198 次男の行き渋りと児童精神科の事
198 次男の行き渋りと児童精神科の事
2022年6月末
次男の立ち歩きが日に日に酷くなっていました。
担任の先生が、次男に、
「掲示板の折り紙を20個作って」
と次男に仕事を与えてくれました。
席で何かする事がある時は、比較的座っているようでした。
・・・
2022年6月28日
この日の朝は、私が用意した朝ご飯は嫌だと言い、
「ラーメン」
と言うので、
「はいはい」
と言ってラーメンを出し、少し食べて、
「やっぱり牛丼」
と言うので、また、
「はいはい、喜んで」
と笑いながら牛丼を作り、牛丼も一口食べただけで、冷凍庫の中のアイスを食べて学校へ出発しました。
無気力で全然支度をしないため、通学団の集合時間には間に合いませんでした。
そんな次男の姿は、長男の行き渋り時の無理難題にそっくりでした。
私は、集合時間に間に合わせる事を頑張っても意味がないと、長男の行き渋りの時に学んでいたため、担任の先生に、
「次男のペースで登校させるので、遅刻する日があると思います」
とあらかじめ伝えており、間に合わせるためにイライラしないよう、対策していました。
・・・
行き渋りが激しいのは大体月曜日でした。
長男の行き渋りの時も、今の次男も、休み明けの月曜日に不安定な事が多かったように思います。
・・・
その週、私は再び次男の児童精神科に私だけで行きました。
覚えていませんが、発達テストを受けるのか、今の次男の状態はどんな状態なのか、そんな相談をしに行ったのだと思います。
私は次男の不安定さは長男の不登校の影響もあると考えていた為、児童精神科で簡単に長男の今までの話をしました。
たまに無理難題を言ったり、弟に暴言を吐くこともありますが、今はとても落ち着いており、とても良い方に向かっている、という話をしました。
私は決して長男に困っている、と言う話はしていません。
あくまでも、とても大変な時期を経て、とても良い方向に向かっている、という話でした。
それでも児童精神科の臨床心理士さんは私にこう言いました。
「お兄さん、異常だね、それこそ薬を飲ませなさい」
「お母さん、お母さんが話しているお兄さんの話、異常ですよ」
「明らかにおかしい子です」
「・・・」
私が、唖然として、
「でも、とても落ち着いていて、穏やかになってきています」
と言うと、
「今後もし、お兄さんが弟に暴言を吐いたら、家族全員で家から出て、お兄さんを1人だけ家に置き去りにして、しばらく家に帰るのはやめてください」
「暴言を吐いたら自分の周りの人は、みんな自分を見捨てていなくなっちゃうのだ、と思わせてください」
「悪い事をしたら、周り人はいなくなる、それは当然の事です」
「それを何度も何度も経験させ、反省させて下さい」
と言いました。私はその意見には到底納得がいかず、心理の先生に、
「そんな事をしたら、長男は悲しくて自信を無くしてしまうと思います」
と言うと、
「自信なんて、無くせばいい」
「ダメな事をしてるのだから、当然です」
と言われました。私は引き下がらず、
「色々な人に相談しているけれど、やはり突き放すことは良くないと思っています」
と言うと、心理の先生は、
「お母さん、色々な人に相談して、考えがタコ足状態だから混乱するのですよ」
「方向性が定まっていませんよね」
「誰の意見を聞くのか絞ったらどうですか?」
「うちのアドバイスが聞けないのであれば、自分が納得のいく相談所だけにしたらどうですか?」
「お兄さんが行っている児童精神科で統一した方が良くないですか?」
「どうして兄弟で2か所、別の病院にしたの?」
と言われ、私は悔しくてただ黙っていました。
2か所別の病院にしたのは、児童精神科は予約が取れないから、予約の取れる病院に通っている、それだけの理由でした。
物凄く不快な気持ちで家に帰ると、その日は長男がとても安定していて、
「お母さんお帰り」
と、とても明るい笑顔で私に笑いかけました。
目の前の長男を見て、やはり児童精神科の先生が言った、
「お兄ちゃんはどう考えたって異常ですよ」
と言う言葉にまた腹が立ち、私が自分の子をちゃんと信じていればいいのだ、そんな気持ちになりました。