不登校復活の道(ブログ)
15 完全不登校までの42日間の事③
15 完全不登校までの42日間の事③
2021.9.12(休日)
この日は、家族で動物園へ行く事にしました。
長男は、歩くのが疲れると言い、動物園内を歩かずに、娘用のベビーカーにずっと乗っていました。
娘も長時間は歩かず、抱っこ抱っこと言うので、長男にベビーカーを貸してほしいと何度かお願いしましたが、なかなか貸してくれず、次男までベビーカーに乗りたいと言い出し、入り口から一向に中に入る事が出来ませんでした。
家族でいるとベビーカーに乗って自分で歩かない長男は、私と2人になると歩き、「お母さん、荷物持つよ」と言って私を助けてくれました。
・・・
別の日の夜、長男の事を気にかけている主人が長男と2人きりで話をしようと外食に誘いました。それを見ていた、いつもは母親にべったりな次男が、
「僕も行きたい!絶対行きたい!」
「なんで長男だけなんだ!なんで僕は行ってはダメなんだ!」
と駄々をこね始め、私が「お母さんと次男の好きな物食べに行こうよ」 と言っても、
「嫌だ!僕はお父さんと行きたい!何で僕は行ってはダメなのか教えて!」
と長男と出かける主人の車を裸足で追いかけていきました。
主人は私に「次男を上手く、説得してね」と言い出かけていきました。
そんな、長男ばかりを優先する、という事が頻繁に起こり、次男の情緒はどんどんと不安定になっていきました。
主人と長男は楽しそうな雰囲気で帰宅し、仲良くお風呂に入り、「さー、寝よう!」 となった10時頃、明日は学校なのに、長男が再びテレビを見始めました。
主人は長男に、「寝るよ!」と声をかけていましたが、長男はその言葉を無視しテレビに1点集中していました。
何度か主人が「寝るよ!」と声をかけていましたが、長男は、 言う事は聞きませんというオーラを出していました。
そんなやり取りを何度かしていると、長男が突然、「うるせーな、だまれ、鬱陶しい!!!!」
と主人に怒鳴りました。主人は、そんな長男を見て、
「食事に行った時と同じ子だと思えない・・・この子はどうなってるんだ・・・」
と悲しそうに呟いていました。
私は、私にとっては日常的な長男のその行動に、
あー、始まった、始まった。
なんて育てにくいの!
なんて扱いにくいの!
なんてわがままなの!
なんて面倒な子なの!
思っていました。
12時を過ぎると、主人が怒りだし、長男が見ていたテレビのカードを抜きどこかへ隠しました。
長男がどんな態度に出たかは覚えていませんが、私は、
・毎朝〈はながっぱ〉見るよ!と起こしているのに、明日朝テレビがつかなかったら絶対怒ってくる!
・番組が1秒でも始まった後に起こすと絶対怒る・・・
・テレビが観れなかったから学校に行かないって言い出す・・・
・えー、どうしよう、カード返してよ・・・
と、1人であたふたしていました。
・・・
この時期、夫婦仲は良くなかったので、主人に余計な事を言うと喧嘩になるな、主人に頼みごとをするのは嫌だな、と思っていて、私は主人に朝までにテレビのカードを返してよ、とは言えませんでした。