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不登校復活の道(ブログ)

65 欠席連絡をやめる

65 欠席連絡をやめる

 

 

まだ現実だと思えない。 

ずっと寝ていたい。 

意識の無い状態でいたい。 

割り切れない。 

不安・・・ 

周りから色々きかれるのも嫌。 

 

 

 
 
長男は友達と会うのが嫌で外に出たがらなくなりました。

小3で引き籠り? 

まさかうちの子が・・・ 

あんなに元気に外で遊び回っていたのに。 

1番無関係なタイプの子だと思っていた。 

我が子が引き籠るなんて・・・

想像すらしていなかった。

 

 

 
このままでいいの? 

楽を覚えて抜け出せなくなるのではないか? 

でもどうしたらいいの? 

言う事なんて聞かない。 
 
 
 
起こすべき? 

寝かせておけばいいの? 

毎朝行くのか行かないのか。 

その結果で私の感情が揺れ動く。 

もう疲れた、学校への連絡をしたくない。 

 

 

私は欠席連絡をしない事に決め、学校に連絡しました。

 

私:

「登校する場合は連絡します」 

「欠席連絡はしません」 

 

 

担任の先生は快諾してくれました。

 

少し楽になりました。 

 
 

もう学校には絶対に行かない。 

行かなくていい。 

行けば次男と娘が酷い目に合う。 

家庭の平和を優先しよう。 
 

 

 

思い返すと最後に学校へ行った火曜日はやたらと安定していました。 

あれは何だったのだろう? 

その日からぷっつり糸が切れたかの様に学校へ行かない。 
 
 

私1人では頭がおかしくなりそう。 

助けてくれている母親も若くない。 

長男の姿を見せて不安にさせてはいけない。 

もう解放してあげなければ・・・ 
 

 
何故長男はここまで荒れるの? 

行かない罪悪感? 

先が不安? 

ただの性格? 

鬱? 

鬱なら何で? 
 

 

まず総合医療センターで長男の精神を安定させてもらおう! 

何とかしてくれるはず! 

 
 
用事があり学校に行きました。 

担任の先生とすれ違いました。 

「こんにちわー」と笑顔で会釈されました。 

長男の事は一言も聞いてきません。 

・・・ 

 

そんなもんなの? 

何も気にならないの? 

誰も助けてくれない。 

本当に誰も助けてくれないんだ。

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64 学校への過剰な反応

64 学校への過剰な反応 

 

 
 
明日は次男の就学時検診です。 

次男と学校の話をしていると突然娘に暴力を振るいました。 

【学校】と言うキーワードが出ると長男は過剰に反応し暴力的になりました。 

感情のコントロールを完全に失います。 

夜もその事が頭から離れない様でした 

 

 

長男の支離滅裂な感じが、始まりました。

 

長男:

「爆破爆破、学校爆破」  
「可哀そう可哀そう!あんな所お前は行くのか!地獄だぞ!可哀そう!くそつまらんぞ!」 

 

次男の顔が引き攣り固まります。 

 

 

もう!悪影響!!! 

お願いだから黙っていてくれ!

そんな気分で私は長男に感情的に言いました。

 

私:

「あなたが学校嫌いなのは分かったから、次男にわざわざ言わないで」 

「あなたはもう行かないなら行かなくていいから」 

「行く前から不安になる様な事言わないでよ!」 
 
 
 
長男に優しくしなければ!

分かってはいます。 

それでも次男に悪影響な長男に優しく出来ません。 

次男まで巻き込まないでよ! 

もう黙っててよ! 

 

 
 
 
次男と小学校の話を全然出来ません。 

話をする時は部屋を変え隠れて話していました。 

次男は次男で不安定なので励ましが必要です。 

 

 
長男は自分より弟が勝る事が許せません。 

自分が出来ない事を弟は出来る。 

弟が学校へ行き、自分は学校へ行かない。 

そんな事があってはならない。 

受け入れる事が出来ないのです。 

絶対にです。 

 

弟を道連れにしようとしているのではないか? 
 

次男自体が団体行動、コミュニケーション能力に問題がありました。 

今は情緒も安定していません。 

 

 
一体私はどちらの子供を優先したらよいのだろう。 

同じ空間に居る息子たちに真逆の支援をしなければいけない。 

自分の発する一語一語に神経を使っていました。 

どの言葉で長男が反応するか分かりません。 

全ての瞬間で脳をフル回転させている感じです。 

 

 
 
 
何故そこまで嫌なのかとても不思議でした。 

最近は次男よりも娘を虐めます。 

私は変わらず標的にされていました。 

 

 
ヘルプに来ている母(祖母)は孫のあまりの変わり様に心身共に疲れ切っていました。 

長男はもう大好きな祖母を思いやる事すら出来ません。 
 

 

2歳の娘をこれ以上この環境の中に置いておくのは無理だ。 

娘までダメになる。 

でもどうしよう・・・

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63 困難のある子に詳しい先生との出会い

63 困難のある子に詳しい先生との出会い 
 
 
以前中学校で支援員をしていた友人が不登校の事を知り声を掛けてくれました。

 

友人:

 

「凄く良い先生がいるよ!」 

「以前は学校で先生してたけど今は講演会とかもしてるよ」 

「確か自分で学校立ち上げてるはず!」 

「フリースクールじゃないかなーーー」 
 
 
私:

「電話してみる!」 

「ありがとう!!!」 
 
 

 
すぐに電話しました。 

先生に長男の今の現状を話ました。 

 

 

電話越しにもにこやかなのが伝わってくる物腰柔らかなその先生は

 

「そうなんですね」 

「お母さんはご自分を責めないで」 

「うちは世間一般的なフリースクールとは違います」 

「不登校児、発達レインボーゾーンの子達を支援しています」 

「今学校に行けなくても良いですよ」 

「全く問題はありません」 

「中学も自由な学校がありますよ。ただ電車通学な為、通う事がストレスになってしまう子もいます」 

「選択肢はいくらでもあります」 

「義務教育を受けなくても高校からスイッチが入れば数か月で9年間全て取り戻せます」 

「9年間全く学校へ行かなくても社会に出ている子はいくらでもいます」 

「うちに来ている子達も、もう学校には行かないと決めている子は沢山います」 

「皆とても元気に通っていますよ」 

「通信高校を受けたり、選択肢はいくらでもあります」 

「僕自身も不登校でした」 

「大丈夫です」 

「うちは完全個別です」 

「料金は1時間4950円です」 

「その子の得意、抜きんでたものを探します」 

「ただ、お陰様で今は3年待ちです」 

「不登校枠ならもう少し早くご案内できるかもしれません」 

「僕との相談は初回は無料。次からは30分3000円です」 

「ゆっくり自立していけば良いのです」 

「30歳位までに自立を目指し援助しています」 

「一度お話ししに来ますか?」 
 

 

先生は有名な大学を卒業後、発達障害療育センター、学校教員をされていました。 
 

 

私:

「行きます」 
 

 

後日相談に行きました。 

電話での印象通り、先生はとてもニコニコしていて穏やかな方でした。 

私は今までで一番安心して長男の現状を話しました。 
 

 

私:

「暴力も酷いです」 

 

先生:

「大丈夫ですよ。慣れています。」

「支援に行ったら廊下が血まみれ、運転しているお母さんを後ろの席から羽交い絞めにして首を絞めている、そんな現場はいくつも見ています。慣れています」 

 

私:

「え・・・ではうちはそんなに酷くないですか?」 

 

先生:

「酷くないかは・・・ん・・・でも、色々なご家庭があるのは確かです」 

「話を聞いている限り、長男君は過剰適応な気がします」 

「本人に面会してないので断言出来ませんが、必要以上に適応してしまう」 

「求められている自分を演じ過ぎてしまうのです」 

「通常の子が80%の力で出来る事を150%頭をフル回転している」 

「もう、くたくたになってしまうんです」 

 

 

先生が説明する過剰適応の子の症状は長男そのものでした。 

 

・宿題が終わっていなければ学校へ行けない 

・遅刻、早退が苦手  

・必要以上にその場の空気を読む 

・相手の求めている姿に寄せて行く 

・辛いと言えない 

・断れない 

・我慢しすぎてしまう 

 

他にも沢山言われました。 

 

 
先生:

「うちに来ている子の中にも過剰適応の子は沢山います」 

「不登校の子に多いです」 

「学校に行くと疲れてしまうのです」 

「行かない。も選択肢ですよ」 

 

私:

「家庭訪問もしているのですか?」 

「うちの子が今通えるとは思えないです」 

 

先生:

「していますよ」 

「1時間8000円です」 

「ただ、焦らず、ゆっくり、とりあえず待ちリストに載せておきますか?」 

 

私:

「はい、数年後ですもんね、その頃には来れるかもです」 

「一応載せておいてください」 

 

先生:

「あ、あと1分なので、ごめんなさい」 

 

私:

「あ、ありがとうございました」 

 

 

今までの相談所の中では1番的確に判断してくれそうな気がしました。 

この先生は後に次男と深く関わる事になります。 

次男の立ち直りのきっかけをくれた先生です。

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62 理由なし

62 理由なし

 

 

行き渋り開始からしばらくの間は担任の先生から毎日連絡がありました。 

策を探すと言うよりは淡々と出来事を話してくる感じです。 

 

 
何を聞いても 

 

「あー」 

「お母さんも無理なさらない様に」 

「学校では元気です」  

 

その繰り返しです。 

 

 
こちらは家での状態を包み隠さず話していますが危機感を全く感じ取ってくれません。 
そうですか・・・お母さん大丈夫ですか? 
 


本当に心配なら少しは解決策を真剣に考えてくれ! 
そんな気分でした。 
 
 
教頭先生か校長先生と話した方が助けてくれるのではないか? 

でも何を話すの? 

担任の先生が頼りにならない事を話していいのだろうか? 

苦情にならないか? 

文句を言って何になる? 

来年度次男が入学する。 

学校側との関係を悪くしたくない。 

 

 
担任の先生が家庭訪問する事は一度もありませんでした。 

以前、学校としては来た時の対応以外は出来る事は何も無いと言われました。 

 

 

来ない子はどうでもいいのだ。 

 

 

来ない子の方が気にかけるべき存在ではないのか? 

学校は学業を教える場、来る子に勉強を教える。それだけが仕事なのだ。 
 
 

 

2021.10.20 
 
 
 
お休みが続いている長男に声を掛けました。

 

私:

「今日は学校行こうかっ」 

 

長男:

「絶対行かない」 

「2度と行かない」 

「どんだけつまらんか知らんの?」 

「ふざけんなよ」 

「行くわけないだろ」 

 

 
テレビを見ています。 

 

 
もう理由も言いません。 

 

長男:

「行くはずないだろ」 

「転校したい」 

 

 
なんだかとても不思議な生き物に見えてしまう。

息子の存在が怖い。

この先何が起こるのだろう。 

私のメンタルは持つだろうか? 

頭がおかしくなりそうだ 

先の見えない不安で押しつぶされそうだ 

目覚めると息苦しく 意識の無い世界の中にずっといたい。 

眠っていたい。

目覚めたくない。 

そんな感じでした。 

 

 

とても不安な私は長男に聞きました。

 

私:

「4年生になったら行くの?」

 

長男:

「転校したい」 

 

 

  
主人に色々な場所でアドバイスされた、自由について話ました。

 

主人:

「フリースクールに行って中学からどうするの?希望としては公立戻したい」 

 

私:

「無理だよ」 

「自由がなくて嫌なんだから」 

「フリースクールに入れようよ」 

 

主人:

「・・・」

 

 

フリースクールに入れよう、と言いながらも問題だらけでした。

 

・検討していたフリースクールは電車で1時間半

・遠い

・乗り継ぎあり

・毎日送迎も出来ない 

 

 
長男:

「とにかく色々聞かれるのが嫌」 

「誰も僕に何も聞かないで」 
 

 

今はもう11月1日の総合医療センターだけが頼りだ。 

でも、本人を連れて行かなければならない・・・ 

どうやって?  

絶対に行かない。 

行くはずがない。 

どうしよう・・・。 
 
良いアドバイスをくれる機関はないの? 

もう本当にどうしていいのか分からない。 

対応の仕方が分からない。 

何にも分からない! 

誰か教えてよ!!! 

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61 化け物なの?

61 化け物なの?


 
 
2021.10.19 
 
 
私が相談所巡りで不在の際に娘の面倒を見てもらう為母が来てくれました。 
 

 


昼過ぎ、娘がDVDを傷付けたと言い娘に暴力を振るい出します。 

私が止めますが一向にやめません。 

バドミントンのラケットを持ち出したので 

 

祖母が体を張って必死に娘を守りました。

 

祖母:

「ダメだよ!絶対ダメ!」 

 

長男は言えば言うほど激しく暴れます。 

娘は泣いています。 

祖母が長男の両腕を抑えました。 

 

長男:

「放せ、生ごみ臭い!魚臭い!触るな!」(前のめりで叫んでいる) 

 

祖母:

「やめよ、やめよ、どうしちゃったの、~(長男の名前)ちゃん」 

 

 

長男は祖母を振り払い祖母が倒れました。 

女2人ではどうにもならない。 
 

 

私:

「暴力は絶対だめだよ!」 

 

長男:

「うるせー」

 

胸ぐらを掴まれ蹴られました。 

 

 

こんな8歳児居るのだろうか。 
私の育てたこの子は化け物なのだろうか? 


 
最後は2歳の娘に思いっきり跳び蹴りし部屋に籠りました。 
 

 

地獄でしかない。 

 

 
夕方部屋を覗くと長男は眠っていました。 
長男が部屋に居ないと心が休まり静かな夜でした。 

 
 
 
明け方4時頃、肩を揺すられ目が覚めました。

 

長男:

「お母さん、お母さん」 

「ねー、お母さん」 

 

揺すって私を起してきます。 


 

長男:

「僕ご飯食べてない!」 

「お腹すいた」 

 

私:

「え?」

「今何時?」 

「4時じゃん」 

 

長男:

「ご飯」 

「お腹すいた」 

 

私:

「え・・・今?」 

 

長男:

「お腹すいた」 

 

私:

「もー、寝てるのに!」 

 

長男:

「早く」 

「僕、食べてない」

 

私:

「・・・」 

 

長男:

「ねー、お腹すいた」 
 

 

私は恐怖を覚えました。 
この子は何なんだ・・・。 

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