておけばよかったな、と毎回後悔していました。

 

私は、長男にいじめられている次男の心理がとても心配で、可哀そうに思っていました。

 

いつもいじめられている次男も、死んだ様な目をして長男の事を、 

 

「あいつ本当に死んでほしい」

 

とよく言っていました。 

 

・・・

 
長男の困らせ行動はどんどんエスカレートしていき、リビングのテレビの音を耳が痛くなる程の爆音にし、私がご近所の迷惑になるからと音量を下げる事をお願いすると、より一層音量を上げました。 

 

もう部屋には居られない程の爆音で、あーあ、余計な事を言わなければよかったなと後悔するのです。

 

あんなにも可愛がって育てていたのに、長男はまだ8歳なのに、何が原因でこんなことになってしまったのだろう。
 

・・・

 

数日後、機嫌の良い長男と2人で買い物に行った時、長男に酷い怒り方をした事を謝り、大切に思っている事、大好きな事を伝えましたが長男は、 

 

「いや・・・気つかわないで、お母さん」

 

とぼそっと呟いただけでした。 

 

・・・

 

その日長男は23時頃、何故か玄関の下駄箱の上で寝ていました。 
 

主人とは、今はあの子の全てを受け入れ、否定せず、厳しくせず、一旦話を聞こう。 

 

わがまま行動がエスカレートしない様に良くない事はちゃんと注意していこう。

 

取り敢えず夫婦は協力していこうね。と話していました。