2024年3月の記事一覧
249 変わっていく子供たちと私の気持ち
249 変わっていく子供たちと私の気持ち
2022年夏休み終盤
次男・・・
夏休み中、次男はずっとゲームばかりをしており、私はそんな次男をとても心配していました。
M先生に教えてもらい、子供への接し方を変えていくと子供たちに大きな変化が現れました。
寝る前に私が娘と折り紙をしていると、以前は見向きもしなかった次男が自然に参加して色々作ってくれました。
「お母さん、ハサミいる?僕のどうぞ」
と優しく相手を思いやる姿が見れました。
少し前まで無表情でゲームしかしなかった子なので、ゲーム以外に気持ちが向いているだけでとても嬉しかったです。
・・・
別の日、20時30分に寝室へ行くアラームが鳴り私が寝室へ行く支度を始めると、次男は突然怒り出し、
「この部屋に誰も居なくなったら怖い!行くな!」
と、私に向かって叫び地団駄を踏んで泣き出しました。
私が、
「お母さんと一緒に寝る部屋に行ってくれるの?」
「嬉しいなー」
「ありがとねー」
「キリが付くまで待っているから大丈夫だよ」
と言うと、
アラームが鳴り終わる前に次男は、
「お母さん、あと1分でキリがつくからね」
「そしたらゲーム終わるからね」
と伝えてくれました。
・・・
長男にも次男にも以前、
「お母さんは僕の言う事を聞いてくれない」
「僕の話を聞いてくれない人の話を何で聞かなきゃいけないの?不公平だ!」
と、言われていました。
・・・
長男には、
「お兄ちゃん、次男が呼んでるぅ」
「お母さんにはこのゲームどうやるか分からない」
「助けてもらえたらありがたい!」
と抱きつきながらお願いすると、長男は表情が緩み、次男のゲームをのぞき込み、
「どこだ、それか、貸してみろ!」
と、毎回断らずに次男を助けてくれるようになりました。
・・・
長男は、相変わらず些細なきっかけで次男に対し「馬鹿」「アホ」と傷付ける事もあるけれど、今まで私が思っていた「わがままな子、難しい子」という印象から、「優しい子、親切な子、繊細に相手を思いやれる子」という印象に変わっていきました。
大人が子供に接する声掛けを変えるだけで、目まぐるしく穏やかになっていく子供たちを見て、私は今まで子供たちの何を見てきたのだろう?
育てにくい子達、なんでうちの子達は、と思っていたけれど、私が難しい子を作り出していたのではないか?
私が丁寧に子供たちに接したら、この子達はどんな姿になるのだろう?と思うようになりました。
・・・
次男の情緒が不安定になったのは、明らかに長男の不登校後からでした。
次男の特別支援学級に関しても、私が次男を通常クラスではできない子!と枠にはめているのではないか?
私は、この子はできないんです!こうゆう子なんです!と先生たちに固定観念を植え付けていないのか?
私が次男の可能性を奪っているのではないか?
と思うようになっていきました。