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296 決めつけ
296 決めつけ
2022年9月末
ゲーム機を与えてからの、長男次男のゲームへののめり込み方は異常で、特に次男は学校でも誰とも関わる事が出来ずに、ただただ、何とか学校へ行き、帰って来てゲームをする事だけが楽しみで生きているかのように私には映っていました。
子供らしく外で元気に遊ぶ、目をキラキラさせ「あれしたい!これしたい!」と好奇心を持って何かをやりたがる、という事は皆無でした。
そんな次男をとても心配していた私への、M先生からのアドバイスは、
母親が次男はやらない子、できない子と決めつけ、幾度となく次男の貢献の機会を、奪ってきている可能性があります。
子供は本当はできるのに、親がこの子はどうせ出来ないだろうと諦めていませんか?
子供が何もしないというならば、その子は本当は出来るのに、やらないと決心しているだけではありませんか?
いつもはやるべき事をやらない子供が、少しでも何かを自分でやれた時に、それを見逃すことなく、良く認め、出来たことを一緒に喜んであげる。
自分の事や、家の小さなお手伝いを、母親が遊びに付き合ってもらう感覚で、上手くリードしてあげて下さい。
子供は、何事に対しても、遊び感覚があれば、惹きつけられるので、うまく、役割を与えて、巻き込み、子供が家庭内で活躍できる場を沢山作り、他者貢献を沢山経験させてあげて下さい。
お母さんが工夫をしても全て上手くいかない事もあるけれど、良い時を少しずつ増やしていきましょう。
親は試行錯誤し、その子はどの誘い方が一番反応するのかを、工夫すること。
そんな事を繰り返し、親子の絆が深まると、全ての事が良い方向へ向かいます。
何もしない、ゲームしかしない、と思うのは、お母さんが子供をそうゆう目で見ているからですよ。
ゲームをしている時間、お兄ちゃんと楽しくコミュニケーションを取れていれば、それだけでも、とても素晴らしい事です。
ゲームは悪い事ではありません。
ゲームをする事で、人と豊かにコミュニケーションをとれるきっかけになるのであれば、その子にとってゲームはとても良いことです。
この子はこうゆう子だから、と決めつけるその考えをお母さんはまず、捨てて下さい。
と言われ、特に1年前から人と上手く関われなくなっていた次男は、長男以外の友人とも、ゲームを通しては活き活きとしながら関わっているな、という事に私は気が付いたのです。
親がまず、子供を見る角度を変え、捉え方を変える事がとても重要だと思いました。
何をしているかよりも、その子が今心から楽しんでいるか、ワクワクしているか、そこに視点を合わせられていなかったのかな、と思ったのです。