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不登校復活の道(ブログ)

6 行き渋り前の数か月間の出来事②

6 行き渋りまでの数か月の出来事②

 

 2021年8月

 

猛暑の夏休み、所属しているスポーツ少年団のサッカーの試合がありました。

 

長男も私も6月頃からの心のすれ違いと毎日のぶつかり合いで心がすり減っていました。

 

サッカーの試合中、幼い下の2人を直射日光の照りつける中待たせる事は心配だったこともあり、私は下の子たちを実家に預けました。

 

下2人を実家に預け、私と2人きりになると、長男は何もわがままを言わず穏やかで優しく、2人でご飯を食べに行くと楽しそう話を沢山してくれて、とても仲良く過ごすことができました。 
 

その日は、夕方から私の友人が子供を連れて家にお泊りに来て、 長男は友人が連れてきていた幼い子どもととても穏やかに優しく遊んでくれていたので、私の友人が、

 

「長男君、優しすぎるね」

 

「なんていい子なの!凄い優しい!」

 

と言ってくれたことを覚えています。

 

 私は長男の激しい反発への解決策を見つけ出すことができず、毎日インターネットで、

 

【9歳の壁】

【10歳の壁】

【プレ反抗期】

【反抗的な態度になる】

 

そんなワードを検索し、

 

え?この反抗は普通なの?

 

この記事にかいてある9歳の壁なの?

 

9歳の壁なら一時的なものなんだよね?

 

と自分を安心させようと、安心出来るような記事を必死に探して読んでいました。

 

数日後の別のサッカーの大会の日、サッカーが上手な長男は、人数調整で3年枠ではなく、4年枠で出ることになりました。 

 

長男は、

 

「嫌だ!嫌だ!3年がいい!!!4年なら出たくない!」 

 

と泣きそうになっていて私は長男に、

 

「そりゃ、3年枠で出たいよねー」

 

「次からは3年枠にしてってコーチに頼んでみたら?」

 

と軽い感じで長男に言いました。

 

試合当日、会場で別の小学校へ行った何人かの幼稚園時代のママに会いました。

 

試合前の空き時間、私はそのママたちに、

 

「~君、反抗してこない?うちやばいよ!半端ない!これ9歳の壁なの?皆そうなの?」 

 

「もーーー、滅入るよ」

 

と、長男が私の横にいる事を気にもせず聞いていていました。

 

試合が始まり、長男はコーチの指示を聞かず、フィールドの上でほとんどプレーをせずにただ呆然と突っ立っていました。

 

 その姿を見ていた主人も私も、

 

「あーあ、ついに、コーチの言うことも、聞かなくなったね」

 

「あの子、4年枠が嫌だからだよね、嫌なこと、本当にしないよね」

 

「困ったもんだよね」

 

と、呆れていました。 
  
 

その頃から長男は全ての行動において異常にに時間がかかるようになっていきました。

 

顔つきはいつも険しく、目が吊り上がり、扱い辛く、周りに気を使わせる行動が増えていきました。

 

昔から長男を難しい子だな、と思っていた私は、

 

「あー、でたでた、まただ」

 

と呆れていて、私の長男に対する苛立ちは加速していきました。

 

私の中に、日に日にわがままになる長男に厳しくしなければ、もっと躾けなければ、という親としての想いと、

 

いい加減にしてよ!どれだけ面倒くさい子なの!という怒りの感情が混在し、頭の中も気持ちもぐちゃぐちゃになっていました。

 

そんな思いを私は隠しもせずに長男にぶつけ、長男とぶつかる回数がどんどん増えていきました。 
 

 

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