不登校復活の道(ブログ)
3 完全不登校までの42日間の事①
3 完全不登校までの42日間の事①
2021年9月2日(行き渋る)
学校へ行く時間になると、長男は無理難題を言い始めました。長男が、
「お母さんが『ご飯をソファで食べて良い』と言わなかったから、僕は今日学校を休む」
と言うのです。
私は、内心では、どうしよう、どうしよう、と思いながら、
「分かったお休みね!」
と言い、頑張って学校へ行かせようとはしない素振りをしました。
すると出発10分前、長男は、
「まだ、学校って間に合うの?」
と私に聞き、ゆっくりと学校の準備をし、学校へ向かいました。
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2021月9月3日(学校へ行く)
長男は通常通り朝起きて、通常通りに学校へ行きました。
視線を足元に落とし、下を向き元気はありませんでした。
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2021年9月4日(休日)
※我が家はこの時点でゲーム類を一切与えていませんでした。
YouTubeも知らなかったと思います。
その件に関しては後に記入します。
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ゲームの無い我が家でしたが、この日【VRシューティング】を購入する事になりました。
初めてのデジタルのおもちゃが手に入る事で長男はとてもご機嫌でした。
私はご機嫌な長男に向かって、
「お母さんは、あなたの事を全く信用していないから、ゲーム時間を守れるとは思っていないから、約束事を紙に書いておいて」
「お母さんの字だと、僕は言ってないとか言いそうだから、あなたの字で書いてよ」
とゲームを楽しみにして機嫌の良かった長男に言いました。
見るからに不機嫌になった長男は、ふてくされながら紙に約束事を書いていました。
私は当時、デジタルな事に対して異常な程に強い不安感と嫌悪感を持っていました。
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その日、私は次男と2人で次男のランドセルを購入しに行きました。
私は何かにつけて長男に文句を言われる事をとても恐れており、長男と同じランドセルを選ぼうとする次男に、
「お兄ちゃんと同じのだけはやめて、お兄ちゃんが絶対文句言うよ!面倒な事になるから、お願いだから、別のにして」
と頼みました。
私は新1年生になる次男がワクワクしながら買うランドセルの種類ですら、長男にケチをつけられることを恐れ、次男を我慢させようとしていました。
私は次男の気持ちを大切にする事よりも、とにかく長男に面倒なことを言われたくない!
あの子に何か言われる事は本当に嫌だ、そんな事ばかり考えるほど、長男との関係は悪くなっていました。
長男に対して腫れ物に触るような、厄介者のような感情を常に抱いていました。
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2021年9月5日(休日)
長男、次男、娘を連れて友人達と公園へ行きました。
みんな赤ちゃんの頃から知っている幼馴染です。
長男の事をよく知っている1人のママが、遅れて公園に来た長男の表情を見て、
「あれ、長男君、本当に遊びたくて公園来てる?凄いテンション低くない?」
と私に聞いていました。
その日、長男は泥まみれで遊んでいましたが、家に帰りお風呂に入るように言うと、
「お風呂は嫌!」
「絶対に入らない!」
と言い、汚い服のまま、お風呂にも入らず、長男は眠りにつきました。
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この頃の長男はほとんど笑わなくなっていました。
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2021年9月6日(休む)
長男は朝起きましたが、学校へは行きませんでした。
長男は、
「お母さんが早く起こしたから、僕は学校へ行かない」
「明日からお母さんが朝7時5分より1秒でも早く起こしたら、絶対に学校へは行かない」
「僕が学校へ行かないのはお母さんのせいです、残念でした」
と言っていました。
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2021年9月7日(学校へ行く)
長男は通常通りに学校へ行き、私には楽しそうに帰って来たように見えました。
長男は、妹(2歳)のお世話を進んでしてくれて、とても優しいお兄ちゃんでした。
その日は私に、やたらと抱き着いてきました。
私は、長男を抱きしめる事が苦手でした。
抱き着いてくる長男を抱きしめ返したりはしませんでした。
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2021.9.8(学校へ行く、習い事行かない)
原因はわかりませんは、この日の長男は機嫌が悪く私と軽い言い合いになりました。
長男は喧嘩をした私に反抗するかのように、夜12時近くになっても意地でも寝ようとはしませんでした。
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2021.9.9(休む)
長男が朝7時5分に自分で起きてきました。
朝食を食べ、7時45分までは学校へ行く気でいる様子でした。
そんな長男が出発直前に急な腹痛を訴えました。
その後、数回トイレに駆け込み、何度もお腹を下し、トイレから出てこられずに、学校をお休みしました。
午後には元気になり、今から行けばいいのに、と私は思っていました。
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学校を休んだこの日、長男は私にこう言いました。
「お母さんは子供が嫌いだよね」
「顔を見ていれば分かるよ」
「お母さんは僕を信用していない」
長男の言葉を聞いて私が、
「え・・・信用しているよ」
と言っても、長男は、
「いや、僕は信じない、絶対に信用していない」
と言い切りました。
この日も長男はなぜか、夜10時を過ぎるとテレビを見始めました。
両親が、
「もう寝る時間だよ、寝ようね」
と声をかけても全くの無反応でした。
長男を残し家族全員が寝室で寝ていると、1時間ほど後に長男は自ら寝室にきました。
電気を消して全員が寝ている部屋で、わざわざ1番明るい電気をつけて、漫画を読みはじめました。
家族全員寝ている寝室で、長男はわざと不自然に大きな声で笑っていたので、
私は、
「下の子が起きるから、静かにしてね」
とお願いしましたが長男は無反応でした。
「ごめんね、お願い」
と私が長男を諭しましたが、諭せば諭すほど一層大きな声で不自然に笑って漫画を読んでいました。
私はもう、どう対応したらよいのか分かりませんでした。
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当時私は日記に走り書きで、こんな事を書いていました。
・長男は話を聞いて欲しがってる?
・お母さん、僕を見て?と言ってる?
・長男と覚悟を決めて、向き合おう!
・自分が言われて嬉しい言葉だけ言おう!
・私が強くなろう!
・この子は大丈夫、と信じよう!
・長男には幸せで、いい子になってほしい!
・あの子を突き放さず「愛している、大切だ」の気持ちを常に心に留めて関わろう!
そんな事を思っていたけれど、下に6歳と2歳の子供がいる私は、長男にしっかり愛情をかけることが、なかなか上手に出来ませんでした。
心配しながら、何でこの子はこんなにも私を困らすのだろう?と困り果てていました。