270 今を大切に生きる事
270 今を大切に生きる事
2022年9月
子育てが上手くできない私が、過去の【我慢させる、甘やかさない子育て法】を悔いていると、M先生は、下手な子育てを叱りはせず、
人間は過去を生きられません。
未来を生きることもできません。
今を生きるのです。
今を大切にする。
それだけですよ。
子供と過ごす時間なんて、あるようで、本当はとても短いのです。
今のうちに、たくさん、人の温かみを教えておきましょう。
本当に大切な今を、愛の溢れる時間にして下さい。
未来を心配するなんて無用です。
と励まして下さいました。
・・・
私はこれからは【勇気づけの子育て】をする事で、長男や次男の中から不安が抜けて、彼らが彼ら自身の行いに自信を持ち、人の評価を気にしない子にいつかなってくれたら、と思っていました。
【勇気づけの子育て】で次男は夏休み中、とても明るく、優しくなり私は喜んでいました。
夏休みが終わり、学校が始まると、朝からぐだぐだし、帰宅後も休日もゲームばかりで反抗的な次男を見て、私は、
あー【まだまだ】この子は全然根柢の部分が良くなっていないんだな・・・
と気分が落ちてしまうのです。
それでも学校から帰ってきた時に顔が明るく、私を見てニッコリ笑う日があると、とても嬉しかった事を覚えています。
M先生からは、
【まだまだ】というのは、親の勝手な理想と比べて、というだけです。
内面的な変化は、目を見張るほどのもののはずです。
親の描くあるべき子供の姿って、本当に、それが、子どもの理想の姿なの?
【まだまだ】なのは、親である自分自身です。
人格に、年齢は関係ないです。
と教えて下さいました。
私は、なるほど、私の中に長男と次男の理想の姿があり、その姿でなければ【まだまだ】と思っているのだな、そんな私が、今まで子供たちを苦しめてきたのだろうな、と先生の言葉に妙に納得しました。
とても不安の強い私は、将来この子たちはどうなってしまうのだろう?
ずっとこのまま、無気力で引きこもりなの?
などと、先の事ばかりをマイナスに考え、不安になっていましたが、先生の言葉を聞き、一日一日、丁寧に、温かく子供と接していれば、未来はきっと明るいはず、と思える日が増えていきました。