不登校復活の道(ブログ)
301 次男のゲーム依存
301 次男のゲーム依存
2022年9月末
最近だいぶ元気になってきた長男を連れて、家族で少し遠くへ行く事になりました。高速道路を使って1時間半ほどかかる場所でした。
娘が飛び跳ねてお出かけを楽しみにしていましたが、出発するまで、長男は本当に行くのか、起きられるのか、私はそんな心配ばかりをしていました。
結局、出発の時間になり、連れ出すのに困ったのは、長男ではなく7歳の次男でした。
夏休みも45日間朝から晩までゲーム漬けで何もせず、学校から帰ってからも、土日も、ゲームしかしていないのに、それでもまだ次男は外出する事でゲームの時間が減る事を嫌がりました。
まず家をでる瞬間から、
「行きたくない」
「家でゲームをしていたいのに!何で行かなきゃダメなんだ!!」
「お休みの日に何で僕の時間を奪うんだ!」
と泣き叫んでいました。私はなんとかプラスの言葉に変えようと、
「お母さんは次男が来てくれたら嬉しいけど、一人で待てるなら来なくても大丈夫だよ」
と言うと、次男は、
「1人で待てるわけないだろ!」
と言い、長男は車に乗りまだ出発しないのか、と言っているし、娘は嬉しくて飛び跳ねているし、結局次男が納得しないまま、なんとか次男を車に乗せて出発しました。
車中も次男は、
「勝手に連れてこられた」
「行きたくない」
と食ってかかりながら叫び続けていましたが、私が、
「ゲームをしていたいのに来てくれてありがとうねー」
「お母さん、嬉しいよー」
「みんな、今日は次男を楽しませた人が勝ちね!」
などと次男の怒りの言葉をかわしながら、車中はなんとか過ごしていました。
・・・
到着すると、次男は車から降りず、私に向かって、
「行くな!」
「行くなって言ってるだろう!!!」
と叫びながら泣いていました。
小さな子供を連れて、家族で楽しくお出かけしたいだけなのに、なんなんだ、この子は?と私は内心イライラしていました。
主人は何も言わず、ただ黙って私に全てを任せていました。
何とか次男をなだめよう、と頑張りましたが、あまりにもしつこく「行きたくない」と言い続けるので、私はもう頑張れず、次男に対し、
「もー、行かなくていい」
「お母さんと車で待っていよ」
とうんざりした雰囲気で次男に言うと、次男は急に、
「行く!行くって言ってるだろうが!行けよ!」
と、今度は行かない事に怒ってくる・・・
あーーー、本当に疲れるな、もううんざり、どこにこんな7歳児がいるんだ、そんな気分でした。
結局家族全員で入場し、みんなが遊び出すと、次男は少しずつ顔が和らぎ、自ら遊びはじめました。
・・・
プールに入って遊ぶと、帰り際には、
「明日は来れないの?」
と聞いてくれた事がとても嬉しかったです。
長男は、出発時は元気でしたが、しばらく遊ぶと疲れたのか、遊び場ではない場所で「ボー」っと1人で座っていて、昔のような長男らしい活発さはありませんでした。
元気がないな、もう帰った方がいいんだろうな、と心配していたのですが、車に乗り、ゲームを始めると一気に元気を取り戻していました。
家の中で元気になっていても、やはり外ではあまり元気がないな、外出はあまりしたくないんだな、と私は感じてました。
外出中も、私はいつも長男の情緒が不安定になってきていないか、と長男の様子ばかり心の中で気になってしまう癖がなかなか抜けませんでした。
常に、長男が機嫌が悪くなりませんように、とその事だけに神経を集中させ、怯えていたように思います。