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35 完全不登校までのカウントダウン⑤

35 完全不登校までのカウントダウン⑤ 

 

2021年10月8日(金) 

 

長男の様子をみていると、今は気持ちを受け入れて否定はしない方が良さそうで、とにかく長男が安らげるように話を聞こう、と私は思っていました。

 

主任先生や担任の先生との度重なる話し合いで、周りの大人が長男を何とか学校へ来させようとしている雰囲気が長男に伝わり、長男の気持ちだけが置いてけぼりにされていないのか?大人が長男を追い込んでいないか?と疑問が浮かびました。

 

この時期は長男が頻繁に大泣きするようになり、思う存分泣き、感情を吐き出し、私が「大丈夫、大丈夫」と言うと長男は落ち着くことが多かったです。

 

長男があまりにも苦しそうに泣くので、見ている私は胸がとても苦しくなりました。

 

沢山泣いて感情を吐き出すと、長男は一旦は落ち着くのですが、些細な事がきっかけで、またすぐに心が不安定になる、その繰り返しでした。

 

私は、母や姉が家にいる事で長男は周りの大人に遠慮して、想いのまま泣けないのではないか?と感じるようになりました。

  

この時期次男は、どこに行くにも置いて行かれ、私は長男に付きっきりなため、私は次男を我慢させてばかりいると感じていました。

 

・・・

 

そんな日々の中、夕食の時に次男が、

 

「うううううーーーー」 

 

と唸りながら、目に涙を溜め、苦しそうに泣く事が増えました。 

 

私は不安定な次男の事も幼い娘の事もとても心配で、2人と関わりたいと望むのですが、長男はそれを許しませんでした。

 

私が次男、娘と仲良くする姿は、長男を強く刺激し、心を不安定にさせました。

 

長男は当時情緒が不安定で、とても部屋に1人に出来る精神状態ではなく、私は下の子たちと関わる時間を作れずにいました。

 

行き渋りが酷くなると、私は毎朝長男にだけ時間を割かざるを得なくなり、次男は幼稚園に毎日遅刻していました。娘は毎朝「抱っこして」とギャーギャー泣いていて、3人全ての子供に、私が1人ずつ必要な状態でした。 

 

長男と私が2人で落ち着いて支度ができるように、主人が出社時間を少しずらし、ぐずる娘を別室へ連れて行ってくれる日もありました。

 

娘が学校へ付いて行く事を、長男が許さないため、2歳の娘は毎朝1人で留守番をしていました。

 

家庭を、思う存分ストレスを吐き出せる場所にしなくては!と思い、しばらくの間は母や姉には頼らず、家庭の事は両親で乗り切ろうと主人と話をしていました。

 

・・・

 

下2人を、長時間置いて、出かけざるを得ない日が増えており、親族にも頼めず、次男と娘の情緒や安全が心配でした。

 

次は次男が壊れたらどうしよう、と心配していると、予感は的中しました。

 

・・・

 

主人が下の子どもたちの面倒を見ることがベストなのですが、仕事があり無理でした。 

 

1日でも早く、専門家のアドバイスを聞きたい。 

 

児童精神科が数か月後ならとりあえず、小児科に行こう! 

 

長男を、病院へ連れて行くのは無理なので、私1人が小児科へ行き、現状を説明し、大きな病院を紹介してもらおう。 

 

きっと良いアドバイスをくれるはず! 

 

そう思い小児科に行く事にしました。

 

主人と、長男が好き放題ストレスを出し切れる環境を作れるように両親だけで乗り切ろう!と話していましたが、主人は家族を守るために働かなければならず、結局は私1人で対応する以外に道はありませんでした。