不登校復活の道(ブログ)
318 子は親の鏡
318 子は親の鏡
2022年10月17日
私は頑張っていた【勇気づけの子育て】をどうしても頑張れない日がありました。
私が【勇気づけの子育て】を頑張れず、とげとげしくなれば、子供の状態は親の状態を鏡で反射して映すかのように好ましくない方へ向きました。
私は、子供が好ましくない状態になると、私には【勇気づけの子育て】を続ける事は、無理なのかなぁ・・・と落ち込み、良い子育て法を継続する自信をなくしてしまうのです。
私の自信のなさ、元気のなさは、家族を負の連鎖に巻き込みます。
【お母さんが元気で笑顔でいれば、家庭は明るい、全てうまくいく】そんな言葉を何度も何度も見かけるたびに、私は「ふざけんな!」何で母親ばかりが、と、うんざりするようなマイナスな気持ちと、私さえ頑張れば子供たちを立て直せるの?それならば、私が頑張らなくちゃ、と、前向きに頑張ろうという2つの複雑な気持ちが混ざり合っていました。
私は、特にM先生に【勇気づけの子育て】を教えてもらってからは、子供たちをコントロールしたり、指図したりする事を一切やめ、子供との苦手なスキンシップを意識して頑張り、子供たちと向き合い、できた事を認める事を、毎日必死でやっていました。
・・・
その当時、9歳と6歳の息子たちは、基本的に、起きた瞬間から寝るまでゲームをしてました。
長男はそんな生活をもう、1年していました。
次男は学校へ行ってはいるものの、それ以外の時間は、ご飯も食べず、ゲームをしている事もよくありました。
それでも、私は、
きっと今はこの姿だけれど、【勇気づけの子育て】をしていれば、変わっていくはず、
という前向きな期待と、
このままだったら、この子たちはどうなってしまうのか・・・
というマイナス感情で、私自身の気持ちが浮き沈みしていました。
・・・
この日、ゲームをしていた次男が、ゲームに集中しすぎてか、おしっこを漏らしてしまいました。
リビングで寝転びながらゲームをしていたのですが、ジャージャーとおしっこを漏らし、次男の寝転んでいるそのエリアはおしっこの水溜りが出来ていました。
私は、内心、え・・・ありえない・・・と思ったのですが、まだ、6歳だし、そうゆうこともあるな、と気持ちを切り替えようとしましたが、その後の次男の態度が私を苛立たせました。
次男は、私に声を掛ける事も、水浸しになった場所を気に留める事もせず、おしっこで濡れた足のまま歩き回り、無表情でズボンを履き替え、何もなかったかのように、ゲームを再開したのです。
現場はおしっこの水溜り、次男が歩いた場所はおしっこで作られた水の足跡になっているのです。
この子は、今、何も感じていないのかな?と私はただ、とても不思議な気持ちでした。
・・・
同じ日、長男は、友人とオンライン対戦をしたくて、友人が一生懸命ビデオ通話で、オンラインの接続方法を長男に説明してくれていましました。
その友人は長男の為に頑張って説明してくれているのに、長男は、
「僕はやり方分からないから」
と言い、主人に全て丸投げし、友達がビデオ通話で話している間中、自分とは無関係、と言わんばかりに、ずっとスマホを見ていました。
ああ・・・、この子は、友達と一緒に考えよう、とも、自分で試してみよう、ともしないんだな。
と思い、私は、長男次男の態度に心底うんざりした事を覚えています。
何でうちの子たちはこんなにも相手を思いやる行動が出来ないのだろう、と強く感じてしまい、日々頑張っている【勇気づけの子育て】を頑張る気力がなくなってしまいました。
言葉に出して、子供に注意をしたり、文句を言ったりしなくても、私のそんな子供への不満の気持ちは、私の態度から、子供たちに伝わっていたのだと思います。
私の気持ちが落ちて、子供たちへの不満が、私の態度から醸し出されると、私が言葉を発さなくとも、子供たちと私との間に、負のループが始まるのです。
そうやって、いつも、私の心の状態を、鏡の様に子供たちが反射して見せてくるのです。