222 叱らない子育て
222 叱らない子育て
先生の作成したアドラー流教育動画を見ていました。
・子供は親が自分の悪い行動に反応(注意など)すると、その行動で親が反応する、と学ぶ。
・注目されたい欲求がある子は、暴言を吐いて親に叱られると、暴言を吐けば親が注目してくれる、と学ぶ。
・褒められる、叱られる、は関係なく、子供は親に注目されたい願望がある。
完璧に次男だな・・・。
構っても構っても我が子達は構われ足りないようでした。
暴言が酷く気持ちを逆なでされるため、次男と穏やかに関わるのは難しいな・・・
そんな中、相談へ行った日の先生からのアドバイスと、アドラー流教育動画から、子供たちへの対応のヒントを見つけました。
ある日、私は次男を1日中褒め、良くない行動に全く反応しませんでした。
子供の行動に目を見張り、些細な出来事にも【ありがとう】を言い続けました。
注意、指示などを一切しませんでした。
すると夜、次男が私に、
「お母さん優しいね」
「大好き」
と言いました。
一般的な家族では当たり前の会話なのかもしれませんが、毎日、
「黙れ、くそばばぁ!」
「うるせー!」
と覇気のない、無表情の次男に言われていた私にとっては、驚くような言葉でした。
次男は私に「優しいね」と言うと同時に、娘をいじめ、叩きました。
私の反応を見ているのかもしれない、そう感じ、私は、その問題行動をスルーしました。
愛情をしっかりかけ、あなたの良いところに気付いているよ、というサインを出し、注意をやめ、躾けもやめました。
次男は相変わらず、9割はこちらが不快になるような言動が多かったですが、以前は全く出なかった、優しい言葉が出るようになりました。
・・・
同じように長男にも接していると、長男にも変化が現れました。
今まで次男をゲームの仲間に絶対に入れなかった長男が、次男がゲームに入れるよう、友人にさり気なく働きかけてくれていました。
長男に、
【ありがとう!】【助かる!】
を言いまくっていると、妹の面倒を進んで見始めました。
「何か手伝うことないの?」
と私に聞き、色々助けてくれる日もありました。
・・・
この数日だけでも、明らかに目に見える効果がありました。
これだ!子供たちのこの好転!絶対偶然じゃない!
きっと、この方法が正解なんだ!
否定や注意をやめ、【ありがとう】【助かります】を言いまくる。
そんなふうに親子の関係を続けて行けば、きっと子供たちは良い方向へ行くはず!
ひたすら【ありがとう】を言いまくろう!
・・・
問題は、私の性格でした。
元々、子供にワーワー色々要望を言われると、いっぱいいっぱいになりやすく、イライラしがちでした。
子供たちのマイナス行動も気になり、
「注意をしなければ!教えなければ!」
といちいち指摘してしまうのです。
そんな私が、子供に注意をせず、いつも明るく褒め続ける事は、簡単ではないだろうな。
と、感じていました。
姉には、
「やるとなったらストイックで完璧にやらないと気が済まない方だから、疲れすぎて爆発したら意味ないよ!」
「完璧にやろうとしなくていいよ!」
と言われていました。
・・・
叱らない育児を始めると、子供とぶつかる機会が少なくなり、頭に血が上る、イライラする、などが減り、子育てが楽になり始めました。