111 次男の試し行為
111 次男の試し行為
2021.11
克服ママに「過保護にすること!」と言われたことを頑張っていました。
出来る限り長男の望みを叶えるよう、わがままを言われても指摘せず、可能な限り対応する。
そんな私の変化を見ていた次男が、私に言いました。
次男:
「お母さんは、お兄ちゃんのことが好きなんでしょ」
「お兄ちゃんのことだけが好きで、お兄ちゃんのことだけが大事なんでしょ」
そんなことを何度も何度も繰り返し聞いてきます。
私は次男と2人きりの時に、
「世界で一番次男の事が好き!」
「こんなかわいい子、どこにもいない!」
「お兄ちゃん、今元気がないから、お兄ちゃんばかりに構って、我慢させちゃってごめんね」
と言っていました。
寝かしつけの時間は、
「妹の隣で寝なよ!」
「お兄ちゃんの所(リビング)に行きなよ!」
「僕の横になんて来ないでよ!」
「早く!行きなよ!」
と、突き放してきます。
私は、
「今は次男との、とっても大事な時間だから、意地でもここからどかないぞ!」
と言って、次男を抱きしめ、放しませんでした。
次男は、歯を食いしばり
「やめろ!やめろ!」
と、目に涙を溜め、蹴ったり叩いたりしていました。
この子の情緒は大丈夫だろうか?
食事を作っても、
「これは、嫌」
「あれは、嫌」
「作り直して!」
「今すぐ違うの買ってきて!」
そんな要求が、日に日にエスカレートしていきました。
いろどりに野菜をお皿にのせるだけで、
「嫌がらせかよ!ふざけるな!」
と言って、野菜を投げつけてくる事もありました。
長男の似た様な要求を、私は全て聞き入れているため、次男は試し行為をしているのだろう、と出来る限り対応するようにしていました。
次男は不登校ではなく、健常だと思っていたので、
「こんな事聞いていいの?」
「人を思いやれない子にならないの?」
という不安が脳裏をよぎり、不安になりました。
そしてついに、2歳の娘までが、
「いらない」
「違うのほしい」
と兄たちを真似るようになりました。
私は1日に何食もご飯を作り、何度も何度も作り直していました。
作っても食べてもらえず、要望通り作り直したものですら、一口食べて「もういらない」と残す・・・。
「もぅ、いい加減にしてくれ!」
こんな事、本当に続けていて大丈夫なのだろうか?
この子達は、どんな子に育つのだろうか?