208 主人からの依頼
208 主人からの依頼
2022年7月23日
朝、次男を優しく起こしても暴言を吐かれる。
長男には、
「寝よー」
と優しく話しかけても、
「指図すんな」
「指図されるから寝たくなくなるんだ」
と言われる。
「皆んな寝よっー」
と明るく言うだけで、全く思いやりのない返事が返ってくる。
そんな毎日はもう、うんざりでした。
疲れ切った気持ちは顔に出て、きっと態度に出て、それを子供たちが敏感に感じ取り、負のスパイラルに陥っていたのだと思います。
・・・
主人の実家に帰ってから、主人が子供たちの状況に口出しする様になりました。
今まで子育てに何も口を挟まなかった主人が、長男の事を、
「昼夜逆転も治らない」
「本人は治す気もない」
「スマホ依存もある」
「このままじゃまずい」
「このまま好きにさせていてはいけない」
「もう、親はお手上げだから、入院させようか」
「次男への暴言が酷すぎる」
「回復が遅すぎる」
「とにかく外に出さないといけない」
「このまま好きにさせていたら、家庭内では許されても、社会に出た時に本人が困る」
「だめな事はだめ、と厳しくするべき」
そんな事を急に言い出しました。
私に対しては、
「どんなに手抜きでもよいから、とにかく明るく笑顔でいてほしい」
そう言われました。
【お母さんが元気なら家族は明るくなる】そんな呪縛のような事の書かれている参考資料を、何度も読んでいました。
笑顔でいてという主人の言葉は、きっと義理のお母さんから言われた言葉です。
子供たちがこうなったのは【私のせいだ】という意味なのかな、と私は感じました。
・・・
主人が実家に帰った際、余りに酷い状況の我が家の子供たちを見て、義理のお母さんに、何か言われたのではないかと思います。
義理の母は、息子たちを見て、びっくりしており、
「昼夜逆転は直さないと」
「発達障害だったとしても、情緒があまりにも不安定すぎないか」
と主人に言ったそうです。
・・・
私たち夫婦は長い時間をかけて、徐々に今の状況に慣れていった為、感覚が麻痺していました。
冷静に考えれば、9歳の子供に、普通の声掛けをする事ができない。
「ご飯食べよー」
「寝るよー」
そんな声掛けにすら、
「指図するな」
「俺が好きな様に動く」
そんなふうに返してくる。
やっぱり、長男は異常なんだ。
あの児童精神科が言っていた 、
「お兄ちゃん、客観的に見たら明らかに、異常ですよ」
それが正解なのかもしれない。
言われた時は、
「許せない!」
「いい子なのに!」
そんな気持ちになったのに、今の長男の態度を見ていると、医者から見たら、私が理解力が乏しく、物分かりの悪い親なのではないか?
そんな気持ちになりました。
・・・
主人の実家に行った際、娘は主人にべったりだったそうです。
お出かけに長男を誘うと、
「妹が行くなら行かない」
と言う。
主人と次男がハンバーグを食べに行く約束をしていると、長男は、
「ハンバーグは食べたくない、焼肉に行きたい、ハンバーグなら行かない」
そんなふうに、主人を困らせた、と言っていました。
次男は次男で、
「何で全部長男の言う事を聞くの?」
「僕は?」
「何で、いつも僕の意見は聞いてくれないの?」
と主人に訴えかけたそうです。
長男が入院を受け入れるはずがありませんでした。
両親も躾けるべきか、厳しくするべきか、今までのやり方で何も言わず長男のペースで生活させるべきなのか、もう分かりませんでした。
どーすりゃいいの?
まさに八方塞がりでした。
私はもう疲れており、笑顔でいられるわけない!
生活リズムをまず整えよう、昼夜逆転を直させるなんて、できるわけない!
そんな事言うなら、やってみてよ。
この子達と24時間、エンドレスに過ごしてみてよ!
やれるならやってよ!
そんな気分でした。