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不登校復活の道(ブログ)

150 2022.3月中旬の長男の様子

150 2022.3月中旬の長男の様子 
 
 
昼夜逆転は相変わらずでしたが、少しずつ明るくなってきているように見えました。 

 

次男が行き渋ると「おい、お前、幼稚園さぼるなよ!行けよ!」と笑いながら言い、次男に「お前が言うなよ!」と突っ込まれる。それくらい穏やかな感じに変化していました。 
 
 

2022.3.17 

ソフトクリームの美味しい農園があり、車を30分ほど走らせ長男と娘と出かけました。 

 

行き道、長男は娘にシートベルトをしてくれたり、とても優しく声掛けして仲良く目的地へ向かいました。

 

とてものどかな農園で、嬉しそうな顔をしてソフトクリームを食べる長男がとても印象的でした。

 

優しい表情で、嬉しそうに笑って、それなのに、ふとした表情がどことなく苦しそうで、複雑な笑顔を浮かべて食べているように見えました。

 

帰り道、突然長男は学校の話を始めました。

「とにかく担任の先生が嫌だった、あいつは担任になるべきじゃない」

「あの学校はくそ学校だ、とにかく、つまらないんだ」

「女子が嫌だった、命令させる事が死ぬほど嫌だった」

「俺はとにかく、好き勝手やりたいんだ!」

と、学校の文句をずっと話していました。 

 

私は、そんな否定的な話を聞く事にとても疲れましたが、

「嫌だったんだね 」

「そーなんだね」 

「嫌な場所なら行かなくていいよ」 

「いくらでも学校なんてあるから」

と伝えていました。 
  

 
 
2022.3.18 
 
この日は朝起きてすぐにゲームはせず、娘とブロックで遊んでいました。その後、家のテレビでドラえもんの映画を観ていました。娘とも優しく遊んでいました。 

 

2022.3.19 

コンビニに寄り、人目も気にせずゆっくり選んでいました。久々にコンビニに行ったはずです。

 

銭湯にも行き「足湯したい」「景色見たい」「ゲームセンターで遊びたい」と言い、銭湯の後の外食にも喜んで一緒に行きました。

 

ずっとお風呂に入らず、着替えもしていませんでしたが、その日は出かける前に「お母さん、この服で大丈夫かな?」と自ら着替え、私に話しかけてきました。 

 

私の目には、ここ数日びっくりするように安定した日が続いていました。 

 
 

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149 夢見る小学校(映画)

149 夢見る小学校(映画)

 

2022.3月中旬 
 
 
「夢見る小学校」というドキュメンタリー映画を観に行きました。

 

私は昔からこの映画に出てくるような教育方針が好きでした。

 

不登校を期に、自分の子供をこんな学校で学ばせたい、という想いが強くなり、映画を観に行きました。 

 

印象に残っているのは、 
 
・子供は勉強している時よりも、好きな事を集中して楽しんでいる時の方が断然脳が成長する、と言っていたこと 

・子供がおんぶされながら授業を受けていたこと

・児童精神科に薬を飲まされていた子が「入学条件として【薬を止める事】と学校側に言われて救われた」と話していたこと 

・子供が自由にチャレンジする事に責任は伴わない、責任は全て大人がとる、そうでなければ子供がチャレンジしなくなってしまう、と設立者が話していたこと

 

他にも数えきれないほど印象的な大切な事の詰まった映画でした。 

 

全ての子供がこんなふうに大人に接してもらい、こんなふうに学んでいたら、輝く子が増えるのではないかな、と思いました。

 

学費がとても高いけれど、この学校で育つ子達は自己肯定感がとても高く、自分軸を持っている。身に付く生きていく能力を考えると、 この学校を出る事で、その後の何十年という長い人生を豊かに生きられるから とても安い授業料に感じました。

 

https://www.dreaming-school.com/

 

 

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148 映画へ行く

148 映画へ行く 
 
 
2022.3.11 
 
 
昔から仲が良く、頻繁に遊んでいるお友達家族と映画に行く事になりました。前日に長男に行きたいか確認すると「行ってみる」と言いました。 

 

映画の時間は、昼夜逆転している長男に合わせ夕方にしてもらいました。私は、本当に行けるのか?その時間に起きられるのか?どうなるのだろう・・・と心配ばかりしていました。 

 

「明日は夕方から映画だから、少しは早く寝られるといいね」と声を掛けましたが、長男が寝たのは朝の8時でした。

 

あぁ・・・朝の8時に寝た長男は何時に起きるのだろう?睡眠が足りないと訳が分からない事を言い出し、大変になる事が多かったため、心配していました。

 

予定に向かって動くことが絶対に出来ないので、約束事は難しかったです。

 

私は友人に「行けるかは直前まで分からない、下の子は行きたいから、下の子達は必ず連れて行くね」と約束していました。 

 

お昼の3時に長男を起こしました。寝てから7時間しか経っていない、起きないだろうな、と思っていましたが、起きて映画にも行くと言います。 

 

私は、子供3人を車に乗せ、30分ほどかかる映画館へ行きました。商業施設の中にある映画館です。映画館に一番近い駐車場に車を停め、待ち合わせの場所に向かいました。 

 

一緒に行った子供達の中に年下の男の子が2人いて、2人共が長男の事をとても好きでした。どちらかが手を繋ごうと寄っていきました。 

 

長男はその手を振り払い、不安そうな顔で私に、「どうするの?待つの?何するの?」と聞きました。 

 

次男は自信なさげに周りの顔色を伺い、誰とも話せず、私にべったりくっついて、ひと時も離れません。 

 

我が家以外の子供達がとても健康的で子供らしく見え、どうしてうちだけこんなふうに育っているのだろう?なんでなのだろう?

 

映画中、私は長男の表情ばかり気になっていました。笑っている顔を見てほっとし、良かった、映画を観に来ることができた。とやっと安心して嬉しい気持ちになりました。 

 

映画の後、他の家族は食事に行きましたが、我が家は長男の様子がおかしく帰りたがり、すぐに帰りました。

 

その夜、1時半位まで私と長男とでゲームをしました。ゲームが終わり、長男は寝室に行き、いつも通り動画を見ていました。私は横で寝ていました。 

 

夜中に長男の泣き声で目が覚めました。

 

長男は3時ごろから30分近くしくしくしくしくと、ただただただただ、涙をポロポロと流して、とても悲しそうに泣きました。 

 

私は、気の利いた言葉を見つけられず、何も声をかけられずに、少しでも感情を吐き出せると良いなと願うように、手をつなぎ、長男が泣き止むまで、頭を撫でたり、背中をさすったりしていました。

 

泣いている途中、長男は嗚咽し、少しずつ落ち着きを取り戻し、ぐちゃぐちゃに濡れた顔のまま、力尽きたかのようにゆっくりと目を閉じ眠りにつきました。

 

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147 友人から拒否される経験

147 友人から拒否される経験 
 
 

課金キャラを貸してあげられず、親友に会えなくなり、10日ほど経ちました。

 

長男に再び遊ぶ元気が出てきて「親友と遊びたい!連絡してみて!」と言うので、親友に連絡しました。

 

親友のママが「うちの子、「今は遊びたくない」って!涙を流していたから、きっと、何か思う事があるのだと思う!」と言っていました。 

 

私は長男に「しばらく、遊びに来ないみたいだよ」と伝えると、「何で?」「何で?」「もう、キャラ貸せるよ」「もう、来てくれないの?」「貸せるよってママに伝えておいて」と言い親友との交流が、途絶えてしまうのではないかと、不安そうでした。

 

毎日毎日、何度も遊びに来るのかを聞くので、「来ないよ」と答えていました。

 

長男はゲーム中、使うアイテム、やり方、全てを長男ルールでやりたがる傾向がありました。長男の邪魔や気に入らない事は「ダメ」と言い、自分の思い通りに進めて行きます。

 

私はその姿が、気になっていました。 

 

次男は、長男のそんな性格に慣れきっており、我慢し、常に自分の感情を抑え込む事が、当たり前になっていました。 

 

今のように友達に接していたら、皆、離れてしまうのではないか?どこかで、自分ばかり優先していたらダメなのだと、気が付かなければ、皆離れてしまう。 

 

母親で、今の長男の心理状態を分かっていても、「え・・・」「わがままだな・・・」と思ってしまう。相手の子が、そのわがままを受け入れられるはずがない。 

 

しばらくの間、親友とも遊べず、長男はまた元気がなくなりました。

 

数日後、親友の弟が遊びに来て、親友も自然に遊びだし、関係は修復したようでした。

 

長男は、キャラを貸すことができ、自分がやりたいゲームがあっても、友人の希望を優先し、相手に合わせて遊ぶように、気遣っているように見えました。 
 

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146 学校の話をしてくる

146 学校の話をしてくる 
 
 
2022年3月 
 
 
 
3月に入ると、長男は、食事中に、毎回学校の話をしてくるようになりました。 話している内容は全て否定的で、 

・待つ時間が長い 

・給食がうまくない 

・給食で出たアイスもまずかった 

・学校はつまらない 

・歩いて行くのがそもそも疲れる 

・遠足が嫌、地べたに座ってお弁当を食べるのが嫌 

・決められた時間にお弁当を食べるのも嫌 

・家の空間が好き 

そんな事ばかり言っていました。 

 

時々、「僕って、まだ4年になっていないのかな?」と涙目で聞いてくる。そんな事が頻繁にありました。

 

私は、毎回、 

「そーか、そーか、嫌なんだね、今行っている学校以外にも沢山学校はあるから、見に行きたかったら、いつでも言ってね」

と言い、それ以上の事は何も言いませんでした。 

 

私はさり気なく、 

「四年はどうしたい?」 

と聞くと、涙目になり、無言でした。 

 

 

この子はまだ、学校には絶対に行けないな。

 

完全不登校になってから、5か月が過ぎようとしていました。 
 

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