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46 完全不登校になる前日の日

46 完全不登校になる前日の日 
 

 
2021.10.12朝 

 
長男と、朝のお散歩に出かけました。

 

長男:

「お母さん濡れちゃうよ」 

 

と言って、長男が傘をさしてくれました。 

雨の中2人で散歩に行きました。 


 
今日は顔つきが凄くいいな。 

穏やかだな。 
 

 

時間になると自分で集合場所へ行きました。 
 
 
長男は、帰宅後不思議なくらいスッキリした顔をしていました。

 

あれ、この子何か穏やかな雰囲気だな。

 

こうやって落ち着いていくのかな。 
 
 
 

 
 
2021.10.12 夜9時 
 


また荒れだしました。 
 
次男と娘にタオルをぶるんぶるん振り回し危ないので主人が注意しました。 


長男は半分冗談で遊んでいた様ですが、 
注意され豹変しました。 
 

明らかに、表情が変わりました。


 
長男は、今自分ができる、最大限の反発をしてやろう!という雰囲気で

 

長男:

「今からDVDみる!」 

「風呂入るわけねーだろ!」 

「黙れクソババア」 

「うざいんだよっ」 
 

 と、叫び散らし始めました。

少し下を向き、目を吊り上がらせ、真っ赤な顔をして私を睨みつけてきます、

 

私は、

「お母さんは大好きだけど・・・」 

「何か、辛いの?」 
 

 

長男は、更にヒートアップし、

 

「うざい」 

「うるせぇ」 

「クソババア」 

「しゃべりかけんな」 

「だまれ」 

「宿題やらんからなって先生に言え」 
 

と、叫んでいます。

 

 


私は、自分の感情に負けぬよう、心に決め、

 

「お母さんは大好きだけど」 

「長男はお母さんが嫌いなの?」 

「悲しいな」 

 

と、冷静に伝えました。
 
 
 

荒れる前、21時までは普段よりも楽しく過ごしていました。 


指示、指摘、注意、命令系の事をすると豹変します。 


特に次男と娘を庇うと荒れ狂います。 
 

 

 


主人は、もう我慢の限界のようで、

 

「こんなわがまま我慢しなくていいだろ!!!」 

「いい加減にしろよ!」 

「これは注意するべき事だろうが!」 
 

 


険しい顔をして、力尽くで長男を押さえ込みます。 

 

 

長男を押されつける主人の手を、私は力づくで放そうとして、揉み合いになりました。

「もう私に任せて」 

「逆効果だって!」 
 


主人はそれが気に入りません。 

私を睨みつけてきます。 
 

 


24時間長男に対応している私はこれ位の事は慣れていました。 

たまに関わる主人は受け入れられないのです。 

今の長男の状況を本当には理解していないのです。 

私は私で、長男を刺激する主人に苛つき冷めた目で主人を一瞬見ました。 

 

最悪な気分でした。

夫婦間にまた溝が生まれます。 

家庭内が、一気に嫌な空気に飲み込まれました。 

先日約束した、長男を受け入れる覚悟はもう崩れています。 

結局、覚悟が緩いのです。

大人が感情に負け、大人の機能を果たしていない。

そんな感じです。

 


 
次男、娘は寝室に避難させました。

追いかけていきタオルでぶっ叩く。 
 

 

主人:

「やめろ!!!」 


 
長男に再び火が付く。 
 
 
 
次男は泣き叫びながら私を呼んでいました。 

娘を寝かしつけなくては。 

次男と娘が可哀想。

長男のせいで家庭内が引っ掻き回されている。 

毎日毎日こんな事が繰り返されていました。 
 


 
この争いが終わったのは午前1時半。 

地獄絵図でしかありませんでした。

 


 
入院レベルなのではないか?

家族が平穏な日常生活を送れない。

いち早く受診したい。

スクールカウンセラーも解決策を知らなかった。

「いち早く受診を!」と言っただけでした。

 


  
私も主人も、長男に殴られました。

私はタオルで滅多打ちにされた後、蹴り続けられました。

体が大きくなったら、と思うと、恐怖でした。
  
 
 
怒りや不安が私の中で渦巻いていましたが、見放さず何を言われても横で話かけ続けました。

長男は少しずつ冷静になりました。 

その後、私と2人きりになり落ち着くとネガティブな発言を1時間半、私に話続けました。


 

 

長男:


「はい、皆さん!学校爆破したい人ーーー?」 

「はーいパチパチパチパチ」 

「さんせーい」 

「そうだ、学校の周りを燃やせばいいんだ」 

「ねー、ダイナマイト買って」 

「爆破する」 

「鬼ごっこやったけど追いかけられなかった、くそつまらん」

「先生の話が長すぎた、くそつまらん」 

「発表なんてしたくない」 

「絶対休んでやる」 

「学校なんて意味がない」  

 

 

この子は今、負のエネルギーしかない。 

日常生活の中で避けて通れない些細な事を批判している。 
 
そんな一方的な会話を一時間半聞き続けました。 
 

私は一言も話していません。

永遠に聞かされていました。

絶え間なく、ぶつぶつぶつぶつ呟いていました。
 
 

そんな長男に、一切の助言をせず、私は頭の中で、こんな事を考えていました。

 

・この子、頭がおかしいな
・楽しくなければ苦痛を感じる病気 
・我慢できない病気 
・絶対病気 
・一緒にいたら、こちらが頭が変になる 
 
 

 

自分の子供が怖い。 
 


  
  
どうしたら良いか分からない。

 

主人には 
「今はとにかく平和に1日終わる様に対応しよ」 


「次男と娘を守ろう」

 

と話しました。