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275 好き放題に見える子供たちの行動

275 好き放題に見える子供たちの行動 

 

2022年9月 

 

「【勇気づけの子育て法】に切り替えてから、子供たちが本当に好き放題なんです」 

 

と、今の緩い子育て法で良いのかと不安な私が、M先生に相談すると、先生は、 

 

「子供たちが、お母さんに今まで言わなかったようなわがままを言い始めた、という事は、子供たちに【お母さんが、自分達と本気で向き合ってくれそう】と理解されてる証拠です」 

 

「今こそ、子供たちとの関係を修復するチャンスなのです」 

 

とM先生に言われ、私は、 

 

「子供たちは、私にはわがままを言って良い、と気を許し始めてるという事ですか?」

 

と聞くと、先生は、 

 

「今までは、わがままだと突っぱねられていたのに、最近構ってもらえる、聞いてもらえる、そんな事が子供たちは嬉しいのですよ」 

 

「『でも、これって本当なの?本当にこのまま、わがままを聞いてもらえるの?』『でももしかしたら、もっと、もっと、お願いできるかも』と子供は思っているかもしれません」

 

と先生に言われました。 

 

・・・

 

この日、長男はいつも通りの昼夜逆転で14時に起床し、次男は無気力に12時間もぶっ続けでゲームをしており、主人と私は、 

 

「ここまで子供がぐちゃぐちゃになってしまうような育て方したっけ?」 

 

「沢山関わって、可愛がってきたよね」 

 

と2人で泣きそうになっていましたが、先生は、 

 

「子供が、家で安心してる証拠ですよ」 

 

「今までは、いつも、何を言われるのかと、ビクビクしていませんでしたか?」 

 

と私に尋ねました。 

 

先生のその言葉を聞いた時に、子供たちは今まで、何をするにでも、背中で私の視線を感じながら、様子を伺いながら、我慢しながら過ごしていたのかな、と今までの子育てを振り返り、子供たちに対して罪悪感のような気持が生まれました。

 

私たち夫婦から見たら、ダラケ過ぎているような、もうどうしようもないように映る我が家の2人の息子の様子を、先生は、全く違う目線で、

 

「良い反応が出て来ているからね」 

 

「しっかり受け入れてあげて」 

 

「今が、一番大切な時で、信頼関係を取り戻せるチャンスなのだから」 

 

と言いました。

 

それでも私はまだ不安で、長男はいつまでこのままなのだろう、次男も長男の真似をして学校に行かないと言い出している、と半泣きになっていると、私は先生に、

 

「これまでのやり方に戻して、修正してみますか?」

 

「厳しくビシバシやりますか?」 

 

「果たして、以前の子育て法に戻して、今より子供たちの情緒は良くなりますか?」 

 

と聞かれ、私は「はっ」とし、 

 

「正直、今のこんな甘い感じで正解なのかは分からないけれど、前のやり方に戻したら、親子関係は地獄なので、少しでも子供が落ちつく子育て法で育てたい」 

 

「長男ばかりに手がかかり、次男の事をちゃんと見ていなかったけれど、次男は生まれてからずっと長男に馬鹿にされ、私に叱られ、闇の中で生活していたような気がするから、次男の今までの苦しみを思えば、何を言われても、とにかく愛情をかけて、凍り付いているであろう次男の心を溶かしていくしかないと思っています」 

 

と私は先生に伝えました、先生は、 

 

「子供は、親が本当に自分を愛しているのか、ありのままの自分を本気で受け入れてくれるのか、という事を100万回試しますからね」 

 

「子供たちが親に対して不適切な行動をしてきても、全て、あー今、試されているのだな、と捉え、動揺しないで下さい」

 

「お母さんが今までの自分の価値観を押し付けるようなやり方を変えて、子どもたちは、やっとリラックスができてきました」 

 

「やっと、嫌な事を嫌だと言える環境になってきたのです」 

 

「お父さんと、お母さん、2人で温めて下さい」 

 

「必ず成功しますよ」 

 

「このやり方以外にないのです」 

 

「親はもう、良い意味で開き直って、本気で、今のやり方を続けてください」 

 

とアドバイスをもらいました。 

 

そんな先生の励ましを聞くたびに、不安に押しつ潰されそうになっていた私は、また頑張る勇気が出たのです。