196 浮き沈みする長男の情緒
196 浮き沈みする長男の情緒
2022年6月末
長男は、調子が悪くなると次男に暴言を吐き続けました。
長男は昔から次男を異様に嫌いました。
次男はそんな長男にあまり言い返しませんでした。
長男は気分が落ち込んでいると、次男に、
「きもい」
「マジでそばで息するな」
「馬鹿すぎる」
「お前なんかいる意味がない」
「迷惑」
と言います。
私は長男が次男に攻撃を始めると
あー!もう!とにかく黙っていてよ!
次男にこれ以上ストレスを与えないでよ!
学校だけで疲れているのだから、家庭内でストレスを与えないで!
と心の中で思い、長男に、
「次男悲しいから、そんな事言わないで」
とお願いをすればするほど、長男の次男に対する暴言は激しくなりました。
私が次男に優しく接しているからか、長男は
「こんなやつに優しくするな」
「甘やかすな」
「だから馬鹿になるんだ」
と本人の前で言い続けました。
2人ともの母親である私は、毎日やりきれない気持ちで過ごしていました。
・・・
長男は、不安な事があると、誰かを攻撃して不安を怒りで出しているようでした。
矛先は私か次男です。
長男は浮き沈みが激しく、情緒が安定している日と不安定な日の差が激しくありました。
私が次男を褒めれば、長男の情緒は悪化し、次男に攻撃します。
次男は頑張って学校に行っているので私は不安定な次男を励ますために、
「お疲れ様」
と声を書けるようにしていました。
そんな言葉に長男はいちいち反応し、次男に攻撃しました。
少し情緒が安定しているように見えた長男でしたが、最近また、私が少しでも話を聞き逃すと、
「あ、無視か」
と言い、
「なんだった」
と私が聞くと、
「無視無視」
「もーいーです」
「話聞いてないなら、もーいーです」
と目に涙を溜めて攻撃してきました。
娘は女の子で、まだ3歳なのでずっと私に話しかけています。
娘を無視して長男だけに集中する事は、私には難しく、どうしても長男の言葉を聞き逃してしまうことがありました。
それでも、長男はそんな私を許しませんでした。
長男、次男、娘、全員の子供の心を私一人で同時に満たす事はとても難しく、私も心に余裕がなく、現状は良い方向へはなかなか向かいませんでした。