299 子供の気持ちを受け入れる事
299 子供の気持ちを受け入れる事
夏休みが明けてから特に次男は、
「学校は知ってる事しかしない、詰まらない、意味がない」
と言っていました、そんな次男に、私は、
「学校がつまらないのは悪い事じゃないと思うよ」
「詰まらないものは詰まらない、嫌いなものは嫌いでよいんじゃないかな」
「自分に合う学校を探すのは大賛成だから、別の学校の体験とかいってみようね」
と言っていました。
・・・
夏休みが明けると、次男の学校での様子は明らかにおかしく、課外学習で学校で出されたお弁当には一口も手を付けず、そのまま家に持ち帰ってきたり、5時間目に教卓下で爆睡していたり、立ち歩きも酷くなっていました。
家では寝る前に、「明日学校行きたくない」 と言う事が以前より増えていました、
・・・
先日は、行き渋るけれど、休みたいとは言わない次男に、
「次男が行きたいタイミングで、お母さんと学校に行こうね」
と次男に伝え、通学団では行かず、出発時間を次男が決めて出発していました。
この日は正門で、給食を食べたら帰りたい、と言うので給食後にお迎えに行きました。
学校をとても嫌がる様になってきた次男でしたが、家庭では以前よりも落ち着いていました。
次男と話をしていると、娘がやきもちを焼き、邪魔をしてくる事がよくあり、私が娘に
「今次男とお話ししてるから、待ってくれる?」
と言っても、娘は「やだー」と嫌がる事が多く、以前だと次男は妹に、
「わがままだな!」
と怒っていたのですが、最近は、
「お母さん、いいんだよ、〇〇ちゃん先にどぅぞ」
と言ってくれる日が増えていました。
よく考えるとここ数日以前の様に、
「おい、お前!」とか「クソババア!」
と私に向かって暴言を吐く日が明らかに減ってきていました。
次男に、
「お母さん、昔よく怒っていたのに、最近怒らないよね、何で怒らないの?」
と言われるようになり、そんな次男の話を聞いていた長男は、
「お母さんが口うるさく言わない事に僕は気付いてる、だから僕も頑張らなくちゃって思ってはいるんだよ」
と言っていました。
子供たちは私の子育てスタイルの変化に気が付いているようでした。
不思議な事に、子供を良くしよう!と厳しく子供を叱ったり、躾けたりをしなくなったのに、子供は自発的に、どんどん良い子になっていったのです。
M先生からは、
「子供たちは、自分の主張が、ちゃんと受け入れられている、という実感が生まれてきたのだと思います」
「子供にとっては、受け入れられる体験が何よりも大切です」
「心の交流を、どんどん深めてくださいね」
「受容される喜びを知った子は、自信を深めていきます。そしてそれが、子供の心の成長にはとても重要な事なのですよ」
と教えてもらいました。