241 妖怪ウォッチ
241 妖怪ウオッチ
次男が3DSで妖怪ウォッチをやっていると、クリアの仕方が分からず、私に携帯で調べるようにお願いしてきます。
長男の機嫌が良い時は良いのですが、機嫌が悪いと、私に聞かなくても何でも出来てしまう長男は次男に、
「お前はバカ」
「調べないと何もできない」
「俺は調べずにできた」
「お前なんかやる価値なし」
「そんな事も自力で、できないのか」
と言い続け、ゲームを楽しんでいる次男の顔が一気に曇りました。
以前の私なら、長男に、
「あんた、本当に性格悪いよね、年齢が違うんだから仕方ないじゃん!」
「何で、そんな意地悪を言うの!」
と言ってしまいそうですが、私は、次男の表情が気になりながらも、
「長男、調べずにクリアできて凄いよね!」
と言うように、頑張っていました。
それでも、長男は次男に対し、酷い言葉を一向に止めないときがありました。
・・・
機嫌が良い時は良いのです。
機嫌が良い時は、次男にクリアの仕方を教えてあげていました。
そもそも次男が3DSを買う事を長男はとても嫌がっていました。
「マネするな!」
と言うのです。
次男が3DSを持ち始めた頃は、次男に対して、傷付く言葉を言う事が多かったです。
次男は隠れるように、ゲームをしていました。
私は、内心は「もう黙ってよ!」と言いたい気持ちが強くありましたが、その感情は、なんとか我慢しました。
悪い言動を全てスルーし、長男に、
「長男すごいよね!調べなくても、難なくクリアできるもんね」
と、声をかけるように心がけました。
そんな事を続けていると、長男が少しずつ、次男にクリアの方法を教えてくれる日が増えていったのです。
・・・
2022年8月30日
長男が夕方からよるの9時まで、体動かしたい、外で遊びたい、と外を走り回って外で遊んでいました。
「あー、俺、体力無くないかもー」
と言い、家でずっと、ジャンプをしていました。
長男の本来の姿が、少しずつ戻ってきているような気がして、嬉しかったです。
長男に頼まれ、夜中にゲーム中の妖怪の出現場所を必死に探してると、長男が、
「探してくれて、ありがとう」
「身体動かしたら腹ペコ、ご飯ありがとう」
と、にこにこ話しかけてきてくれました。
こんな会話、今まであったっけ・・・?
なんだか心が温まりました。