129 疲れだす
129 疲れだす
冬休み明けから、私も長男も、元気がありませんでした。
年明け等の節目は、言い表しようのない気持ちになりました。
別の不登校児を抱えるママと話しをすると、休み明けは、落ち込むママも多いみたい、と言っていました。
同じ心境の人が多いのかな・・・
以前相談した克服ママが、「不登校中は【子供は生きていればいい】と思っていた」と話していた時、「凄いな、私は、子供の先の事が不安になってしまうな」と思いましたが、 異常な程に元気のない子供を、毎日、毎日、24時間見ていると、私の中の「どうしよう!この子はこの先、どうなってしまうのだろう」という気持ちも少しずつ変化し、克服ママの言っていた事が理解できるようになっていきました。
主人に、学校の対応を話しても
「人に期待しても無駄」
「文句言っても意味がない」
と、私の目を見ずに言い、自分は何もしない、いつもの、丸投げだな、と感じました。
私自身は、だいぶ、今の状況に慣れてきていましたが、年が明け、学校の無反応と長男の様子と、主人の丸投げに精神的に疲れてきていました。
長男の昼夜逆転の影響で、日に日に、下の子達の生活リズムが崩れる。
長男との2人きりの時間をなるべく長く確保しようと、下の子を、叱って寝室に連れて行き、泣かせてしまう。
叱らなければ、永遠に寝室に来ず、ついつい、きつい口調になってしまう。
次男が遅く寝れば、次の日に起きれず、朝起きるときに機嫌が悪く癇癪を起こす。
悪影響を与える長男にイライラし、あからさまに嫌味な態度で、
「次男は、明日、幼稚園があるのだから、いい加減、寝なさい!」と言ってしまう。
私がイライラし感情をむき出しにしても、子供たちの負の感情が、私に跳ね返って来るだけで何も良い事がない。
分かっていても、余計な事を言ってしまう罪悪感、変われない自分への自己嫌悪、こんなふうに接して子供はどう育つのかという不安感、24時間子育ての睡眠不足、精神的、肉体的な疲れ、全てに対するストレス、もう、私の中の全てがぐちゃぐちゃでした。
解決してくれる相談所を探す気力さえ、無くなりつつありました。
・・・
家族の心が元気ならそれでいい。
ある日、下の子2人を連れて、公園へ行きました。次男が、
「お兄ちゃんがいなくて、つまらない」,
と言い、退屈そうにしていました。
家で、真っ暗な部屋の布団に入り、ゲームをしている長男の姿が目に浮かび、途中から涙が止まりませんでした。
公園へ行く事ですら、我が家にとっては、とても幸せな、叶わない夢のようでした。
心が元気で、幸せに生きていてくれたら、それでいい、本当にそれだけでいい、と思えるようになり始めていました。