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2023年11月の記事一覧

97 「良かった」と思える事

97「良かった」と思える事 
 
  
 
長男の反抗的な態度が始まってから、心労続きですが、一つ「良かったな」と、思う事がありました。息子たちの異変が今だったことです。 
 
 
 


長男は8歳、次男は6歳です。 

きっと、まだ立て直せる。 

大変な中、希望は捨てていませんでした。 
 
 
 

私は、もともとバカ正直で、うまく受け流すことが、とても苦手です。 

特に気を許した家族には、思っている事をすぐに口に出し、態度に出てしまいがちです。伝えずに、内に秘めておく事は、とても苦手でした。 

長男に話しかけられ、笑って話さなきゃ、と思っていても、どうにも受け付けなくて態度に出てしまいました。 
 
 
 

笑えない時は、態度に出さず、余計な事を言う前に、そっと離れよう。 

そう、決めてはいるのです。 
 
 
 

分かってはいても、毎日、24時間、精神の不安定な不登校児と過ごす事は、とても苦痛でした。 
 

 

訳の分からない要求ばかりをしてくる事への、苛立ち。 

この子は、どうなってしまうのか、という不安。 

無気力に、ゲームばかりしている息子への失望感。 

好き放題にさせる、という対応が、正解!と確信を持てない、自信の無さ。 

上手くやれない自分への苛立ちが、一番大きかった様に感じます。 
 

 

 

どの不登校克服本を読んでも、インターネットを調べても、「まずはお母さんが元気になる事です」と書いてあります。これには、共感できませんでした。

私は、専業主婦です。暴れ回り、異常行動ばかりする息子と、毎日、24時間関わっている母親が、元気がでるわけないのです。

当時の私は、「母親が元気になれば、回復する」という発想は、ただの理想論だな、と思っていたと思います。母親が元気を出す方法があるのであれば、教えてもらいたかったです。

 

 

あの子がどんなに異常な事をしても、私は動揺しないように、常に冷静でいよう。

感情的にならないようにしよう。

そんなふうに、いつも自分に言い聞かせていました。

 

 

毎日毎日、毎回毎回、何度も自分に言い聞かせ、毎回毎回、失敗する。 

上手く出来ない自分に腹が立ち、冷静になり、また、何とか立て直さなくちゃ、と思い直す・・・。

こんな事が、日々、繰り返されていました。
  
 

 

旦那さんに、理解して欲しい!と、期待しない様にしよう。

ゲームばかりの長男の姿を見ても、悲しくなる気持ちを捨てよう!

そう、割り切ろうとしても、無理でした。

旦那さんにも、長男にも、「こうであって欲しい!」と、期待し、いつも私の気持ちを、分かってはもらえない、と感じていました。

こんな生活から、何をどうしたら抜け出せるのか、そんな思いが、頭から離れませんでした。
 

 

それでも、「お母さんが大好きだ!」と甘えてくる可愛い時期に、情緒が大きく崩れてくれた2人を、何とか立て直そうと、私に出来る事は、何でもしていこう!と言う気持ちは、強く持っていました。 

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