不登校復活の道(ブログ)
240 一人で待てない次男
240 一人で待てない次男
家で一人で待てない次男は、私が娘の夏季保育の送迎で5分ほど留守にする事も嫌がりました。
「何で、送っていくんだ!」
「僕は1人では待てない!」
「淋しい!」
「でも幼稚園に付いて行くのは嫌だ!」
「妹を休ませろ!」
「何で妹が優先なんだ!」
「僕の意見を聞け!」
と夏季保育のある朝、毎日泣きわめき、私を叩きました。
もーーー!!!どうすりゃいいの!
と苛立っている気持ちを抑え、私は、
「次男、今まで、ずっと我慢してきたもんね」
「ずっと優先できなくて、ごめんね」
と根気よく謝りました。
「これからも嫌な事、悲しい事はなんでも教えてね」
「絶対怒らないからね」
「次男の気持ちが知れてお母さん嬉しいよ」
「ありがとうね」
「意見を聞ける様に、できる限り頑張ります」
と、根気よく伝え続けると、少しずつ落ちつき、車で付いてきてくれました。
根気がいるし、イライラもするけれど、叱って押さえつけるより気分がいいな!と思いました。
頭ごなしに怒らないようになると、頭に血が上るほどイライラする、という感覚が消えていきました。
少しずつ、そんな声掛けに慣れていきました。
239 夏休み明けの目標(長男)
239 夏休み明けの目標(長男)
私は夏休み中、毎日、必要以上に子供たちに抱き着いたり、話しかけたりしていました。
長男がゲームで勝って喜んでいたら、大げさに抱き着いて、一緒に喜びました。
私は、子供に触る事が苦手でした。
苦手、というよりも、日々、家の事や、子供のお世話をする事で精いっぱいで、ゆっくり穏やかな気持ちで、子供に触れ合う事に、意識を向けた事がありませんでした。
子供が寄って来なかったら、ラッキー、家事ができる!そんなふうに思っていました。
子供が楽しそうに、何かをして遊んでいれば、「よしよし」と思い、私から抱きしめに行ったり、膝に入れてテレビを見るような事をしていませんでした。
子供たちが安心するような、ぬくもりを与えられていなかったのだと思います。
長男とは、手を繋いで歩いた記憶もあまりありません。
長男は、小さな頃から、自分から抱きしめて!と言う子ではありませんでした。
私は、子供を外で遊ばせる事ばかりに一生懸命でした。
長男を抱きしめ、ゆったりと過ごす機会が少ないまま、次男が生まれました。
次男が生まれた後、長男が抱っこしてほしがっても、長男の要望にはあまり答えず、次男を優先していたと思います。
そんなふうに、長男と触れ合う事が今まで少なかったのですが、触れ合う事の大切さを知り、子供たちとのスキンシップを意識して、増やしていました。
・・・
夏休み後半、長男は体を動かしたくなってきているようでした。
毎日家に来るゲーム友達に、ゲームを中断し、
「今から外行こー!」
と、誘っていました。
全く部屋から出たくなかった長男が、体を動かしたい、とよく言うようになったのです。
・・・
それ以外にも、以前は自信がなく、マイナスな発言ばかりでしたが、
オンラインゲームで良い結果をだすと、
「俺天才かも」
とか言う日もありました。
明らかに、前よりも前向きな発言が増えていました。
・・・
私は、この子は、もしかしたら夏休み明け、学校へ行くのかな?
もし行きたがったら、私は、何をしたらいいんだろう?
と考えていました。
長男が夏休み日誌に、書いた目標。
↓
238 ゲーム依存を心配する
238 ゲーム依存を心配する
私は、毎日毎日15時間以上、ゲームしかしない長男、次男がゲーム依存にならないのか、と心配していました。
そして、また、いつもの先生に相談をしました。
「親が今までしてきた子育ての結果が、今の子供の状態を生み出したのです」
「親が、今まで、子供の気持ちに寄り添わず、親の身勝手な方法で子育てをしてしまった、子供に申し訳ない、という意識が、低ければ低いほど、現状は変わりません」
「ゲーム依存になっている子供は、ろくでもない、と親が考えているから、ゲームばかりしている我が子を罰したり、制限するという事しか、頭にないのです」
「ゲーム依存は、下手な子育ての結果です」
「子育てを変えれば、子の見方が変わります」
「子供への眼差しや、子供が興味を持ち、楽しんで、夢中になっている事への内容に、温かい眼差しが向けられます」
「子供の心を傷つけ、親子関係を悪くし、穏やかな生活を台無しにしたのは、親ですよ」
「自分の、今までの間違った子供への接し方を、これから、どう変えていくのか、それを考え、実行する事が、親の成長です」
「子供がゲーム依存になったらどうしよう、というのは、極めて、的外れですよ」
「自分の子供にしてきた、間違った子育てを棚に上げて、今目の前にいる子供の、悪い面にだけ、注意を向けています」
「子は、親次第です」
「親が、子供にとって良い親に変われば、不登校なんて、すぐ終わりますよ」
「不登校の親は、子供に、居場所を作ってあげたい、と言います」
「 親が、子供の居場所を奪っている事に、気がついていないのです」
「居場所を作ってあげる、と言うのは、上から目線です」
「上から目線である事に、気がついていません」
「だから不登校になります」
「ダメな親に限って、不登校の原因を外に求めます」
「学校が悪い」
「友達が悪い」
「世間が悪い」
「不登校は、時間だけでは、解決しません」
「親が変わらなければ、解決しません」
「親は、独りよがりをやめる」
「子供の気持ちを思いやる」
「子供の喜ぶことを進んでやる」
「これを心がけると幸せになります」
なるほど・・・
237 自立の早い子
237 自立の早い子
私は長男の不登校前、子供は、甘やかさず、1人で何でもやらせると自立する、と考えていました。
手伝ってはいけない、と思っていたのです。
「お母さん手伝って」
の言葉にも、
「できるでしょー、自分でやってね」
と返さなければいけない、と思っていました。
・・・
私がやれば早いけど、やれない子になってしまう、そんな気持ちで突き放していました。
転んで痛い、と泣いてきても、共感せず、
「大丈夫、大丈夫」
「泣かない、泣かない」
とするのが、良い母だと思っていたのです。
・・・
先生から教えてもらった事・・・
子供を抱きしめることが出来るのは、小学生まで。
ちゃんと愛情に満たされると、自立が早い。
愛情に飢えた子は、仕上がりが遅くて、手間がかかる。
ひねて、いじけて、自己中で、嫌われ者になります。
本当は、その子には、愛が足りないだけで、可哀想な子なのです。
沢山抱きしめて、子供の心の声に、共感しましょう。
236 長男が次男をいじめる理由
236 長男が次男をいじめる理由
長男は、次男に、嫌い、汚い、などと言い傷つけました。
長男の次男嫌いの原因は、次男に母親の愛情を略奪された恨みのようでした。
長男に、
「小さい時、淋しかったよね、ごめんね」
と、何度か言いました。長男は、
「淋しかった」
「次男がうちにがいるから、お母さんが僕と遊ばないと思ってた」
「だから、次男を、殺してやるーと思ってた」
と話してくれました。私が、
「今からでも沢山遊ぼうね!」
と言うと、長男は、笑いながら、
「まー、いーよ」
と言いました。
・・・
私は、長男が幼稚園に入る前、毎日、お弁当を持って、朝から晩まで外に連れて行って遊んでいました。
長男は楽しく過ごしている、と疑ったことはありませんでしたが、何かがズレていたのだな、と思いました。
・・・
そんな長男には、こんな声掛けをアドバイスされました。
「お母さんは、お兄ちゃんが我慢してくれたおかげで、随分と助かったんだよー。ありがとうねー」
「でも、辛かったよね、わかってあげられなくて、ごめんねー」
「長男に、1万回謝って、出し惜しみした愛情を今からきちんと与えて下さい」
「とにかく、愛を!」