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2023年11月の記事一覧

110 不登校中の息子の姿

不登校中の息子の姿 
 
 

 
完全不登校中の息子の様子は、以下のような感じでした。


 
 

【ゲーム、動画しかしない】 

ゲーム、動画を、起きている間、1秒も手から放しませんでした。

数秒顔を上げ、民放テレビに視線を向けた際に、涙が出るほど嬉しかった事を覚えています。 
 

 
 
【お風呂に入らない】 

「僕は家のお風呂を卒業します」の言葉と共に、家のお風呂には、5か月近寄りませんでした。 
 
 
 
【歯を磨かない】 

「虫歯になるよ」と何度か言いましたが、磨かないので、言うのを止めました。 
 
 
 
【病院に行けない】 

平日は、スタッフに、「今日はお休み?」と、聞かれるのが怖くて行けず、休日は、知人に合うのが怖くて行けませんでした。 

歯科矯正をしていましたが、一旦ストップしました。 
 

 

【髪を切らない】  

目が前髪で完全に隠れていました。 
 
 
 
【爪を切らない】 

爪は切らないけれど、噛んでいたのか、いつも短かったです。 
 
 
 
【服を着替えない】 

1週間以上替えないので、無理矢理着替えさせようとすると、パニックになり、それに私が疲れ、諦めました。 
 
 
 
【インターホンに怯える】 

インターホンが鳴るだけでパニックになり、震えて怯えました。不登校児の繊細さに配慮出来る人は少なく、玄関先で、 

「あれ、お兄ちゃん、見かけないね」 

「学校行ってないの?」 

と、聞いて来る人もいました。 

それが長男に聞こえてしまうと、その後しばらく、長男は自分の部屋から出られなくなりました。 
 
 
 
【外出できない】 

外出をとても嫌がり、付いて来ませんでした。付いて来ないけれど、1人で家で待つ事を嫌がりました。家族の行動が制限されました。 
 
 

 

【食事をしない(初期)】

1日1食しか食べず、やせ細っていた時は、カロリーを取らせようと、ハイカロリーな物を食べさせていました。 
 
 
 
【食事を食べ過ぎる(後期)】 

夜中の12時にインスタントラーメンを毎日食べたがる時期がありました。あまりに続くので、「体が心配」と伝えると、険悪な雰囲気になった為、言うのを止めました。 
 
 
 
【昼夜逆転】

朝方まで布団の中で動画を見て、夕方に起床していました。不登校中、布団に入り、「さぁ、寝よう」と目を閉じて寝た事は一度もありません。毎日、寝落ちするまでスマホを見ていました。私は、夜中にスマホを見ている時間が気になり、使用時間を確認した事があります。大体毎日、夜11時から朝の5時や6時まで、平均6~7時間、真っ暗闇の中、布団に潜り、目から10センチの距離で長時間、スマホを見続けていました。 
 
 
 
【動かない】 

ずっと、同じ位置でゲームをしていました。廃人の様に、無気力でした。 
 
 
 
【笑わない】 

顔を上げませんでした。 
 
 
 
【友人に会えない】 

全く会えない時期が長くありました。少し回復して、特定の子に会える様になっても、心に負荷が掛かると、すぐに会えなくなりました。 
 
 
 
【引きこもる】 

些細な事に深く傷付き、数日間部屋に引きこもる事がよくありました。 
 
 
 
【自信がなく、手を付けない】 

親族の集まりで、皆で簡単なゲームに挑戦していた際、長男だけ「僕は、きっと上手く出来ない」と言い、手を付けませんでした。 
 
 
 
【電気を消す】 

「部屋を明るくしないで!」とお願いされた時期がありました。 
 
 
 
【パニック症状】 

突然泣き叫ぶ、暴力を振るう等の症状がでました。
 
 
 
【声が小さくなる(出ない感じ)】 

心に負荷がかかると、一気に声が出なくなりました。本人は一生懸命声を出そうとしているのですが、とても小さく、聞き取れない程の声しか出ていませんでした。 
 
 
 
【イベントを嫌がる】 

誕生日等の節目のイベントがある度に、「僕は、ずっとずる休みしているんだ」と言って、自分を責め、いつも暗い顔をしていました。 
 
 
 
思い浮かぶ1年半の長男の状態は、こんな感じでした。 
 

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