131 遠くに買い物に行く
131 遠くに買い物に行く
近くの買い物には全く着いてこなくなった長男が「遠くの買い物なら行きたい」と言うので、車で1時間程掛かる商業施設に行きました。
同じ学年くらいの小学生がいると怯え、自分の姿を隠そうとするので、
「大丈夫、大丈夫、知り合いの絶対に来ない場所に来ているから」
「堂々としていればいい、元気になるためにお休みしている、それだけだから」
「悪い事なんて、何一つしていないんだよ」
と言い、励ましましたが、下を向いている事が多かったです。
お誕生日を迎え、不登校が始まった8歳から9歳になりましたが、外界に怯え、自分のしたい事も出来ない息子を見ていると、今しかない息子の子供時代、この子が本来の姿であれば出来ていた、貴重な人生経験を奪っているのではないか?と、焦りのような、苦しみのような感情が生まれた事を覚えています。
克服ママに相談すると、
息子さんは半年間、全く人に会えなかった、親族にすら会えず、家族以外は拒否していた。
外に出ないので日に焼けず、顔は白いを通り越して青かった。
心が回復してくると、段々と人に会えるようになるので、息子のペースで、ゆっくり見守ってあげて、と言われました。
今のあの子を見ていると、親友と幼馴染以外の人に会える日がくるなんて、想像も出来ない、と思いました。
そんな日がくるのかな・・・