2024年1月の記事一覧
159 学校が始まってから数週間の家での次男の様子
159 学校が始まってから数週間の家での次男の様子
次男は朝、私と学校で別れる際に、
「学校が終わったら迎えに来てね、絶対来てね、絶対だよ、約束だよ」
と何度もお願いしていました。
私は約束通り、毎日下校時間に正門へ次男をお迎えに行きました。
娘の幼稚園のお迎え時間とかぶっていたため、娘を通常保育よりも早めに引き取り、娘と一緒に次男をお迎えにいきました。
初日は幼稚園時代の癖が抜けないのか、ランドセルを背負って帰る、という事を知らないからか、私を見ると持っている荷物を全て投げ捨て、通学団の列から抜けて走り出しました。
私が、
「小学生は自分でお家までランドセルを持って帰るんだよ」
と教えると次の日からは自分で背負って帰るようになりました。
・・・
次男の先生は賛否両論ある先生でした。
「とても良い先生だよ」という人もいれば「怒鳴りつけて怒りまくるので子供が委縮する」という人もいました。
次男には長男から植え付けられた学校への恐怖のイメージがあります。
今の次男に委縮するような指導をされたら確実に不登校連鎖になるだろう。
私は、担任の先生に、長男の行き渋り時の発言を伝え、次男の学校への恐怖心を話しました。
その上で、過度な指導は避けてもらうようお願いしていました。
小学校へ通う次男は、集団に一切なじめず、体が固まり、学校では一言も声を発しませんでした。
私の眼にはとても健常児には見えませんでした。
5月7日に児童精神科の予約をしてありました。
診断名を出してもらい、過度な指導はしないことを徹底してもらおう。
診断名なしに、ただ「厳しくしないでほしい」という要求をする事には躊躇いがありました。
過保護のモンスターペアレンツと思われないか、と心配し、学校側に状況説明しやすいよう、診断書が欲しい、と思っていました。
最初の数週間、次男には帰宅後、次のような症状がありました。
・玄関でお漏らしをしてしまう
・帰ってからもずっとランドセルを背負って玄関でぼーっと座っている
・帰ってしばらくすると、玄関の土間部分を裸足で、うつろな目付きでうろうろと歩き回り、「どうしたの?」と話しかけても聞こえていないかのように反応がない
・姿が見えない、と次男を探すと、寝室の布団を頭からかぶり震えている
・腹痛
・無表情
・爪かみ
その他にも心配になるような出来事がいくつかありました。
そんな次男の様子を見ていた私は次男に、
「学校はここだけではなく、色々な学校が選べるので、苦しくなったら次男に合う学校を一緒に探そうね」
と言い続けていました。
次男は、私がそれを言うと嫌がりました。
私の問いかけへの返答はいつも、
「僕はこの学校に通いたいんだ」
「そんな事言わないで」
でした。