2024年2月の記事一覧
186 2022年6月前半の次男の様子
186 2022年6月前半の次男の様子
発達障害研究所出身の塾の先生に次男の書いた連絡帳を見せると、
「自閉症の子の字の特徴をもっていますね」
と言われました。
・・・
入学直後、次男は連絡帳を書いてきませんでしたが、書いてくることが多くなり、私は嬉しく思っていました。
帰宅後に宿題をやる日も出てきました。
学校も嫌がりはせず、一度も「休みたい」とは言いません。
・・・
担任の先生の話によると・・・
授業中は教室におらず、校庭で石を拾っている。
放課は1人でポツンとしている。
担任の先生が教卓にいる放課は、すーっと寄って来て、
「何してんの?」
と近づいてくるそうです。
・・・
次男の担任の先生は、沸点が低く、些細なきっかけで生徒を怒鳴り散らす事がある、と複数のママたちから聞いていました。
次男に聞くと、「周りの子はよく叱られている」と言っていましたが、我が家は特性を理由に入学前から怒鳴りつける指導はしないようお願いしているためか、次男は「怒鳴られたことがない」と言っていました。
学校での集団行動は苦手なものの、反抗的な態度などは特にないようでしたが、家での次男の態度はどんどん悪化していました。
無反応、無気力、ゲーム中断時の攻撃的な態度。
基本的には家にいる間中、ゲームをしています。
話しかけても無反応。
中断すると激しく母親をののしりました。
「うるせー、だまれ、お前に関係ないだろう」
と言いながら、涙を流し地団駄を踏む。
この時期に次男と楽しい会話をした記憶はありません。
日常会話をした記憶もありません。
ゲーム以外の時はただ、無表情で人形のように突っ立っていました。
その態度は私をイライラさせ、不安にさせ、悲しい気持ちにさせました。
・・・
次男に付き添い通学する途中、周りの元気な子供たちが本当に羨ましく目に映るのです。
友人と笑顔で会話をしている子。
笑ってブランコに乗り、私に手を振ってくる友人の子。
1人で集合場所に向かう次男と同級生の近所の子。
そんな、何でもない他の子供の行動がやたらと目につきます。
何でうちの子はそんな簡単な、周りの子が当たり前に出来ている事が出来ないのか、そんな事を思い苦しくなっていました。
私はそんな次男を見て
・友達ができるはずがない
・ため息しか出ない
・とにかく事がすすまない
・問題がありすぎる
あ・・・ぁ・・・ただただ疲れる
そんな風に思ってしまう時もありました。
それでも長男に最悪な学校のイメージを刷り込まれ、自分自身も極度に集団が苦手な中、登校できている事を心から素晴らしく思っており、毎日次男に、
「今日も学校行ったね、お疲れ様」
と必ず言っていました。
気がかりな事が多い次男ですが、基本的にはとても優しい子です。
自分の誕生日プレゼントを少なくし娘に何かを買ってあげる。
家に遊びにくる友達のために、スーパーにおやつを買いに行くと、
「あの子、このお菓子好きだよね。これ、買っていこう」
と、嬉しそうにお菓子選びをしました。
そんな他人想いな面を沢山もっている子です。
次男は家族で作った七夕飾りにこんなメッセージを書いていました。
↓
おとうさん かいしゃ がんばってね
185 授業後、学校へ行く約束
185 授業後、学校へ行く約束
2022年5月20日に授業後学校へ行く約束を担任の先生としていました。
長男は前日まで、
「学校行く」
「明日でしょ」
と言っていましたが、当日私が、
「行く?」
と聞くと、一切動かず、返事をしませんでした。
何度か聞きましたが無反応だったので、先生に断りの連絡を入れました。
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2022年5月21日
長男は次の日になると、
「やっぱり授業後行こうかな」
「そろばん、またやろうかな」
「少しずつしか生活リズムを戻せない、少しずつでもいいよね」
と私に言いました。
授業後に学校へ行くのは、勇気が出ない様子でしたが、担任の先生と予定を立て、行けたら行くというのを続けていく事になりました。
・・・
2022年5月22日
「プリント楽しい、勉強楽しい、僕、覚醒したかも」
「やっぱり自分からやると楽しいな」
「人に言われるとやる気がでない」
「教えないで!僕わかる!考えるから!」
と言い、スラスラと問題を解き始めました。
・・・
2022年5月23日
「さー、今日も勉強しましょう!」
「やっと朝起きれた」
「爽やかだなー」
「昨日動画充電できなくて寝たからなー」
「見ない方がいいなー」
とご機嫌でした。
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2022年5月24日
長男は、
「まず、先生に慣れよう」
「先生に慣れたら、クラブ、クラブに慣れたら1時間ずつ行こう」
と言い主人と楽しく学習アプリを使い学んでいました。
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この時期、長男はほぼ毎日プリントを2枚学習し、次男伝いで学校へ提出していました。
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2022年5月25日
この日も授業後学校へ行く約束をしていましたが、結局行けず、担任の先生が庭先まで会いに来てくれました。
長男は躊躇わずに庭先に出て、10分程度でしたが、
「凄い良い先生だった!凄い良かった!」
と嬉しそうに話していました。
先生が帰宅し、長男に、
「先生とやり取りしている連絡帳に何かメッセージ書く?」
と聞くと、ニコニコしながら、
「分数教えてーって書いといて」
と言いました。
・・・
2022年5月27日
「僕、夏休み日誌欲しいから、お願いしておいてね」
「学校行きたいな」
「やっぱり、クラブからかな・・・」
と言い、学習面では、担任の先生に教えてもらう箇所をすんなり解け、評価されることで自信に繋がっているようでした。
・・・
2022年5月31日
国語のプリントは嫌そうに取り組んでいましたが、自分でやると決めて最後まで頑張っていました。
・・・
4月までは、ほぼ全くお風呂に入りませんでしたが、この時期長男は、毎日自ら進んでお風呂に入るようになっていました。
184 ゴールデンウイーク明け、長男の様子
ゴールデンウイーク明け、長男の様子
ゴールデンウイーク明け位から、長男は、
「また、そろばん習いたいな、あの先生大好きなんだ」
「学校はクラブから行こうかな」
と前向きな発言をするようになりました。
・・・
日々の不摂生からか、長男は虫歯になり、歯が痛いと歯医者に行きたがりました。
次の日はお尻が痛い、と言い見てみると、ニキビのような白いできものが無数にできており、その周りはうっ血したような、紫色になっていました。
不登校以来、お風呂にはほとんど入らず、ソファで同じ体勢でゲームをしているため、ばい菌かな?と思い、本人が希望し病院へ行きました。
まだ9歳なのに、体のあちこちに不調が出ており、可哀想だとは思いましたが、全く言う事を聞かない長男に対し、
「そりゃ、そうなるわ!」
という気持ちが正直ありました。
・・・
私の中の長男は、悲観的な子、マイナス思考、難しい子、自分のしたい事が絶対、というイメージでした。
話をすれば反発してくる長男に対し、
あーあ・・・
またか・・・
とため息しか出ず、毎日とても憂鬱でした。
・・・
私は、もともと子供の話をかわして聞くことが苦手です。
長男が激しく何かを否定し始めると、私の怒りスイッチが入り、悪循環が始まります。
何とか、かわそうと受け流すと 、
「ほら、無視!人の話聞いてない」
と言われる。
どうすりゃいいんだよ!
と心の中で叫び、また苛立つ。
そんな事を繰り返していました。
・・・
下の子を公園に連れていく際に、長男に、
「どうする?」
と聞けば、
「どうせ、俺をゲームしか出来ないバカだと思っているから聞くんだろ!逆に行かない理由はなんなんだ」
と言われ、別の日に、
「公園行こ!」
と誘っても行かない。
普通の家庭が普通に会話出来ている内容でいちいち突っかかられる。
あー、面倒くせーーーーーーー!
この子とは相性が悪すぎる!
そんな事を思い、その感情を何とか出さないように日々を過ごしていました。
学校の話題になり、
「行ってなくても全然恥ずかしくないんだよ」
と言うと、
「恥ずかしいなんて思ってない」
と怒り出す。
あぁ・・・
この先、この子とどう関わっていけば良いのだろう・・・
183 ゴールデンウイーク明け、5月の次男の様子
ゴールデンウイーク明け、5月の次男の様子
2022年5月17日
次男は、ゴールデンウィーク中もゲーム以外に興味を持たず、無気力でした。
ゴロゴロしてずっとゲームをしています。
そんな次男が連休明けに学校に行くのか、とても心配していました。
ゴールデンウイーク明け、担任の先生に、
「帰りたがったらすぐに連絡下さい、迎えに行きます」
「無理をさせないで下さい」
と伝えていました。
・・・
私の心配をよそに、担任の先生からは、
「次男さん、沢山出来るようになってきましたよ」
「とても頑張っていることをお母さんに伝えたくて、電話しました!」
と連絡をいただき、嬉しかったことを覚えています。
数日後、長男の相談で学校へ行くと、体操服で移動する1年生の中に、次男がいました。
体操服に着替え、赤白帽子をかぶり、列に並んでいました。
あ・・・着替えてる、列にも並んでる!
と嬉しく思いましたが、次男は私が見たこの1回のみ体操服に着替え、その後は一切着替えませんでした。
・・・
立ち歩きはあるものの、学校の話題をすると、少し笑うようになりました。
友人とは誰とも話していないらしく、
「学校楽しい?」
と私が聞くと、
「楽しい訳ないだろ」
と返事が返ってきました。
4月始めのような、嫌で仕方ない雰囲気ではなくなりつつありました。
・・・
2022年5月25日
次男の担任の先生から、
「次男さん、この2日間立ち歩きがとても酷いですが、何かありましたか?」
と連絡がありました。
授業中、教卓の横で先生と一緒に何もせずに、ずっと立っている、先生から離れない、と言われました。
その日は、誰にも何も言わず、2時間目にランドセルを背負い、靴を履いて帰ろうとしていたそうです。
支援員さんが気が付いて止め、止められるとすんなりと教室に戻ったそうです。
先生はびっくりした様子で、
「最近落ち着いているように見えましたが、ご家庭で何かありましたか?」
と聞いてきました。
思い当たることは・・・
1日目、朝次男を送るタイミングで娘が泣いて起きてきて、学校まで付き添えず、1人で通学団で行かせました。
2日目はいつもは最後尾で私と歩いて行くのですが、次男を通学団の本来並ぶ列へ入れ、前列で歩かせ、私は最後尾で付いていきました。
それ以外に思い当たることは何もありませんでした。
「それが原因かもしれないので、明日からは必ず学校まで付き添います」
と先生と話をして電話を切りました。
・・・
その日、寝る前にぼーっとしている次男に、私が、
「トイレ行ったの?」
と聞くと、
「僕っておしっこ出るの?」
と私に聞き返してきました。 私はため息交じりに、
「は・・・?」
と呆れてしまいました。
全て指示待ちで、ゲーム以外自分から行動する事をしなくなりつつありました。
叱ってはいけない事は理解していても、その態度は私を苛立たせました。
ゲームをしている時以外死んだようになっており、何も考えず、ぼーっとしている。
排泄、食事にまで影響が出てきていました。
なんなんだこの子は・・・
・・・
学校での立ち歩きは酷いですが、以前プリントを渡されても鉛筆で全て真っ黒に塗り潰していましたが、少しずつ取り組むようになってきた、と嬉しい連絡もありました。
この子にはどんな対応をするのが正解なのか、私には分かりませんでした。