223 先生により、意見が違う
223 先生により、意見が違う
私は、長男の不登校を機に色々な専門家の先生と話をする機会を持ちました。
同じ不登校児に対してでも、先生方によって考え方は様々、誰一人同じ方向性を示す先生はいないような気がしていました。
・・・
例えば・・・
発達凸凹塾の先生は、長男の事を、
「人が80パーセントでこなす事を、長男さんは150パーセント位の力を出さないと適応できない」
「毎日学校へ行くのは、とてもしんどいはず」
「本人が『学校へ行く』と言っても、頑張りすぎている可能性があるので、週1日位にさせてほしい」
「塾に来ている子達の多くは、『学校へは、もう行かない』と決めている子が多い」
「義務教育中に学校へ行かなくても、何も問題はありません」
「得意を見つけ、合う環境をゆっくり探していきましょう」
と、学校にこだわらない、という考えでした。
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公立小学校の先生は、受け持っていただく担任の先生にもよりますが、長男の場合、
「少しずつ、できる事をやっていきましょう」
「無理はさせないように」
「でも、生活リズムは整うと良いですね」
「給食だけでも、1時間だけでも、来られると良いですね」
「本人の意思を尊重しましょう」
「好きな授業だけでも受けますか?」
「オンラインはどうですか?」
「無理はしないように、無理はしないように」
と気遣ってくれていましたが、何に対して無理をしているのかは理解していないように感じました。
「学校へ行くのが苦しいから学校へ来ない」
なぜ苦しいか?という点までは考えていないようでした。
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姉に紹介してもらった先生で印象的だった事は、発言に迷いがない事です。
「まー、そうだね・・・」
とか
「多分・・・」
とか
「きっと・・・」
とか
「分からないけど・・・」
と、曖昧で自信のなさそうな言葉は一切使わず、迷わず言い切ってくれます。
「どんな子も、必ず心が強くなれば学校いけます」
「必ず楽しんで学校いくようになります」
「お母さん、お子さんを信じて下さい」
と、迷わずに言ってくれました。
・・・
発達凸凹塾の先生の、
「特性に合わせて環境を整えていく」
という意見。
姉から紹介してもらった先生の、
「発達障害だから、何かができないのは仕方ない、と諦めるのは早計です」
「心の根っこの部分を強くしたら、必ず楽しんで学校へ行きますから」
「今子供は自信を失っているだけです」
という意見。
発達凸凹塾の先生の意見と、姉に紹介してもらった先生の意見のどちらが正しいのか、どちらが長男の場合はあてはまるのか、私には分かりませんでした。
・・・
以前相談した、不登校児を克服させたママは、姉の紹介してくれた先生の意見と近いものがありました。
克服ママも、
「好きにさせる、愛を与える、満たされる、そして心が強くなり動き出すよ」
「好きなようにさせたらいい、どん底まで落ちた子の方が回復できるから」
「とても時間がかかるけど、少しずつ、少しずつ子供が変わりだすからね」
と言っていました。
・・・
特性上学校が辛い子なのだ、学校は諦めよう、と接するよりも、過保護にし、愛を与え、満たされていない根っこの部分を満たすことで、その子自身を強くする事が正解なのかな?
と、なんとなく思っていました。