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不登校復活の道(ブログ)

308 信じる事

308 信じる事

 

2022年10月 

 

落ち着いている事も多くなってきた次男ですが、穏やかに遊んでいてもゲームを始めると、お風呂、食事、宿題でゲームを中断すると、暴言気味になったり、癇癪のように泣きじゃくる事が多かったです。 

 

M先生からは、とげとげしい言葉遣いは子供の心の悲鳴ですよ、と言われてはいましたが、毎日の事なので、疲れるな、というのが本音でした。 

 

子供たちの学校では、10月中旬に運動会があるのですが、次男は、 

 

「僕は、運動会はやらないよ、行かないよ、休む」 

 

と無表情で、当たり前かのように宣言していました。 

 

入学当初からの、学校や家での次男の様子、長男の不登校の経験から、私の中に、なぜこの子は他の子のように出来ないのだろう?みんなのように、ちゃんとやってほしい、頑張ってほしいという思いはありませんでした。

 

学校に行っているだけで、良し。

 

と思っていたので、運動会をやらない、という次男の宣言に動揺する事はありませんでした。

 

学校に行く事もそうですが、出来る限り様々な事を次男本人がどうしたいのか、本人に決めてもらう事にしていました。

 

自分で決めた事には文句を言わないだろう、と私は思っていました。M先生はそんな私の次男への接し方を、 

 

 

「子供の主体性が高まり、自分への責任感とドライブ感が持てる」 

 

「お母さんが子供を尊重している事も子供に伝わりとても良い関り方ですよ」 

 

「お母さんはまだ、子供が学校に行きたくない事を気にしていますが、義務教育の9年間、引きこもりの子でも、自分を発揮できる場を見つけて、凄い活動をしている子はたくさんいます」 

 

「お母さんは、子供にとって一番大事な、子供を信じることをキチンとやって下さい」

 

「お母さんからの誠意は必ず子供たちに伝わります」 

 

「信じる事だけは、キチンとやって下さいね」 

 

と言っていました。 

 

今思うと、私は次男を信じ、次男を尊重し丁寧に関わるように心掛けていた、というよりも、学校嫌いで、毎日クソつまらない、と言い、行き渋り、遅刻欠席の多い次男に対し、兄のように心をこわし、大暴れされたくない、そうなる前に嫌がる事を無理やり頑張らせるのはやめよう、という思いが強かったと思います。

 

この子は大丈夫!この子を信じよう!

 

という心の余裕はありませんでした。

 

 

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