181 友人の帰宅後荒れ狂う
181 友人の帰宅後荒れ狂う
2022年5月中旬
普段遊んでいる友人以外にも少しずつ、別の友人に会ってみようかな、と言うようになりました。
不登校中、頻繁に遊んでいる友人は、みんな穏やかで、強く物事を言わず、長男といつも仲良く平和に遊んでいる子たちでした。
この日遊びに来たのは、はっきり物事を言う子でした。
私も小さいころから知っている子です。
その子はスイッチのマインクラフトに詳しく、長男が上手にできないと、長男のことをしつこく馬鹿にしていました。
友人が、呆れたように長男に向かって、
「お前とやってもつまらん、そんなんも知らないの?」
と言い、長男が、
「だって分からないもん、知らないもん」
「僕、うまくできないから」
と言うと、
「そんなもん、動画で見ろよ」
「分からんやつとゲームやってもつまらん」
「あーつまらん、やることねーな」
と言っています。長男が、 自信なさげに
「じゃあ、スマブラしよ」
と提案すると、以前スマブラで長男に一度も勝てなかったその子は、
「嫌だね、やるなら、1人でやってろよ、俺はやりたくねー、帰ろっかな」
「あーつまんねー、つまらんし、やる事ない」
と言われ、長男はとても戸惑っていました。
普通の小学生の会話なのかもしれません。
それでも、長男はやっと、特定の友達以外に少しずつ会えるようになりだしている時期でした。
私は友人の発言に、長男が不安定にならないか、と冷や冷やしていました。
なぜなら、毎回この子の帰宅後、長男はいつも機嫌が悪くなるからです。
以前、その子が来ている時に、私は次男を連れて、主人が娘を連れて家を留守にしたことがありました。
帰宅すると、その友人が帰った後に、長男は支離滅裂な事を言い出し、泣きじゃくり、荒れ狂いました。
押さえつけることが困難なほどに暴れ、号泣し、力尽きた長男は眠ってしまいました。
その出来事の後、長男が、
「あの子と遊ぶと、疲れてしまうから、しばらく遊ばない」
と言いました。
この日は、約束をしていなかったのですが、気が付いたらリビングに上がってきており、もう断ることができないようでした。
・・・
この友人と遊ぶと長男は必ず、
「僕は馬鹿だから」
と下を向きました。
いつも遊んでいる、幼馴染や親友と遊ぶと、とても楽しそうでした。
顔つきが全然違います。
穏やかな気持ちになるのか、仲良しの友人が帰宅すると、
「僕、学校行こうかな」
と言いました。
・・・
今少しずつ前を向こうとしている長男に、あまり刺激的な発言は困るな、と思い、私と友人関係であるその子のママに、
「まだ、情緒が不安定で、遊ぶ元気がない日も多いので、遊べる時はこちらから連絡するね、その時はよろしくね」
とやんわり、家に来るのをやめてもらうように、伝えました。