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克服ママのアドバイスを聞き、過保護にすることを実践していましたが、いつも頭の片隅でこんなことを思っていました。 

・この子は、回復したとしても、自由にしか過ごせないのではないか

・自分のしたい事しかしないのではないか

・親のお願いなど、何も聞かなくなるのではないか

・自分勝手に過ごす生活に慣れ、普通の生活に戻れなくなるのではないか

・ゲームと上手に付き合える日が来るのだろうか
 
 

お正月、実家にいる間も昼夜逆転の長男は、夜中になると、

「お腹が空いた」

と、私を起しました。

 

実家のリビングで夜中に料理をするのは迷惑をかけてしまうため、長男と2人で夜中の2時過ぎにマクドナルドへ行き、ドライブしながら食べ終える、そんなことをしていました。

 

外は静まりかえっており、車に乗る瞬間の、車内の空気がとても冷たく、がらがらに空いている道を、小さな息子とドライブするのは、とても不思議な気持ちでした。 

 

何をするにも、どこへ行くにも、私は頭の中で、これから起こりそうなハプニングを想像していました。

 

ハプニングが起きてから考えればいいや!という思考にはなかなかなれず、いつも神経を使い、とても疲れていました。 

 

長男の気性は乱高下で、夜中にマクドナルドに連れて行けば「ありがとう!ありがとう!」と、必要以上に大喜びし、私が連れて行くのを、面倒な素振りをすると、不機嫌になり「もーいー、はいはいはいはい、もう食べたくない」と布団に潜り、一切話を聞かなくなる。

 

常に長男の言いなりになっていれば、機嫌がよく、少しでも否定的な態度をとると、関係が悪化する、そんな感じでした。 

 

「あー、今日この子は何時に寝て、明日は何時に起きるのかな?初詣に行きたいけど、一緒には行けないな、下の子だけ連れて行こうかな、帰宅前に長男が起きてしまうと、声をかけなかった事で、機嫌が悪くなるのかな」 

 

・・・

 

結局次の日は初詣には行かず、姉達と焼き肉に行きました。

 

店員さんがよく通る席は、長男が落ち着かず、人が通らない席がいいと、奥の席に座りました。

 

食事中に、何度も何度もトイレに行き、長時間トイレにこもり帰って来ず、食べ終わると、すぐに家に帰りたがりました。

 

人と接する事に、とても怯えているように見えました。

 

食べ放題のお店で、「残すと追加料金です」と言われ、ほんの少し、小指の第一関節位の焦げたお肉が鉄板に残っているだけで、過剰に心配し、「ダメだよ、ダメだよ、残してるよ」と言い泣きそうになる。 

 

「これ位大丈夫だって、心配しなくて大丈夫だよ」 

と私が言えば、お母さんは、なんて酷い人間なんだと猛攻撃。

 

あー、この子に禁止事項はダメだな。くそ真面目なのか、融通が利かないのか、子供なんてこんなもの、という範囲なのか、私にはよく分かりませんでした。

 

全ての事を、こんなふうに、真面目に捉え、約束事を守ろうとしていたら、そりゃ、疲れ果ててしまうよね。

 

一体誰に似たのだろうか。 

 

家でずっと引きこもっているのは心配だけれど、外出しても、出先でとても長男に神経を使う。下の子達まで閉じ込めておくわけにはいかない。でも、長男は行きたくないと言い、おいて行かれるのも嫌。

 

あぁ・・・子供たち全員の要望を叶えるなんて無理。

 

私は優先順位を付ける事が苦手で、全て、やらなければ、と思う性格なため、余計に苦しく、どうしよう、どうやって全ての要望を叶えよう、とあたふたする事が多かったです。