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206 次男の支援級への転籍の相談

206 次男の支援級への転籍の相談 

 

2022年7月14日 

 

次男の支援級への転籍の相談をするために学校へ行きました。 

 

次男の在籍する1年1組を通り、15メートルほど廊下を進むと支援クラスがあります。 

 

支援クラスを見学するために、授業中で静まり返った廊下を私は歩いていました。

 

前方から黄色帽子を目深く被り、肩を顎のあたりまで上げて体を小さくしながら歩いている次男とすれ違いました。 

 

あ!次男だ!立ち歩きしてる!と思い、私は、

 

「よー!」 

 

と手を挙げて、小さく声をかけました。 

 

次男は私をちらっと見て、少しハニカミ、どこかへ歩いて行きました。 

 

支援員さんは付いておらず、1人でふらふらしていました。 

 

・・・

 

支援クラスを見学後、クラスを受け持っている先生方と面談をしました。 

 

私は支援クラスの先生に次男の情緒を理解してもらうため、なぜ次男が学校に恐怖心があるのか、今までの兄との関係性などの話をしました。 

 

支援クラスに転籍する事に関して、担任の先生は、 

 

「授業中、迷惑行為などは一切ありません」

 

「立ち歩きで授業を聞いていない事で、今後の学習が心配です」 

 

「ゲームが好きならタブレット学習の方が楽しくできるので、支援クラスでタブレット学習をした方が次男が伸びるのではないか」 

 

「集団が苦手なのであれば、人数の少ない支援クラスの方が心地良いのではないか」 

 

「あくまでも本人の希望を優先させましょう」 

 

と話していました。 

 

私も担任の先生と同じ意見でした。 

 

・・・

 

その時期まで、次男はクラスの誰とも話をしておらず、誰とも関わらず、立ち歩きをし、脱走をし、家ではデジタル漬けでした。 

 

発達凸凹塾でのタブレット学習には、とても前向きに取り組んでいました。 

 

そんな姿を見て、タブレット学習の方が次男は楽しいのだろうな、と私は感じていました。 

 

・・・

 

支援クラスは、 

 

「その子の個性に合わせて学習させる」 

 

「皆に合わせる事も少ない」 

 

と言っていました。 

 

支援クラスに移っても1年1組の授業に半分くらいは参加する。 

 

支援クラスが不必要になり、通常クラスに戻りたければいつでも戻れる。 

 

そんな説明を受けました。 

 

・・・

 

問題は本人の気持ちでした。 

 

何度か次男に、 

 

「自由に勉強できるよ」 

 

「タブレット学習だから楽しいんじゃない?」 

 

と、支援クラスを進めましたが、次男は必ず、 

 

「絶対に嫌だ」 

 

「どうして、僕は今のクラスにいちゃダメなの?」 

 

「どうして、僕だけなの?」 

 

「他の子は行かされないんだよね」 

 

「何でなの?」 

 

「絶対に行きたくない」 

 

と泣き出しました。私は、 

 

「次男が今のクラスがいいなら、今のクラスのままでいいんだよ」 

 

と話を切り上げるようにしていました。 

 

私は次男は慣れない環境が苦手なので、行った事のない支援クラスへ行く事が不安なのかな?と思っていました。 

 

きっと慣れれば、支援クラスの方が快適になるのではないか? 

 

何度か体験に行けば、支援クラスを希望するのではないか?

 

そんなふうに思っていました。 

 

・・・

 

学校側は、 

 

「夏休み明けから、1日1時間ずつ支援クラスを体験させてみます」 

 

と言い、その日の話合いは終わりました。 
 

 

 

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205 長男の事

205 長男の事

 

2022年7月

 

長男は、不登校前、好奇心の強い子だったように思います。

 

不登校になってからの長男は、嫌な事には手をつけない。 

 

分からないかもしれない事にも手をつけない。 

 

そんなふうに、全てから逃げており、私はこの子はこの先どう生きていくのだろう? 

 

どんな人生を送るのだろう? 

 

そう不安に感じることがありました。 

 

・・・

 

しばらくの間、前向きに先生に提出していた1日2枚のプリントも、最近は提出していませんでした。 

 

学習の際、下の子のお世話もあり、私が長男の横にべったり付き添いきれない事も学習に気が向かない原因の1つだったのではないか、と思います。 

 

・・・

 

「動画を見ないで寝るんだ!」 

 

と頑張っていた時期もありましたが、10日ほどでギブアップし今は私が夜中3時ごろに目を覚ますと、横で寝ている長男の布団の枕元からスマホのライトが漏れていて、 

 

「あー、まだ見てるんだな」 

 

と毎日思っていました。 

 

・・・

 

学習に関して、私が何かを教えようと口出しすると、 

 

「誰にも、何にも教えてもらいたくない!」 

 

と嫌がり、全て自分で回答したがる傾向がありました。 

 

主人と学習するとスムーズな事もありましたが、基本的には主人は帰りが遅く、私と学習するため、やる気が出ないようでした。 

 

・・・

 

この時期、私が娘を、 

 

「かわいい、かわいい」 

 

という事を長男はとても嫌がりました。 

 

自分以外の弟妹が褒められることに過剰に反応するのです。 

 

長男が弟妹の悪口を言い出すと、私は長男が目の前にいても、長男の言葉には全く反応せず、聞こえていないふりをし続けました。 

 

視界に入れず、無視していたのです。 

 

長男の訴えかけてくる、次男と娘の悪口をどうしても受け入れる事ができませんでした。 

 

どうしても優しく対応ができず、そんな自分に腹が立つ、そんな日々でした。 

 

口をひらけばマイナスの文句ばかり言う長男に不快感を感じ、 

 

「分かったから、もう、黙っていてよ」 

 

と言ってしまう事もありました。それでも長男はムキになって、 

 

「ねー。お母さんもそう思うよね?」 

 

「思わないの?」 

 

「え、無視?」 

 

としつこく聞いてきます。 

 

同じ空間に次男も娘もいます。

 

下の子達の前で、長男の言う、次男と娘に対する悪口に共感する事はできませんでした。私は、 

 

「長男はそう思うんだね、お母さんは思わない」 

 

そう答えるのが精いっぱいでした。 

 

・・・

 

この子は、私に何を求めているのだろう・・・ 

 

私がどんな反応をしたらこの子の心は満たされるのだろう・・・ 

 

周りを否定し、非難し、自分を正当化する。 

 

この子はなぜそんな事ばかりするのだろう・・・ 

 

 

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