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22 我が家のゲーム事情

22 我が家のゲーム事情

 

2021年8月の夏休み、この時までデジタル系のおもちゃが一つもなかった我が家は【VRシューティング】というデジタル系のおもちゃを購入することになりました。

 

購入を楽しみにしていて、ご機嫌な長男に私は私は長男をダイニングテーブルに座らせ、

 

「私はあなたを信用していないから、貴方が時間を守れるとは思わないから、約束事を紙に書きなさい」 


と私が一方的に決めた約束事を紙に書かせました。確か内容は、

 

・1日30分 

・宿題してから 

・少しでも守れなかったら没収 

・金土は1時間 

 

ゲームを買うのが気にいらない、と言わんばかりに、私はとても不機嫌そうな顔でその約束事を長男に書かせ、長男も不服そうな顔で、書かなければ買ってもらえない・・・と不貞腐れて記入していました。 

 

お互いに気分は最悪でした。

 

購入したゲーム機 
↓ 


私自身が幼少期、テレビを厳しく制限された経験があり、デジタルな物はとても悪いもの!と思い込み、長男が小さな頃から子供にテレビをほとんど見せていませんでした。

 

テレビは極力見せず、外に連れて行き、時期には桜を見せる。

 

電車を見に行き、絵本を読み、外でお弁当を食べる、五感に刺激のある事を、感性が豊かな子なる様にと子育てを頑張っていました。

 

未就園児時代はテレビに頼らず、休憩する暇無く、子供と関わっていて、私もガラ携を使用し、ネットも見ない生活でしたが、その事に不満を抱いたことはありませんでした。

 

・・・

 

未就園児の時、長男は戦隊ものがとても好きだったので、本人の手作りで剣やヒーローグッズを作っていました。 

何度も、何度も、長男が作り直し、ボロボロになった剣は今も捨てられずに残っています↓

 

 
私は子供が欲しがるものを何でも買い与える事に抵抗感がありました。 

 

・恵まれすぎて何でも手に入り、物を大切にしない子にならないように

 

・与えられ過ぎず、我慢が出来る子になりますように

 

と思っていて、言う事を聞き過ぎてはいけないとわざと望みを叶え過ぎないようにしていました。

 

・・・

 

その考え方の子育ては、必然的に「ダメ!」と言う機会を沢山生みました。 

 

小さな子供は基本、親に要求ばかりしていますが何かが欲しいと言われても、 何かをやってみたいと言われても、これを買ってと言われても、テレビ見たいと言われても、ダメと言い、心の中では買うつもりでいるおもちゃも、快諾はせず 一旦は「ダメ」と言わなければ、と思っていました。 

 

要求を何でも聞くとわがままになると思い、ああしたい、こうしたい、と言う子供の要求をすんなり聞き入れませんでした。

 

私は、一生懸命、いい子に育ちますように、と愛を持って、子供の要求を聞かない様頑張っていました。 
 

その子育て法は【我慢できる子】を育てるより【親にお願いする事を諦める子】を育ててしまいました。

長男にとってはゲームもその一つだったのではないかと思います。 

 

3年生の夏休み、8歳で完全不登校になるまで長男はゲームを持っておらず、YOUTUBEも見た事がなかったと思います。

 

長男は一度も私にゲームを欲しいと言った事はありませんでした。 

 

私は理想の子供像を持っていて、自然児でワイルドな子に育って欲しいと願い、毎日外で遊ばせていました。

 

長男も外が大好きで、ゲームに興味があるはずがないと思い込んでいたし、【そうゆう子】であって欲しい、と願っていました。

 

ママたちの間では、ゲームの開始時期を迷っているという話がよくでていましたが、私は長男がどうしてもゲームが欲しい!と言うまでは、買い与えないでおこうと決めていました。 

 

ゲームが無法地帯の友人宅に長男が遊びに行きたがると、私は、

 

「ゲームを始めるきっかけになると困るから」 

 

と、行かせませんでした。

 

私は勝手に、小さい頃にゲームを始めると【ゲーム脳】になり、ゲーム依存症になると思っていたのです。

長男はゲームが欲しいと私に強くは言いませんでしたが、少し欲しがった時があり、その時私は長男に、 

 

「あなたは遊びの天才なんだから、ゲームを買う事でそれが無くなったらお母さんは悲しいから」と言い、購入を許可しませんでした。

 

主人は自分も主人の父親も電子機器依存気味なので、長男が主人と同じ脳の仕組みな場合、ゲームしかしなくなるかもしれない、とゲームを与える事に否定的でした。 

 

ゲーム時間を作り、ルールを定めると、どちらが何秒長くゲームをした!などと言い争いが始まり、兄弟げんかが激しくなりました。