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32 完全不登校までのカウントダウン③教頭先生

32 完全不登校までのカウントダウン③ 
 
 
主人と話をしていると、 主人が、

 

「僕は指示、命令される事がとても嫌で、今までも誰のアドバイスも聞かず全部独学でやってきた」

 

「塾に行っても教えられた方法ではなく、自分のやり方でしか学ばなかったし、とにかく指示されるのが嫌だ」

 

と教えてくれました。

 

長男も人に何か言われる事が大嫌いで、私は昔から主人と長男は色々な部分でよく似ているなと思っていました。

 

2021年10月頭 
 

その日も長男は「怠い、怠い」と言っていたので、私はお休みするのかを尋ねると長男は葛藤している様子で、声を出さずに首を少し横に振りました。

 

出発時間になると腹痛を訴えたので私は再びお休みするのかを尋ねると、今日も、

 

「休むのか決めていない。少し考える。」

 

と、答えていました。 

 
その時私は心の中で、長男から「学校へ行く」と言われるまで、何も言わずに待っていた方が良いのかな? 私から声をかけないでいたら、行かないのが当たり前になって本当にずっと学校に行かなくなるんじゃないかな? それとも長男はすでに、不登校気味から【完全不登校】に移りつつあるのかな。 

 

と色々な事を考えていました。

 

・・・

 

私は、長男の不登校は私の今までの子育てへの仕返しだと思っていて、私が苦しくなる事は自業自得だな、と思っていましたが、結局社会からはみ出て苦しむのは私ではなく長男なので、私は長男の社会復帰のために何ができるのだろう、といつも考えていました。

 

担任の先生は、頼りにならず、スクールカウンセラーも6週間後と言われ、 児童精神科も最短で4か月後でした。 

 

よし、もう教頭先生に直接相談してみよう! と思い立ち頭先生に、

 

スクールカウンセラーが6週間待ちな事、長男の不登校の経緯、女の子を嫌がっている事、女を殺す夢を見た!と起床してきた事、ぶっ殺すと言い続けていることなど、現在の長男の状況を包み隠さずの話しました。

 

すると教頭先生は、

 

学校では落ち着いているようで、そんな酷い事になっているとは思いませんでした。 担任も、特に困る事は何も無いと言っていますがそんなに酷いんですね。

 

へーーー、初めて聞きますね、そんな子は、お困りだと思いますので早めにスクールカウンセラーを手配しますね。 
   

と、電話越しにでも、興味がなく他人事な事が伝わってきましたが、スクールカウンセラーを早めに手配して下さった事には感謝しました。 

 

私が教頭先生にこのまま休ませても大丈夫なのかと聞くと、教頭先生は、

 

「さぁ、どうでしょうね?でも本人行かないんですよね?こうゆうケースは、今までないので分からないですね。私ずっと中学担当だったので、小学生はよく分かりません」 

 

「小学生ではこのケース聞いた事ないな・・・親が言わないだけかな・・・」 

 

「休んだ日のプリント類は渡します、毎日授業内容の報告があるはずですよ」 
 

と片付け仕事のように淡々と言われました。教頭先生は話し合いの時に「プリントは渡しますね」と言っていたのに、担任の先生からプリントを渡される事はありませんでした。

 

・・・

 

私は担任の先生が頼りないので教頭先生に相談したのですが、教頭先生に相談したところで何も変化はありませんでした。 むしろ、教頭先生もダメなんだ・・・という失望感が加わった感じでした。

 

どこに相談しても、「分からない、どうしたら良いんでしょう・・・」と皆同じことを言い、酷い時は私が相談に行っているのに、逆に相談員に相談される事がありました。

 

・・・

 

私には、長男は以前は楽しく学校に行っているように見えたので、何かのきっかけで精神が極限状態になり、些細な事も許せないほどのストレスをかかえるようになってしまったのか。

 

長男の気持ちが落ちついてきたら、少しはストレスに耐えられる子になるのだろうか? 

 

私はどうかそうであって欲しい、そうでなければ、社会で生きていけない・・・と長男の将来に対して日に日に不安感が強くなっていきました。

 

・・・

 

私が少しでも出かけようとすると「行かないで!どこに行くの!」と執拗に着いてくる長男に対し、私は心の中で、

 

あーーー もう・・・ 

 

あーーー 

 

一瞬でいいから1人になりたい。 執着しないでよ!!! 

 

と感じていたのです。