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251 長男に言われた事

251 長男に言われた事 

 

2022年8月24日 

 

M先生からは、

 

「長男君は幼少期、弟が生まれた事で『心が満たされない』と感じていたのだから、我慢させてしまった事を謝りましょう」 

 

と言われていました。 

 

・・・

 

ある日、娘と遊んでいた長男に私が、 

 

「小さい時、しっかり遊べなくてごめんね」 

 

というと、長男が冗談交じりに、 

 

「そーだそーだ」 

 

「ずっと寂しかったのに」 

 

「弟ばっかりと遊んで、僕は置いてけぼり」 

 

「だから弟をずっと殺してやると思っていたんだ」 

 

「あいつがいなければ遊んでもらえると思ってたんだ」 

 

「我慢我慢、ずっと我慢」 

 

「だから僕は我慢には慣れてる」 

 

「ずっと我慢してたんだ」 

 

「知らないやつ(弟)が突然家にきて、お母さんはそいつ(弟)とばっかり遊んでた」 

 

 「僕は今でもお母さんと遊びたい」 

 

と長男は淡々と私に教えてくれました。 

 

それを聞いた私は、長男の言葉が心に染み、私が想像している以上にこの子はとても寂しかったのだなと、気持ちを満たせなかった申し訳なさで心が苦しくなりました。 

 

・・・

 

長男に、 

 

「世界で1番長男が大好きで、世界で1番大切だよー」 

 

と、伝えると、長男は、 

 

「本当かな」 

 

「本当かなー」 

 

「そう言いながらお母さんは次男とばかり遊ぶからな」 

 

と言いました。 

 

・・・

 

私は、育て難くこだわりの強い長男をいつも優先していると思っていました。 

 

次男には生まれてからずっと我慢させてばかりいる、申し訳ないな、と思っていたのです。 

 

私のそんな思いとは真逆に、長男の目には全く違う景色が映っていた事に私は驚きました。