264 私の気持ち
264 私の気持ち
情緒が不安定なのは子供だけではありませんでした。
私自身が、気持ちが前を向いていて穏やかに過ごせる時と、幼い2人の息子たちの現状と将来を悲観し、不安になり、どっと落ち込んでしまう時とがありました。
私の元気がなくなると、子供は鏡のように情緒が不安定になりました。
自分では不機嫌を態度に出しているつもりはないのですが、子供たちは私の心の中に渦巻く不安な気持ちを感じ取っていたのだと思います。
特に長男は私の気分に大きく影響されているようでした。
私が元気でいる事がとても大切である事は理解していて、元気に明るく子供たちの要求に応える事を心がけてはいるのですが、根本的に私はそれが苦手でした。
・・・
下の2人を寝かしつけようとすると、長男が、
「お母さん!2人が眠ったら起きてきてよ!」
と毎日言いました。
下の子を寝かしつけた後に夜中までゲームに付き合う事は私にとってはとても苦痛でした。
私は電子的な事がとても苦手で、ゲームやゲームの音が大嫌いでした。
その音や画像を一日中リビングで見て、聞いていて、やっと子供が寝静まって静かになった夜中に、再びその音を聞く事がとても嫌でした。
子供と離れ1人になりたい。
もう眠りたい。
長男が楽しそうに話してくるゲームの内容を何一つ理解できず、気持ちに共感できない。
あー、今日も疲れるな・・・
あー、5分でいいから一人になりたいな・・・
あー、いつまでこんな生活が続くのだろうな・・・
と思いながら毎日を過ごしていました。
それでも、長男を立ち直らせるためには要望にできる限り応える事、私が明るく過ごす事、を頑張らなくちゃいけない、頑張ろう!と自分ができる事はさぼらないように頑張っているつもりでした。