214 ある先生との出会い
214 ある先生との出会い
2022年7月31日
長男の行き渋りが始まった当初から、私は毎日のように、長男の様子を姉2人に相談していました。
私がどこの相談所へ行っても解決策や対応方法を示してもらえず、県内で一番有名な児童精神科に行っても何も解決しない、と途方に暮れている事を姉たちは知っていました。
私はひたすら、克服ママの言う、
【過保護に、好きにさせる】
を実行していました。
長男は少しずつ笑顔が増えているように見える日もありましたが、やり方が合っている自信がありませんでした。
・・・
そんなある日、下の姉が、
「不登校とか、特別支援とかに詳しそうな、なんか面白い、凄い先生見つけたかも!」
と私に連絡をくれました。
姉がその先生に簡単に長男の話をすると、先生からは、
「お母さんが、子育てに疲れ果てたタイミングで、私のところにご案内して下さい」
「お母さんが、疲れ果ててから、にして下さいね」
「元気な内は、私の話なんか、誰も聞きません」
「あちこちに行って、ようやく、何となく親たち自身も、この辺りが落とし所だな、と納得ポイントができるんですよ」
「くたびれて、藁をもすがる状況であれば、いつでも力をお貸しします」
「私は、これまで見聞きされて来られたことを全て否定しますので、そういう事に、耐えられない親御さんが多いです」
「今は、もう、これで取り敢えず納得してるから、要らない知恵は入れないで!って拒絶反応が起きます」
「助けてあげたいのは山々なんですけど、本当に、へとへとに疲れ果ててからお越しください」
「思いっきり、悪くなってからお越しください」
と姉に連絡がきたそうです。
私は、姉に、
「えーーーーー」
「うちって、もう思いっきり悪くなってるのかなぁ?」
「まだなのかなぁ・・・」
「この先生に相談していいレベルなのかなぁ?」
「でも、相談したい!」
「連絡しちゃおうかな!」
と私が言うと、姉は別件でだいぶ厳しく指導されたらしく、そのラインを見せてくれました。姉が、
「先生はっきり言うから、色々言われるの覚悟していかないとダメだよ」
「ズバズバ言われるからね!」
「でも、愛があるよ!」
「愛があるのは確か!」
と言っていました。私は、
「大丈夫、何言われても平気」
「全否定されるの覚悟で相談してみる!」
「解決策教えてくれるなら、それでよし!」
姉が指導された時のラインを読ませてもらっていた私は、その先生の指導内容に【びびびっ】とくるものがあり、
「この先生、今まで相談した誰よりも的確な気がする」
「よく分からないけど!」
「うちの相談に乗ってくれるか分からないけど、連絡してみる!」
「長々といきなり詳細いれていいのかな?」
「相談があります、だけ連絡すればいいのかな?」
そんな事を悩んでいました。
私は気になった事をやらずにはいられない性格です。
結局、私は姉とのラインの直後、今までの経緯を細かく説明する文章を作り、全く迷わずに、相談希望である事をその先生にラインしました。